予想外にリベンジ

2006．11月29日（水）

チェンマイ

朝はかなり冷え込んだが、陽が出てくると一気に暖かくなってくる。アメリカンな朝食のあとトレッキングに出発。3時間くらいの歩きだが、何か昨日よりも疲れる。これは2泊3日コースじゃなくて良かったかも。2泊3日だとこの日は延々と歩き続けるだけという話だったし。というわけで、午前中はひたすら歩き続けて休憩＆水浴びスポットの川まで到着するも、みんな疲れて水浴びする気分になれず素通りして昨日のスタート地点まで無事帰還。そこには昨日ダウンして今朝バイクで運ばれたアメリカ男が待っていた。

昨日もそうだったがこのスタート地点近くの食堂でランチを食べているとき、周辺の中学校の学生が課外学習かなんかで大量に集まってきていた。何の課外学習かというと、

”観光に来ている外人に英語で質問してきなさい！！”

というものである。というわけで、昼食を食べている際にわらわらと学生達に囲まれる。そして次々に

”ホアット　いず　ゆあー　ねいむ？”

というお決まりの質問がひたすら繰り出される。自分達以外の欧米人たちに…。まあ、普通に考えたらおれらアジアンなんかより欧米人に英語で話しかけるのは当たり前である。おれら2人以外は全員欧米人だし、それも何十人といる。むしろ、おれらも質問する生徒側に周りたいくらいだ（泣）。というわけで、ぼーっとその課外学習のやり取りを遠目で見学してました。

清々しい朝

朝日がぁ

村ゲート

ランチの後、最後のイベントのバンブー・ラフティングをやりに向かう。まあラフティングとは言っても竹の筏でただ川下りするという感じ。雨季だと川の水量が増し、かなりスリリングなラフティングになるらしい。まあ今は乾季なので、川はすごく穏やかでのんびり川下りを満喫。ただ竹の筏ということもあって、ちょっと落差があるところに差し掛かるだけで水を思いっきりかぶってしまう。そしてかなりぐしょ濡れ。まあでもかなり清々しく快適な川下りであった。これにてトレッキングの全行程は終了。車でチェンマイ市内まで戻る。1泊2日の短いツアーだったが十分満喫できた。これで1200Bならかなりお手頃なアクティビティだと思う。

土産屋

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トレッキングから帰ってきて宿でビールを飲みながら一息ついていると、ふと壁に貼ってある広告に目が行った。ムエタイの広告であった。ムエタイといえば前回バンコクでちょっとした出来事があり、その時は見るのを断念していたのだ。 ふーん、と植木によって一部その広告が隠れていたので何気なくどけて詳細を見てみると、

”MIKE (Scotland) VS. THAI BOXER, WED 29 Nov 06. TICKET 400B ”

となっていた。へー、11/29に開催されるのかぁ。しかもスコットランド人のボクサー？チケットも400Bとは安いな…。

ん？…11/29って今日じゃん！！

すぐに宿のねーちゃんに話を聞いてチケットを即買い。しかもなぜか380Bで売ってくれた。いやー、まさか今回ムエタイを見ることになるなんて予想もしていなかった。前回バンコクで見れなかったので、これでリベンジできる。ムエタイに行く前に、レストランでガッツり飯を食い、ナイトマーケットで路上マッサージを受けてからボクシングスタジアムへ。このガッツり飯が後々災いの元になるとはこの時点では思いもしなかった…。チャーハン（小）を頼んだのに、とても（小）とは思えないほど大量のチャーハンが出てきて、それを多少無理して食ったのである。

まあとにかく、ムエタイは予想以上に白熱して面白かった。席もリングサイドの一番前で、キックの音やボクサーの悶え顔なんかもはっきりわかる。試合前の独特の儀式や試合中のタイっぽい音楽が何とも言えなく不思議 で面白い。試合は全部で8試合。最初の3試合くらいはお子ちゃまボクサーとか中学生くらいのボクサーの試合で前座にしてもびみょーだったが、4試合目以降はちゃんとしたボクサーが出てきてすごく白熱した試合 になり盛り上がった。そして賭けを楽しんでいる地元おっさんたちの盛り上がり方もすごかった。メインイベントのマイク（スコットランド人）が出てきたのは7試合目。試合開始前はかなり盛り上がったが、相手のタイボクサーが見るからに強そうで、2ラウンドであっさりKO負け。なんか拍子抜けだが、逆に噛ませ犬をつかった見世物ではなかったので良かったかも。全て終了したのは23時過ぎだったので、気温もかなり冷えこんだ。 身体も冷え夕飯をガッツり食いすぎたこともあって、今夜は宿ビールなしでおしまい。

スタジアム	ムエタイ	勝ったゼ
盛り上がる賭けおっさん	膝蹴り応酬	圧勝
蹴り	スコットランド人マイク	儀式
この試合がメイン	マイクピンチ！

1B(タイ・バーツ)≒3.3円

宿	Libra G.H　250B （ツイン：1人 125B）