激走旅日記アレジィ

なりゆきでふらっとタイへ

No.3

ちょっと離脱して郊外へ

2005.11月4日(金)

バンコク⇔ナコーン・パトム

やっぱり行ってないトコにも行きたい

今日はバンコク観光の目玉、王宮‐ワット・ポー‐ワット・アルンを観光しつつ買い物するという計画らしい。バンコク観光はともかく、買い物は全くする気が無かったので、今日はメンバーと別行動することにした。とは言っても、日帰りでいけるトコは限られていたので、近場のナコーン・パトムと言うところに行ってみることにした。なんでも世界で一番高い仏塔 (120m)があるらしい。というわけで、とりあえず王宮付近までいっしょに行動してそこから自分はバスでバスターミナルへ。と、ここでバスの料金が値上げされていることに気がついた。昔は赤バスで3.5B、その他のバスでも5B程度だったのだが、今回乗ったバスは7Bもした。後で調べてみたところ、近年2回ほどバスの値上げが行われたらしい。原油価格の高騰によるものらしいが、タクシーの値段は上がってないのでしっくりこない。まあそれでもたかが知れている値段なのでいいや。

バスターミナルにつくと都合よくナコーン・パトムによるカンナチャブリー行きのバスが出発するところだったので、すぐに乗り込む。1時間ほどででかい仏塔のある街、ナコーン・パトムについたのだが、特にバスターミナルや駅前に止まるわけでもなく、どこで降りていいか分からないまま気づいたら街を離れるところだったので、あわてて適当なところで降ろしてもらった。とりあえず遠くからでも十分目立つ仏塔、プラ・パトム・チェディへ。仏塔はたしかに高くてでかいが、土台がもともと高くて背を稼いでいる感じもした。土台も含めて120mなのだろうか。色も黄金ではなく普通のオレンジ色だし。ただこれほどでかくて高い仏塔は始めて見た。いつかミャンマーの黄金の仏塔を見てみたいな。
 


プラ・パトム・チェディ

アップ

裏アップ

回廊

エレベーター?

礼拝堂

ここはどこ?

仏塔を観光したら、もうこの街の観光はおしまいである。 近くにある市場をぶらついて昼食をとる。しかし、あまり有名な観光地ではないためか、英語が全く通じない。アユタヤとかはちょっと通じすぎるくらいだが、ここは全くダメだ。食堂で注文するのも難しい。メニューもタイ語でしか書いてないし。まあそういうのがまた旅っぽくて面白い 。


市場と大仏塔

市場の内部

というわけで、ガイドブックを頼りにバンコク行きのバスが発車する駅付近へ向かい、バスに乗り込む。やはり1時間くらいでバンコク付近へ近づくと、係員(運転手とは別の料金徴収の人)が乗客一人一人にどこで降りたいか質問していた(タイ語だったので分からないが、多分そうだと思われる)。もちろんバスターミナルと言っても通じなかったので、サーイ・ターイ(南バスターミナル)と言ってお願いした。一応通じたっぽいので安心していたが、気がつくと他の乗客はどんどん適当なところで降りていき、残ったのは自分ひとり…。と、係員が

”ここがサーイ・ターイだから降りろ”

と言ってきた(と思われる)。しかし、付近にバスターミナルっぽいところはない。さらびその係員が自分といっしょにバスを降りるよう言ってきた。よくわからないままバスを降りると、やっぱりここがどこだか分からない。しかし係員はしきりにここがサーイ・ターイだと言う。サーイ・ターイってバスターミナルのことじゃないの?ていうか、そもそもここってバンコク?と、しばらく言い争っていると、たまたま通りかかったおばちゃんが英語を喋れる人で、仲介役になってくれた。事情を話してここがどこだか尋ねると、とりあえずここはバンコクの西のどっからしい。ガイドブックの市内地図を見せても、地図内ではないようだ。とりあえず中心部の王宮付近に行きたいと言うと、ちょうどそのおばちゃんがこれから行く方向と途中まで同じなので、そのおばちゃんについていくことにした。まず行き先不明なソンテウ(路線トゥクトゥク)に乗ってしばらく行くと、 川岸にたどり着いた。どうやらここはチャオプラヤ川の対岸のようだ。そういえば対岸に王宮っぽいのが見える。そこから渡し舟で対岸に行くと、まさしく王宮近辺に無事にカムバック。いやー、一時はどうなることかと思ったけど、何とか無事に戻ってこれたよー。めでたしめでたし。

ムエタイが見タイ

バンコクへ戻ってきてまだ時間があったので、国立博物館へ行って見る。博物館へ行く途中に、例のごとく怪しいトゥクトゥクの運ちゃんが、

”今から博物館行くの?でも今は博物館は休憩中だ。だからトゥクトゥクに乗って…”

と、全く進歩のない騙し手口で話しかけてきた。ところでこの博物館、予想以上に広くて内容も充実しており見ごたえがあった。ていうか時間が全然足りなかった。タイの歴史から始まって、 各王朝ごとの仏像や装飾品類、巨大な山車など、とても充実していた。
 


外からワット・プラケオ

国立博物館

庭のゾウ

本当はその後久しぶりにカオサン通りにでもいこうと思っていたのだが、そんな時間もなく急いでホテルへ戻る。と言うのも17時過ぎにホテルでメンバーと合流してムエタイを見に行くことになっていたのだ。残念だがカオサンはあきらめよう。ちょうど17時過ぎにホテルへ到着して、合流後タクシーでムエタイ会場のルンピニースタジアムへ。

ムエタイ会場に近づくと、怪しげなスタッフ達がタクシーの前に立ちはだかって強引にタクシーを止めた。外国人だからムエタイを見に来たのだろうと察知していたようだ。しかしタクシーの運ちゃんがそれを振り払い、運ちゃん自ら僕らをチケット売り場へ連れて行った。何なんだろう?マージンでももらえるんだろうか?しかしチケット売り場へつくと、予想外の展開になった。チケットの値段が高すぎるのだ。窓口には英語で次のように書いてあった。

リングサイド:2000B
2階席:1500B
3階席:1000B

…。なんじゃこりゃー。リングサイドはかなり高いとは聞いていたけど、2,3階席もメチャクチャ高いじゃん。5〜600Bくらいで見れると 思っていたのでだいぶ差がある。しかもこれは外国人料金で、タイ人は2階席が580B、3階席が230Bとタイ語で書いてあった。あえて外国人には本当の値段が分からないようにタイ語表示をして、こそこそ2重料金を設定して外国人からボッタくるという考えになんか突然ムカついてきた。確かに途上国で外国人料金を設定するのは理不尽だけど当たり前になっているが、タイは今までそういう国ではないと思っていた。それがタイを好きである理由のひとつでもあった。が、それがこの瞬間に崩れ去った。残念だが、ムエタイの外人料金設定は昔かららしい。しかも徐々にその値段が上がっているようだ。ここでメンバーと緊急会議。予想以上に高い料金だが、どうしようか?2〜3階席も高いので見るんならリングサイドかなぁ。でも普通に6000円って、タイではありえない料金でしょう。 かと言って日本で考えるとリングサイドで6000円は安いよなぁ。と、いろいろな意見がでたが、とりあえずメインマッチは2時間後くらいかららしいので、先に夕飯を食べつつ見るかどうかを考えることにした。

 

 

…そして多数決の結果、3対1で

ムエタイをやめてオイルマッサージに行く

と言うことになりました。だってマッサージは安くて気持ちいし、オイルマッサージもやってみたかったから。というわけで、予想外に高いムエタイはまた今度ということにして、予想外にというかめちゃめちゃうまかった近くのレストランの夕食を満喫し、タクシーで軽く乗車拒否&ボッタくられながらも目当てのマッサージ屋へ到着しつつ、オイルマッサージは満員で結局普通の全身マッサージを再び受けて今夜はおしまい。


めも

1B(タイ・バーツ)≒3円

バス  バンコクナコーン・パトム  往30B 復40B

 

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