極寒観光修行

2005．12月4日（日）

ソウル⇔水原

夜はまた飲み会なので、昼は適当に観光タイム。オドゥ山グループと水原グループに分かれてそれぞれ出発。自分は前回オドゥ山へ行ったので、もちろん水原へ。ていうか、水原は自分が言いだしっぺだ。水原は世界遺産の水原華城や水原カルビ、それに韓国民族村などがある。水原へはソウル 市内から地下鉄で1時間程度。のはずだったのだが、途中の駅で列車がストップ。事故か何かがあったらしいが、もちろんさっぱり分からない。韓国人は列車を降りていったり駅員に文句を言ったりしていたが、自分らはどうもすることができないのでじっと待機。20分くらいたってようやく運転再開。めでたし、めでたし。そんな感じでゆっくりゆっくり水原へ向かっていったのだが、とにかく寒い。途中駅で止まるたびに冷たい外気が入ってきて身体にしみる。しかも昨日の飲み会のせいか、眠い。何でこんなに頑張って観光しに行こうとしているんだろう？ただの忘年会に来ただけなのに。

何とか水原に到着後、とにかく寒いのでセーターでも買おうとデパートに入ったが、全然あったかそうな服が売っていない。そういえば、韓国人はこんなに寒い気候の中、大して厚着もせずにケロッとしている。すげぇ…。軟弱イルボン（日本人）にはとても真似できない。そんな軟弱イルボンは観光案内所で日本語でいろいろ聞いて韓国民族村行きのシャトルバス無料チケットをもらって出発。もうこの時点で12時 前。これでは大して観光できないな…。民族村も水原華城もけっこう見どころありそうだし、水原カルビも食いたいし…。もっと朝早くに出発すればよかった。

観光民族村には伝統的な家屋や市場、展示館や博物館の他に、綱渡りやシーソー、馬芸などといった見世物もある。じっくり見ると結構時間がかかりそうだ。いろいろ見たいから、時間的に水原華城は今回あきらめることになるかもしれないなぁ、という心配は全く無用だった。少し見て周っただけで、もうギブアップ。

寒すぎです。

ああ、あったかいオンドル部屋で今すぐ眠りたい…。とりあえず博物館に逃げ込んで暖を取り、見世物の馬芸を見てからはすぐにレストランに入って暖を取る。もう無理。こんなところにずっといれません。綱渡りやシーソーは見たかったけど、これ以上ここにいることは拷問か修行、あるいは何かのプレイです。2時間くらいの滞在のあと、水原市内へ戻るあったかいバスの車内で幸せを感じてしまうくらいです。何と今日の気温は‐8℃。昔住んでいた札幌でもそこまで寒くなることは多くない。しかもその‐8℃の環境に+10℃の東京と同じ格好で来てしまったのがダメでした。ごめんなさい。でも頑張って水原華城も見に行きました。

韓国民族村	河	飛び石
昔の市場	何でしょう？	馬芸
馬の背で寝てます	弓	貴族の屋敷
壷軍団	韓国の集合住宅	すごいマンション郡だ
華虹門	城郭	長安門
韓国の鉄道

忘年会第2弾。昨日は宿のおっちゃんに良い焼き肉屋を教えてもらって大満足だったが、とりあえず今日はガイドブックに頼って海鮮鍋で有名な”オモ○チブ”というお店に行ってみた。ちょうど市内で何かのデモがあって、道路が封鎖され警官隊が大量に配置されていて物々しかったが、地下鉄はちゃんと動いていたので明洞にあるその店へ向かう。その店はちょっと路地に入ったところにあったのだが、一見しただけですごいツーリスティックで嫌な感じのする店だった。至るところに日本語が書いてあるし、SMAPの草なぎ剛が来店したなどと宣伝している。まあ多少ツーリスティックで高くてもおいしければいいや、と店に入ってみたのだが、やっぱりダメでした。値段が本当に高い。日本円で1000円単位の価格設定。しかもおばちゃんが高いものを強引に薦めてくる。結局、海鮮鍋とチヂミと蟹キムチを頼んだ。チヂミはまあおいしいのだが、蟹キムチはすごい食べにくいし、海鮮鍋も別においしくない。そして値段は高い。こんな鍋だったら日本でキムチ鍋の素でも買って自分で作っても大して変わらない。締めの雑炊やうどんを注文する気もうせた。昨日とは天と地の差。今回もちゃんと宿のおっちゃにオススメのお店を聞けばよかった。あとあとネットでこのお店の口コミ情報を発見したのだが、やっぱりダメな店みたいです。そういえば、前回 ソウルに来たときのガイドブックに載っていたビビンバ屋もたいしたこと無かったな…。ソウルではガイドブックに載っている店はハズレが多いのかも。失意の中、今夜も酒を買い込み、屋台でつまみを調達しつつ2次会へとなだれ込みました。

W1000（韓国・ウォン）≒120円　US$1≒120円

地下鉄	ソウル市内⇒水原　W1400
鉄道（ムグンファ）	水原⇒ソウル駅　W2800
宿	大元旅館の離れ　W18000