行くぞ!アンコールワット編

No.8

北を見に行こう

2002.9月30日(月)

バンコク−ソウル

機内食はカップラーメン

バンコク出発が真夜中だったので、飛行機に乗り込むとすぐにグッスリ。しかし機内食の時間にはしっかり目を覚ます。前方から順番にトレーが配膳されているが、驚くことにトレーに乗っていたものは、カップラーメンだったのだ!!機内食にカップラーメン?そんなことってありえるのか?周りを見てみると、みんな平然とカップラーメンを食べている。いよいよ自分に配膳されるときが来た。スチュワーデスさんは、”ライスorヌードル?”と聞いてきた。な〜んだ、普通のご飯も選べるのかぁと思ったが、つい

”ヌ、ヌードルっ!!”

と口走ってしまった。するとスチュワーデスさんはおもむろにカップラーメンを取り出してポットからお湯を注ぎだした。そのカップラーメンには

と漢字で書いてあった。あとあと知ったのだが、この”辛ラーメン”日本ではそこそこ人気があるらしい。ということで日本に帰る前に、お土産としてこの”辛ラーメン”を買っていった。しかしカップラーメンが機内食とはねぇ。これも韓国流なのだろうか?むしろビビンバや冷麺を出せと言いたい。ついでにもう一つ。自分が乗った飛行機の出発1時間後に、同じバンコク発ソウル行きの飛行機があるのはなぜなんだ?1日2本飛ばすんだったら、昼と夜に飛ばせばいいじゃん。夜中に2時間連続で飛ばす意味はあるのか?謎である。

北朝鮮を見にオドゥ山へ

ソウルに来ていきなり北朝鮮を見に行く人はあまりいないだろう。何で初めに見に行くことになったかは自分でもよくわからない。とりあえず高いエアポートバスに乗り、ソウル駅へ。すかさず金村まで列車に乗っていき、そこから歩いてバス ターミナルへ。しかしガイドブックに書いてあるところにバスターミナルなどなかった。辺りをうろうろ歩き回っていると、韓国人のおっちゃんが

”オドゥ山に行くの?バス停はあっちだよ”

と日本語で丁寧に教えてくれた。日本語をしゃべれる韓国人はけっこう多い。やはり隣国だからなのだろうか?いや、でもハングルを話せる日本人はそんなにいない。せいぜい”チョナンカン”くらいだろう。外国人が日本語をしゃべると言うのは、とても不思議な気分だ。韓国では外国語として日本語を勉強する人は多いのだろうか?まあそれはともかく、教えられたバス停はガイドブックが示した場所とは全然違っていた。


黄色のところにバスターミナルがあるはずだが
結局見つからず、MAP上のバス停を教えてもらった

30分くらいしてバスは来た。確か2番か3番のバスだったと思う。本当にオドゥ山に行くのか心配だったので、初ハングル語をサクレツさせた。

”オドゥサン、ガヨ?”

”ガヨ”がどういう意味か知らないが、英語で言う”TO”みたいなものだろうか?バスの運ちゃんは、”行くよ”(たぶん)と答えてそのバスに乗り込んだ。バスはどんどん郊外に向かって走り、30分ぐらいでオドゥ山に到着。

奇妙な日本語

展望台までは、バス停から無料のバスで行ける。バスを降りたところに、日本語の話せるタクシーの運ちゃんがいて、いろいろ教えてくれた。その運ちゃん、親切にソウルの安宿まで教えてくれたが、書いてくれたメモは全てハングル。一応電話番号も書いてあるが、電話してどないせいっちゅうねん。会話できんやろが。ありがたくかばんの奥にしまいこみ、そのまま一生眠りつくことに。

展望台に行くと、まず説明のビデオを見せてくれる。係員さんが、

”日本語のビデオは、4回です”

と説明してくれた。ふ〜ん、1日4回あるのか、と思ったが、しきりに”4回です”と繰り返して言うのでなんだと思ったら、”4回”ではなく”4階”だったようだ。イントネーションがびみょーに”4回”と言う風に聞こえていたのだ。つまり4階で日本語ビデオ流すからそちらに行って下さい、ということだったのね。日本語って難しいのね。日本人は我々2人しかいなかったが、4階の外国人専用フロアに通されてビデオを見せてくれた。そのビデオの内容は、現実なのかもしれないが北朝鮮をバカにするような内容だった。”向こうに見える高い建物は、北朝鮮があたかも裕福であるように見せるために、建てられたものです”とか”向こうの農民にはトラクターなどなく、いまだにすべて手作業で行っています”など。でも現実なのよねん。


川(イムジン河)の向こうが北朝鮮

ここには日本語のパンフレットが置いてあったが、明らかに日本人に添削してもらってないというのがバレバレな文章。日本では使われていない難しい漢字も多く使われている。そのパンフレットの最終行に

”韓国に来てこの展望台を訪れない人は、きっと後悔することになるでしょう。”

と自信たっぷりな表現で終わっていた。


パンフレット表

パンフレット裏

宿泊先はラブホテル?

オドゥ山を見終わったあと、ソウルに戻った。実際帰るのにはかなり苦労した。オドゥ山から駅に行くバスがなかなか来ない。近くにいた展望台の係員に聞いても、バスはちゃんと来るということなので、ずっと待っていた。バスを待っている客は他には誰もいない。普通みんな車で来るらしい。道端で座り込んで待っていると、1台の車が止まってくれて、”どこ行くんだ?”(ハングルだったが、たぶんこう言ってくれたと思う)と話し掛けてきたが、返答できるはずもなく残念ながら去っていってしまった。あそこで

”スッ、ステーションっ!!”

とか叫べば連れて行ってくれたかなぁ?また、他の車から夫婦が降りてきて、甘栗を差し入れしてくれたりした。そんなこんなで、バスは全く来ない。諦めてタクシーに乗ろうかと思ったそのとき、ついにバスは来た。待ち時間2時間。その後鉄道に乗ってソウルへ。

ソウルに着いたのは、午後6時近く。狙っていた安宿に向かうも、いっぱいで泊まれず、第2希望の安宿へ。たどり着くと、そこはどうもラブホテル街のようだった。実際部屋を見てみると、大きなダブルベットが1つドカンとあって、ラブホそのもの。これはさすがに泊まれん・・・。しかし別の部屋もあるということなので見せてもらう。こちらは、伝統的な韓国のオンドル部屋で、床に布団が2組用意されていた。これなら全然泊まれる。しかも、風呂トイレエアコンTV付き。これで25000Wなら文句はない。しかし昔は完全なラブホテルで、それを普通っぽく改造したような印象である。フロントには貸しビデオが置いてあるし。まあよい。

その後、韓国にきたらやっぱり焼肉!!愛用ナイフとトラベラーズチェックをなくしてすねまくってるAKASIを何とかなだめ、焼肉屋へGO。肉をガツガツむさぼり、焼酎をグビグビ飲んでチャルモゴッスムニダ。宿に帰ってからもいつものようにビールをグワーっと飲んで、また明日。


怪しげなホテル街


めも

1000W(ウォン)≒100円

エアポートバス

 仁川国際空港−ソウル駅 11000W

鉄道

 ソウル−金村 片道 1300W

バス

 金村−オドゥ山展望台前 片道 720W

【宿】

 花星荘 (ツイン) 25000W

     

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