激走旅日記アレジィ

東欧ってどんなトコ?編

No.16

どーですかぁー、ブラショフの街は?

2002.3月28日(木)

ブラショフブダペスト(ハンガリー)

ドラキュラ城のモデル

昨日いつの間にかブラン城への車をチャーターしてたので、朝からブラショフ郊外にあるブラン城へボロい車で行く。この車、ハンドルが70°くらい曲がってる(回転している)のに直進する世にもめずらしいシロモノである。ブラン城は有名観光地のくせに交通の便が悪いので、車を手配してもらえてある意味ラッキーだった。車には我々以外にも、マリア宿の旅行者グループがいて、その中の1人の日本人と同乗する。この旅行中に逢う日本人にはツワモノが多いが、この人もなかなかのツワモノだ。ただ今までのような生命力あふれる旅人ではなく、スーパーエリート超知的優秀建築博士的大学生在ハンガリーなのだ。見るからに頭よさそうで、実際頭もいいんだろう。おそらくT大学あたりの大学院生じゃないだろうか、いやそうにちがいない。ハンガリーに留学なんて、アメリカやイギリスに留学する一般的留学生とは人種が違う。まあそれはいいとして、期待していたドラキュラ城のモデルはショボかった。それ以上の感想はナッシング。


ドラキュラ城のモデル
ブラン城

いんたびゅう

ブラショフに戻ってきてから、同乗したスーパーエリートジャパニーズといっしょに街を観光する。今夜ハンガリーに向かう僕らは所持金がほぼ0だったので(最終的に1Reiも残さず使いきった)、そのスパエリさんがコーヒーや丘に登るロープウェイ代をおごってくれた。ロープウェイで丘の山頂に行くと、めずらしくアジア人がいた。しかもTV局らしくロケをやっている最中だった。どうやら韓国のTV局で、日本で言うズームインのような朝番組の旅行コーナーのロケのようだ。ちゃんと女性レポーターがいて、

”わぁ〜、きれ〜いっ!!”

とわざとらしいコメントをしていた。近くでその様子を堂々と見物していたら、カメラマン兼ディレクターが

”日本人ですかぁ?ちょっとインタビューさせてくださいよ”

と日本語で話し掛けてきた。このカメラマンは日本に留学していたということで、日本語でのインタビューをすることに。早速カメラが僕の方を向く。じゃあ、いきますよ〜、とカメラがまわり、カメラマンが前振りというか質問をする。

”どうですかぁ〜?”

はい?いきなり”どうですかぁ〜?”とくるか!?なんて抽象的且つディフィカルトTOアンサーな質問なんだろう。僕はただ

”はぁ、きれいな街っスね”

としか答えられなかった。すると

”どこらへんがきれいですかねぇ〜?”

とさらに質問。

”どこらへんって言われても、きれいなモノはきれいなんだよっ”

と答えたかったが、そこはグッとこらえて

”山あいの街がきれいに雪化粧をしてるとこザマス”

と頭をスーパーフル回転させてとっさに答えた。”雪化粧”なんて少しわかりにくい日本語使っちゃったなぁ、ちゃんと訳されるのかなぁ?というより本当に放送されるのか?実際されたんだろうか?

その後いきなり体調がおかしくなり、ゆっくりベッドで寝たいと思うもその願いは届かず、超硬いハンドグリップを笑顔でガシガシ握りつぶしていたグッレグからブダペスト行き夜行列車のチケットを手渡され、ブルブル寒気に震えながら寝台に揺られてルーマニアを後にしたのでした。


教会

丘の上から見るブラショフ

めも

1000Rei(ルーマニア・レイ)≒4円

車チャーター

 ブラン城とその他 150,000Rei

夜行列車

 ブラショフ−ブダペスト 35ユーロ

【宿】

 夜行列車

     

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