激走旅日記アレジィ

やっぱ南米でしょ。編

No.17

世界の奇人変人

2003.3月12日(水)

ウユニ

世界一周?

ここは標高4000Mくらいの高地である。歩くだけでもすぐ疲れるので、うっかり走ったりすると死にそうなほど息がゼエゼエする。そんな環境でジョギングするおかしい人がいた。同じ車に乗っているオランダ男である。彼は言った。

”一緒に走らないかい?いい運動になるぜ、ベイベー。”

もちろん丁重にお断りした。こんなところでジョギングしたら、心臓発作でも起こしかねん。そんな変態には付き合ってられない、と思っていたら、さらにおかしい人に出くわした。宿泊地から出発し、相変わらず標高4000Mの高地をひた走っていると、同じように走っている2人組みを見つけた。僕は唖然とした。彼らが乗っているのは車でなく、自転車だったのだ。この人たちはいったい何を考えているのだろうと疑問に思い、ちょっとインタビューしてみた。

”僕らチャリで世界一周してるところじゃけん。”

…なるほどなるほど、自転車で世界一周ですか、ほうほう。世の中には不思議な人がいるもんじゃなぁ…。もうちょっとインタビューしてみると、彼らはフランス人で、パリを出発して中東、東南アジアを経てオセアニアに渡り、それから南米に来たのだとおっしゃった。ここまで約7ヵ月半かかったともおっしゃった。僕らにはスポンサーがいるともおっしゃってた。水はそこら辺の湖で補給してるとのことでございました。というわけで、僕らの今日のプランは高山にある湖めぐりである。

標高4500M突破

昨日の真っ白い世界とは一気に変わって、ひたすら荒野荒野荒野である。そんな荒野に現れる湖にフラミンゴがいたりするからビックリである。さらに湖の色が赤かったり黄色かったり緑だったりするのでさらにビックリである。しかもいつの間にか標高4500Mを突破してたりするからさらにビックリである。そして、国立公園の入場料として$4取られると聞いていたのに、$5に値上げされており、おまけに新しくてキレイなお札しか受け取ってくれないということでますますビックリである。ボリビア通貨でももちろん払えるが、もうボリビアを出国する僕らはBs.3しかない。ボリビア通貨の場合はBs.25、$4未満であるからありゃこりゃビックリである。


フラミンゴの集団

火山らしい

うさぎくん

標高4500mの奇岩

ラグーナ・コロラド
 

ヒリヒリ

今夜の宿はまた合宿所見たいなとこで、ツアー客全員が同じ部屋、つまり8人部屋である。もちろん男女混合。なんか収容所みたいな感じ。電気はやはりきてない。今夜の夕食はスープとパスタ。これに対してオランダ男とKEYが不満炸裂。

”量がすくねぇ、もっとだせぃっ!!”

と文句を言い、大量の米とトマトスライスが彼らに与えられた。そのほとんどをKEYが平らげてしまい、食後にウイスキーで乾杯。余談だがここにきて自分の顔が恐ろしいことになってることが判明した。連日の強い日差しとウユニ塩湖の照り返しで、顔がほとんどやけど状態。皮も何回もむけた。顔だけでなく頭の皮もペリペリむける始末。高地では日焼け止めが必須ですな。


収容所みたいな宿


めも

US$1≒120円 Bs.1(ボリビアーノ)≒16円

   

     

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