激走旅日記アレジィ

スーパーG.Wはアフリカで。

No.7

ミラクル

2005.4月29日(金)

ソススフレイオタヴィ

ほ、ホイールカバーが無くなってる…

朝日を見るために4:30に起床。砂漠の朝は結構寒い。夜までは寝袋なんかいらないくらい暑かったが、0時過ぎからどんどん気温が下がって結局寝袋にくるまって寝ていた。さっさと片付けて出発したかったのだが、AKASHIの寝起きがすこぶる悪い。

”えー、本当に行くの?ねみーよ。やだなぁ。”

とぶーぶー文句を言いまくる。もちろん眠いのは同じだが、せっかくここまで来て眠気に負けて砂漠の朝日という貴重な体験を逃したくない。なんとかAKASHIをなだめて5時過ぎに出発…、しようとした時だった。AKASHIが衝撃的な発言をした。

”あれ?左前輪のホイールカバーが無くなってるよ。”

え、えーっ!!確かめてみると、本当に無い。たまたま昨日セスリウムに到着する直前に撮った車の写真があり、その写真にはちゃんとホイールカバーが写っていた。ていうことは、昨日のセスリウムからソススフレイまでの往復中に取れた可能性が高いな…。たしかにソススフレイへの道は穴だらけでかなり衝撃を受けた。その衝撃でホイールカバーが取れてしまうことは十分ありえる。…まあ、車の走行には問題ないのだが、レンタカー返却の際にめんどくさいことになるなぁ…。多少の弁償は必要になってくるだろうし。ちょっとブルーな気分になりつつ、朝日を見にDune45へ。

 
ホイールカバーがぁ…
 

ありえない奇跡

Dune45に着いたのは、朝日が昇る直前。急いでDune45の頂上まで登る。頂上にたどり着くとちょうど朝日が…。完璧なタイミングだ。昨日は夕日も見れたし文句無しだ。ただホイールカバーがなぁ…。

ナミブ砂漠を終了して、今日は次なる目的地のエトーシャに向かう。一応帰り道に、無くしたホイールカバーがどっかに落ちてないか探しながら車を走らせる。とは言っても、無くした可能性のあるセスリウム〜ソススフレイ間は60kmもあるし、無くしたのは昨日だからもうどっかに吹っ飛んでしまったかもしれないし…。道にはそれっぽい石がいっぱい転がっていて、これでは見つけるのは無理だな…、とあきらめかけたところ、なんか自然のモノにしては不自然な?平べったい物体が目に入った、ような気がした。あっ!!と叫んだものの、どーせ石だろうと無視してもいいかなと半分くらい思ったが、一応念のために確認してみようと、怪しい物体を発見したトコまで少し逆戻りしてみることに・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”あっ、あったー!!!”

あ、ありました!!マジかよ、信じられねー。本当に見つかるとは。まさにミラクル。奇跡としか言いようが無い。こんな砂漠で無くしたモノが見つかるなんて。もうこれは全ての運を使い果たし てしまったというくらいの出来事だ。いや、実際に全ての運を使い果たした大事件が今後起きてしまうのだが…。まぁ、それは置いといて、とにかくほとんど発狂状態だった。いやー、人生いろいろありますな ぁ。


砂漠の朝日

砂丘の尾根を歩くオレ

奇跡的に発見!

あやしげなキャンプ場

ホイールカバー発見という奇跡のあと、なぜか黒人のにーちゃんを乗っけてまずウィントフックへ戻る。たまたまセスリウムからウィントフックに向かおうとしてたところ、

”乗せってくだせぇ、おねげーしますだ。”

と、頼まれてしまい、黒人を乗っけるのはちょっと恐怖と抵抗があったけど、まあ奇跡が起こった後だからいっか、と言うことで乗せていくことになりました。相手は1人だし、なんかしてきてもこっちは2人だから大丈夫だろう。実際この黒人のにーちゃんは悪い人じゃなかったし、ナビ役のAKASHIがまだ朝早く起こされたせいで機嫌が悪く、ナビもびみょーに投げやりだったのでこの黒人のにーちゃんにナビしてもらって、昼過ぎにウィントフックに到着。黒人のにーちゃんと別れたあと、豪華シーフードランチを食べてまた出発。

こっからエトーシャまでは400km以上。なるべく今日のうちに近づいて、明日はゆっくり見てまわりたい。ただ、ちゃんと泊まれる場所が見つかるかどうかがちょっと問題。夕方19時前、エトーシャまではまだ距離があったが、今日は朝早くから行動して疲れたし、時間的にもそろそろかなと思って、オタヴィという街で泊まることにした。持ってる地図にはこの街にキャンプ場のマークがついていたので、そこに泊まろうということに。ただ、もうすっかり暗くなっていて、ちゃんと発見できるか怪しくなってきた。実際、そのキャンプ場を発見できずに街を通り過ぎてしまった…。しばらくそのまま走っていたが、一度引き返して街中のガソリンスタンドで聞いてみることにした。そこで仕入れた情報によると、そのキャンプ場はこの街から5〜10km離れたところにあるらしい。

とりあえずその情報を頼りに探してみて、見つからなかったら次の比較的大きい街(ツメブ)でホテルでも探そう、ということにした。で、実際8kmくらい走ったのだろうか、ちゃんとそのキャンプ場を発見!!ただ、もうゲートが閉まっていたし、やってるのかどうかもわからない感じだった。そこへ怪しい黒人達(しかも英語が通じない)が何人か集まってきて、取り囲まれてしまった。うーむ、なんか嫌な感じ・・・、逃げようか?とここはあきらめて走り出そうとしたとき、英語の話せる黒人のねーちゃんが現れ、ちゃんとキャンプ場はやってると、中まで案内してくれた。ゲートは閉まっていたのだが、鍵はかかっておらず勝手に開けて入って良かったそうである。キャンプサイトはゲートから2kmほど奥地に入ったところにあった。キャンプサイトにたどり着くまで、いくつか鍵のかかっていないゲートがあったのだが、最後のゲートには番犬ならぬ番牛がいて、AKASHIがそのゲートを開けようと車外に出ると、その番牛がのそのそっとAKASHIに向かってきた。何とか番牛をかわしてキャンプサイトに到着すると、ちゃんとオープンしていて客もいた。 ここのキャンプサイト(Zum Potjie)は、ドイツ人オーナーが経営するけっこうキレイなトコで、ホットシャワーも浴びれて、ついでに洗濯もしてしまった。そんなわけで今日もテント泊。よく考えたら、海外でキャンプするのは今回の旅行が初めてだ…。


キャンプ場

洗濯しちゃいました

番犬もちゃんといる

番ダチョウ
   


めも

US$1≒108円 N$1(ナミビア・ドル)=R1(南アフリカ・ランド)≒18円

※ナミビアでは南アフリカ・ランドがそのまま使える(逆はダメ)

宿  Zum Potjie キャンプ場(テント泊) N$30

 

激走旅日記アレジィ

 

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