激走旅日記アレジィ

スーパーG.Wはアフリカで。

No.8

ふつーに野生動物

2005.4月30日(土)

オタヴィエトーシャ国立公園(Okaukuejo)

目の前にふつーにいます

さて、エトーシャ国立公園である。エトーシャ国立公園はサファリができるのである。はっきり言って、ナミビアはナミブ砂漠だけ見れればいいと思っており、まさかサファリができるとは思ってもいなかった。そもそもサファリと言えばケニア、タンザニアが有名で、ここら辺以外でサファリができるとは知らなかったし、できたとしてもたいしたこと無いと思っていた。

というわけで、朝キャンプ場を出発してエトーシャへ。Namutoniという街のゲートで国立公園入場料 (ソススフレイと同じ、1人N$30、車N$20、もうすぐ大幅値上げ予定)を払いサファリスタート。ここのサファリは、サファリトラックで園内を周るという一般的な方法以外に、自分の車でも園内を勝手に走れてしまうのである。ただ、園内では人間と動物の安全および保護のため、車外に出ることは禁じられている。国立公園と言っても柵があるわけではなく、園内に入る道にゲートがあるだけなので、動物はこの国立公園内だけにいるわけではない。自由に行き来できるのだが、このエトーシャにはエトーシャ・パンと呼ばれる大湿原があり、動物達が集まっているのだ。

園内に入るといきなりふつーにキリンがいる…。ヤラセじゃないの?っていうくらいふつーに動物達が住んでいる。すげー…。さすがに車である程度近づくと、動物達は逃げてしまうが、本当に目の前で野生の動物達が見れてしまう。しかもそんなトコを自分で運転できてしまう。動物と並んで走ることも できる。うーむ、すごいところへ来てしまった…。


自分達の車に驚いて、
あわてて転ぶ子キリン

そこへ親キリン登場

 

ぼうや、大丈夫かい?

 

やれやれ

スプリングボック

オリックス

シマウマ

ブルーなんたら

草を食べるキリン

大物が見たいっ

さて、いきなりキリンにビックリしてしまったが、その後もシマウマやスプリングボック、オリックス、ブルーワイルドビーストなどいろんな動物達が現れた。車の走れる道路の近くに現れることもあれば、遠くの平原に大群でいることもある。今の季節は雨季から乾季への移行時期だったので、まだ水が飲める場所がいろんなところに存在するようなのだが、完全な乾季になると水は限られた水場でしか飲めなくなり、動物達は必然的に水場へ集って来るようだ。そういう時期では水場に行くと、かなりの確率で動物に出会えるらしい。というわけで、今のシーズンはあまり水場へ行っても、動物達が集まって来るということは無く、いろんなところへ散らばっていた。

キリンやシマウマなど、最初のうちは毎回車を止めて見とれていたのだが、だんだん慣れてきて、

”あ、またシマウマ軍団かぁ…。”

と、あまり驚かなくなってきてしまった。慣れというものはコワイですなぁ。そろそろ別の動物、そう、ゾウやライオンといった大物が見たくなってきた。ところで”ビッグ・ファイブ”と言われる5種類の人気の高い動物達がいる。その5種類とは、ゾウ、ライオン、サイ、ヒョウ、バッファローである。これらの大物は、シマウマやスプリングボックといった小物に比べて数が少なく、出会うチャンスも高くは無い。また、これらの動物は危険な動物でもある。ゾウは草食だしそれほど危険だと言うイメージはないが、怒るとその巨体で体当たりしてくるらしい…。ちなみに、この”ビッグ・ファイブ”は南アフリカの紙幣のデザインに用いられている。まだ自分達はこの”ビッグ・ファイブ”の1種類も見れていない…。

これらの大物を探すべく、さらに車を走らせると、1台の車(ベンツが)ぬかるみにハマってスタックしていた。一応助けようと、シートベルトをロープ代わりにして牽引してみたが、こっちは所詮小型車なのに対して相手は重量級のベンツ。全く引っ張り出せるパワーは無い。自分達では助けられないので、何とか助け(ランクルなど4WD)を探してくる、と言ってその場を去って今日泊まる予定のキャンプ地へ車を走らせた。キャンプ地へ向かう途中、とある場所で数台の車が止まっているのを発見。なんかいるのかなぁ、と様子を見る…、ことも無くすぐに状況がわかってしまった。ゾウである。さすがにあの巨体は目立つ。みんなゾウを見てるんだなぁ、と僕らもその場所へ向かおうとすると、すぐに見失ってしまったが何かライオンの後姿っぽいのも見えた。そしてその車が数台止まっているところにたどり着くと、なんとライオンもしっかりいましたっ!!ゾウとライオンのコラボレーション?である。ゾウは1匹だけだったが、ライオンが続々と集まってきだして、ゾウ1匹+ライオン5〜6匹という光景になった。うぉー、すげぇ…。ゾウはライオンを気にすることも無く、水をただ飲んでいた。ライオンたちはその水場の周りに特に何をするわけでもなく集まっていた。他のシマウマなどの草食動物たちが危険を感じて100m程度その場から離れだしたのに、ゾウは我関せずという感じ。さすがだ。そのありえない光景にぼぉーっとしてしまい、車のエンジンを止めるのも忘れてしまっていて周りから注意されてしまった。しかしそれぐらいすごい光景だった。スタックしていたベンツのことも気になったが、その場をすぐに離れることはできなかった…。幸いそのベンツも、僕らの後にすぐに4WDが通りかかって助けられたみたいで、 僕らに追いついてきた。いやー、生ゾウに生ライオンまで見れてしまって大満足。なかなかやるな、エトーシャ。


象とライオン

続々とライオン

もっとライオン

やっぱライオン

後ろにもライオン

しつこくライオン

ちょっとしたミス

最後にゾウとライオンを見れて大満足し、今日のキャンプ地、Okaukuejo(オカウクエホ?)に到着。ここはエトーシャ国立公園内にある街である。街と行っても観光用の施設があるだけ。今日はここのキャンプサイトでテント泊。先日のソススフレイと同じで国立公園内なので、1サイトN$240と高い。と、ここの受付でちょっとしたミスが発覚。ここエトーシャには1泊2日の予定で来ていたので、Namutoniという街のゲートで国立公園の入場料を2日分払っていた。しかし、実際は1泊2日だと1日分でOKらしいのだ。日本人的な感覚だと2日いるんだから2日分必要じゃないの?って感じだが、どうもここは1泊=1日分らしい。ただ0泊でも1日分は必要。まあN$30なので、払いすぎたけどしょうがないな、と思ったのだが、ここの受付のスタッフ達が何とか払い戻しできないかいろいろ連絡してみてくれた。だが、結局はエトーシャに入ったNamutoniでじゃないと払い戻しはできないとのこと。しかし、ここからNamutoniまで戻るのは相当面倒だし、そこまでしてN$30返してもらわなくても…、と言う感じだったのだが、翌日もう一回確認してくれたり、ウィントフックでも払い戻しできないか連絡を取ってくれたり、結局は戻ってこなかったものの、いろいろしてくれたので何かスッキリ。しかもやたら申し訳なさそうにしてたし。

そんなこともありながら、今日もテント泊。周りの白人達は相変わらず大人数ですごい装備と車でキャンプしているのに対し、僕らは隅っこでわびしくカップラーメンをすすって星を眺めていました…。


公園内の街

またキャンプ


めも

US$1≒108円 N$1(ナミビア・ドル)=R1(南アフリカ・ランド)≒18円

※ナミビアでは南アフリカ・ランドがそのまま使える(逆はダメ)

宿  キャンプ場(テント泊) N$240

 

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