激走旅日記アレジィ

パプアでダイビング!?編

No.7

マラリアの恐怖

2004.5月28日(金)

バラキアロタウ

お前らどっから来たんやっ?

バラキの朝は自然に始まる。適当に起きて、適当に朝食を食べて、適当にぼぉーっとしてから散歩に出かける。ここでやることと言えば、ブッシュウォーキング、シュノーケリング、そして散歩。ブッシュウォーキングは面白そうだったが、靴がサンダルだったと言うことと時間が結構かかると言うことでパス。シュノーケリングはまあ昨日やったし、適当に散歩でもしよう、と言うことになった。特に目的地はないのだが、とりあえず昨日沈船シュノーケリングをしたワガワガ方面に行ってみる。南の島での散歩はなかなか気持ちがいい。途中の村には小さなお店や病院、教会、そして学校もあった。

いくつか村を通ったのだが、途中の村々に入るたびにブッシュナイフという蛮刀を肩に担いだ若いにーちゃんに、

”よう、おめーらどっから来やがったんだコノヤロー”

と、脅されまくった。隙を見せたら、そのナイフでスパァーンと首をはねられそうな雰囲気だ。

”えっとぉ、日本です。怪しいものじゃないです。”

と答えると、

”ちげーよ、今どこから来たのかって聞いてるんだ”

は、はぁ、バラキって村です、と言うと、

”あー、そっちにあるバラキなんだぁ。どーもです。”

と、突然フレンドリーになる。なんだろう、集落同士の対立とかあるのだろうか?ここで下手なこと言うと、スパァーンと首はねられてしまうのか?だが各集落で毎回ナイフにーちゃんに止められて同じ質問されるたびに、バラキと答えると特に問題はなかった。どうやら、近くにマレーシア資本の材木会社があって、その会社が木を伐採しまくっていることに反感を抱いているようだ。そこの会社で働いてる奴かどうかをチェックしているみたいだ。やれやれ。でも、もしその会社の関係者だったらどーなっちゃうのでしょう?
 


ピーターとシェリーの家

3匹並んだカスカス

三つ巴

宝箱?

天気はまあまあ

ウォーキング

河もジャブジャブ渡る

野良ブタ

写真とって

学校で大注目される

南国っぽい

バラキの朝食もシンプル

さらばバラキ

散歩を終えて適当に海を見ながらぼぉーっとしてるとシェリーがランチを持ってきてくれた。なかなかのんびりできていいところだ。でも、もう明日は日本に帰らなければならない。バラキにお別れして、再びディンギで湾を渡りアロタウに戻る。今日は湾の波が高くて全身海水をかぶりまくり、アロタウ到着時はもうズブ濡れになっていた。ピーターともここでお別れ。最後に、

”ここに泊まった日本人は君達が始めてだ。もっと日本人にこの村のことを宣伝して欲しい。”

と、頼まれてしまった。そういえば、昨晩も日本でマッドクラブは売れるのか?、とか、どんな魚が高く売れるのか?などと言う話題に興味心身だった。このビレッジステイも本当はオージーの家じゃなくて純粋な現地人の家に泊まりたかったのだが、まあおもしろい体験ができたので良かった。


子供と野良ニワトリ

木に登って遊ぶ子供達

おおはしゃぎ

憩いのベンチ

お見送り
 

まらりあ

とりあえずビールを買って宿に戻り乾杯、と行きたいところだったのだが、またしてもビールが買えなかった…。な、なぜだぁ〜?今日はまだ15時なのにぃ。普通にスーパーも開いてるのにぃ。なぜ酒屋だけ閉まっているんじゃー!!と、発狂寸前。どうやらここパプアでは金土日は酒屋はクローズするらしい。なぜかというと、基本的にこっちの給料は毎週金曜に支払われる週給制で、給料が入った日とその週末に酒屋を開けてしまうと、パプア人が給料をつぎ込んでビールを買いまくり、酔っ払って暴動が起きるかららしいのだ。…本当なんでしょうか?なんて激しい国民なんでしょう。さらに、大体のパプア人は週末でその給料をほとんど使い切ってしまうらしい。だから金土日と酒屋を開けなければ、もうパプア人にビールをたくさん買うお金はなくなり、暴動は起きなくて済むということになる。

と言うような話を、パプア最後の夕食を食べに行ったマスリナロッジで出会った青年海外協力隊の方々から聞きました。で、ちょうどそのうちの1人が今日病院で”お前はマラリアだ!”と診断されたそうだ。え?マラリア?確かにここパプアは結構マラリアが多いらしいと言う話は聞いていた。ダイビングショップのスタッフからも、”ビレッジステイなんかしたら絶対マラリアになる”、と脅されていたし。予防薬と言うものもあるらしいのだが、今回は特に服用していない。それに自分はもともと蚊に刺されにくい体質なので、大丈夫だろうと考えていた。逆にAKASHIは刺されやすいので、かなり気にしていた。マラリアになると3〜4日すごい高熱が出てとても苦しむらしい…。さらに日本では症例が多くないので、治療に時間がかかるらしい。マラリアの潜伏期間は様々で数週間とか数ヶ月。協力隊の人たちもパプアでマラリアを経験したことがけっこうあるようで、実際感染率は高そうだ。治療すれば直る病気らしいが、数日間入院しなければならないらしく、仕事に支障をきたす。マラリアなんかで 有休使いたくないよぉ。ドキドキワクワクしながら最後の夜は更けていった…。

ブアイ

バラキから戻ってきてビールを買えなかったので、代わりに覚醒作用のあるブアイと言う果物を市場で買っていった。何でもこのブアイを噛むと、気持ちよくスパークしてしまうことができるらしいのだ。このブアイと石灰、それに生のマスタードをいっしょに口に入れてくちゃくちゃ噛んでいると、口の中が真っ赤になり気持ちよくなれるらしい。ここパプアでは子供から大人までいつも噛みまくって口を真っ赤にしている。というわけで、僕らもチャレンジ…。

”まずい。”

全然おいしくない。 そりゃあ、ブアイやマスタードはまだしも石灰を食べてるんだから…。噛んでいるうちにどんどん口の中が赤くなり、少しずつ頭が熱くなりだした気がしたが、ブアイ自体があまりにもまずいので、すぐに噛むのをやめてしまった。味はおいしくはないが、ちょっと気持ちよくなれるし値段もめちゃめちゃ安いので、パプア人にとって必須アイテムなんだろう。僕にとっての必須アイテムは、やはりBierまたはCervezaもしくはPivosていうかBeerやっぱり麦酒です。


スパークするブアイ


めも

K1(PNG・キナ)≒40円 US$1≒110円

宿  Grettaの隠しバンガロー  K37.5 (2人でK75)

 

激走旅日記アレジィ

 

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