インドなんか行きたくない 編
No.8
価値のあるボッたくり2006.2月19日(日)デリー→アグラー |
間に合うか? |
1時間遅れで出発した列車は遅れを取り戻すことなく、逆にさらに1時間遅れやがりニューデリー駅についたのは14:30。次に乗る列車が15:00発なので同じ駅なら時間的に全く問題ないのだが、乗り換え列車はこのニューデリー駅から5〜6km離れたところにあるNizamuddin駅 発。もうダメかな…。ニューデリーには地下鉄があるのだが、残念ながらまだ一部路線しか開通していないく、Nizamuddin駅へは大混雑ニューデリー市内を リキシャーとかで突っ走らなければならない。まあそれでも列車の出発が遅れてくれることを願って駅へ向かうことにした。ただNizamuddin駅始発列車なので遅れることはあまり期待できなそうだが…。 さて、市内移動と言えばリキシャーであるが、ここは悪名高きニューデリー。多少のボッタクリは覚悟しなければならない。というこで寄ってきたリキシャーの運ちゃんに事情を話すと、 ”おーけー。大丈夫だ。俺に任せておけ。” と、全く信用できない言葉を言ってきた。料金の事を聞くと、”メーターで”とのこと。とりあえず時間がないので、このリキシャーに賭けてみることにした。リキシャー駐車場が大混雑で駅から出るまで一苦労したが、その後は以外にスムーズに進む。と、ここでリキシャーの運ちゃんが、 ”やっぱり料金はTWO、FIVEね。” と言ってきた。TWO、FIVE?ってRs.25?すごい普通の値段じゃん。とその時は深く疑わなかったが、まさかここ悪名高きニューデリーでそんな値段で行ってくれるわけがないことは考えもせずにOKしてしまった。リキシャーはかなりのスピード(とは言っても所詮リキシャーなので車には負ける)で飛ばし、車両の間をすり抜けつつ14:50すぎにNizamuddin駅、の前までは行ってくれずになぜかちょっと離れた人気のないところで停車。そして料金を払おうとすると、 ”Rs.25?違うよ、TWO、FIFTY、Rs.250だよ。急いであげただろ?”
…やっぱり来たか。さすがニューデリー、恐るべし。普段なら思いっきりもめて喧嘩するところだが、何しろ時間がない。それに確かにこの運ちゃんが急いでくれたおかげで列車に間に合いそうなのは事実だし、Rs250払う価値は無くもない。この列車を逃すと予約したチケットが無駄になるだけでなく、ここで次の列車まで2時間以上待たなければならない。そんなわけで、Rs.250を投げ捨て急いで駅へ向かう。しかし、リキシャーが駅前まで行ってくれなかったせいで、かなりの距離を走ることになった。リキシャーの運ちゃんはボッタクリでもめてるところを他の人に見られないように敢えて駅から離れたところで止まったのかも知れない。恐るべし、ニューデリー。そんなわけで、何とか駅に辿りつき、運悪く一番遠いホームに止まっている列車のところまでさらに走り続け、出発5分前に列車に飛び乗った。ふぅ、まあボッタくられたけど、列車に乗れたからこれは”価値あるボッタクリ”、と言うことにしよう。 |
インディアンセレブ |
というわけで、デリーは30分で何も見ずに通過。バラナシからの列車が遅れなければ、ちょっとは観光できたかもしれない。デリーはそれほどメジャーな観光スポットは無いが、個人的に見たいものがあった。それは、 ニューデリー駅の外国人用チケットオフィスへの道を通せんぼしているインド人 である。外国人がそのオフィスに向かおうとすると、悪徳インド人が通せんぼして ”今はフェスティバル中だからオフィスは閉まっている。旅行代理店ならチケット買えるぞ。” と、無理矢理悪徳旅行代理店に連れて行かれて、ボッタクリツアーを組まされるという手順だ。本当にそんなインド人がいるのか実際に見てみたかった。 アグラー行きの列車は順調に走る。今回は短い距離だが一応ACクラスを予約していた。よって同乗しているインド人もやっぱりレベルが高い。その中の1人に、インドではめずらしいセレブっぽい感じのお姉さんがいた。普通インドの成人女性はサリーを着ているが、この人はTシャツにジーパン、そしてサングラスという格好をしていた。やはり首都だけあってそういう人もいるんだな。で、その人と話をしていると、アグラーのオススメホテルを教えてくれると言うので、ガイドブックのホテルリストを見せてみた。 ”あぁ、このアマールはいいホテルよ。とてもキレイでリーズナブルだし(¥5000〜)。それからこのマンシンパレスもいいわ(¥8000〜)。それから…” もういいです(涙)。さすがセレブインド人、薦めてくるホテルからもそのセレブっぷりが伺える。僕はその後も一応話を聞き、お礼をいってアグラー駅で別れました。そしておとなしく狙っていたタージ・マハル近くの安宿(¥560)にリキシャーで向かいました。 |
めも | ||||
Rs.1(インド・ルピー)≒2.8円 US$1≒120円 |
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