激走旅日記アレジィ

インドなんか行きたくない 編

No.2

いろいろめんどくさい

2006.2月13日(月)

カルカッタバラナシ

チケット買うのもめんどくさい

カルカッタは特に見るものもないので、さっさと次の目的地に向かうべく今夜のバラナシ行き夜行列車のチケットを買いに行った。泊まった宿で怪しいネパール人が、

”鉄道予約オフィスはすごい混んでいる。旅行代理店を使ったほうが良い。”

と、なんだか怪しげなことを言ってきたが、無視して予約オフィスへ。予約オフィスには外国人専用窓口があってそんなに混んでいなかったのだが、1人の客がチケットを買うのにすごい時間がかかったいた。さらに係員のなかにすごい感じの悪いおっさんがいた。整理番号順に受付していたので前の客が終わるとそのうち次の番号を呼ぶのだが、呼ばれたら1秒以内にカウンターに着席しないと容赦なく飛ばされる。待合室の椅子に座って待っていると間に合わない。立ち上がってカウンターに向かっているのが見えていても関係ない。このせいで、何人もの外国人旅行者が容赦なく飛ばされた。講義しても無駄。何とか別の係員に状況を説明して受付してもらえた人もいたが、不安なのでみんな自分の番が近づくとカウンター直近で待ち構えていた。もちろん自分もそうした。自分の番が呼ばれると、0.5秒でササッとカウンターに着席。ふっ、完ぺきだ。インドの鉄道は特に主要路線だと混んでることが多いと聞いていたので当日に予約が取れるか心配だったが、何とか第2希望が取れた。金持ち外人パワーを見せ付けて、3Aクラス(ベッドが3段のエアコン寝台車)をゲット。2等自由席やSleeper(ベッドが3段の寝台車)と比べてかなり料金が高いが、たいした金額でもない。まあいろいろなクラスにこれから乗ってみたいので、今後安いクラスの車両も乗ることがあるだろう。何とかチケットも無事購入…、することはできなかった。発展途上国では良くあることだが、相手がお釣りを持っていないのだ。いや、持っているかもしれないが、くれないのだ。うちらは昨日来たばっかりで、細かいお金なんて全く持っていない。はぁー、めんどくさい。しょうがないので、一度外に出て屋台のカレーを食い、さらにチャイ(ミルクティー)を3杯飲んで小銭を作り、今度こそチケット購入完了。実際は必要な小銭はたったRs.2だったのだが、うちらを担当した係員は良い人で後で持ってくればいい、とチケットは先に渡してもらえてた。そのままドロンしても良かったのだが、それでは日本人の評判が落ちるので、律儀に小銭を作ってちゃんとあとでRs.2渡しにいきました。うーむ、我ながらえらいなぁ。

無事チケットを購入後、またまためんどくさい飛行機のリコンファームをしにマレーシア航空のオフィスに向かうと昼休み中で多少待たされた。しかしさすが外資系?だけあって、インドとは思えない綺麗なオフィスだった。やるな、マレーシア航空。

ひぎゃー

雑務を済ませ、一応観光開始。大して見るものもないのだが、一応有名なヒンドゥー教の寺院であるカーリー女神寺院に行ってみる。ここの寺院は何が有名かというと、生贄の儀式である。生贄となるのは子ヤギ。毎日何頭もの子ヤギの首が刎ねられているらしい。あまり見たいわけでもなかったし、その儀式自体もタイミング的にやっているかわからなかったので、とりあえずその寺院だけでも見に行くことにした。例のごとく怪しげなガイドっぽいおっさんをかわして靴を脱いで寺院へ入る。中にはたくさんの参拝者、そして物乞いと怪しげな自称ガイドがいた。まあこんなもんかなと、帰ろうとしたところ、いかにもと言うような処刑場とその近くに用意された子ヤギを発見してしまった。むむっ、これはウワサのアレですか?と、しばらく様子を見ていると、やっぱりアレでした。子ヤギが水で清められてからいくつかの首飾りがかけられ、そしておもむろに抱えられて断頭台へ。こっからはあっという間。いきなり逆さづりにされると子ヤギがすごい泣き声を発しだしたが、さっと足を縛られて断頭台に乗せられるや否や、

ズドン

と、勢い良く鉈が振り落とされて首が吹っ飛んで行った。胴体だけになった子ヤギはしばらくパタパタと動いていた。その胴体の首もとから服出ている血を神官がこの儀式の依頼者であろう参拝者の額に塗っていった。…ぼー然。衝撃的だった。こんな残酷なことが…、とも一瞬思ったが、実際自分達はただその瞬間に立ち会わないだけで、普通に家畜を殺して食べていることを再確認した。人間とはそうやって生きているのだと。


カーリー女神寺院

モイダン公園

横断中のヤギ

お酒はワルなもの

旅行と言ったらビール、ビールと言ったら旅行である。つまり旅行にビールは欠かせないものだ。そんなわけで、観光も一段落してさっそくビールでも飲みたくなった。しかし今日1日見る限り、お酒が飲めそうな場所はあまりない。そもそも店舗形式のちゃんとしたレストランなどはごく少数で、ほとんどが屋台になっている。ホテルのBarなら飲めるかもしれないが、まだ夜じゃないので営業してるか分からない。そこでとりあえずそこそこ小奇麗なカフェに入ってみる。…しかしそこにはお酒が無かった。ここインドのヒンドゥーはイスラムのように禁酒しているわけではないが、お酒はあまり良いものとは思われていないらしい。なのでそう簡単に飲める環境は少ないようだ。がっかりしながら代替品のコーラを飲みながらガイドブックを見ていると、そこには酒屋の文字が!!すぐさまその酒屋を目指して 街を歩く。ガイドブックの地図の位置には酒屋は無かったが、近くに別の酒屋を発見。よっしゃーっ!!さっそく中に入ってみると、やたら薄暗くてこそこそしている感じ。ビールも表立っては売っていなく、尋ねると冷蔵庫から取り出してきた。 なんか悪いことをしている感じだ。今回は栓抜きを持ってきていないので冷えた缶ビールを2本購入。値段はインド物価にしては高め(1缶Rs.38)。イスラム圏のように、見せちゃいけないものを隠すように缶ビールが新聞紙で包まれる。そんな感じなので、表へ出ていきなり飲み出すわけにも行かず、広い公園の人があまりいないところまで行ってようやく缶を開けて乾杯。と思ったら、やっぱりワルなことをしているからか、蚊の大群が襲ってきてすぐにその公園から退散するハメに。ビールも退散しながらあわてて流し込んだので十分味わえなかった。これからもお酒を飲むのに苦労しそうだ。本当ならこれから乗る夜行列車 用にワインでも買いたかったのだが、公共の場で飲める雰囲気でもないのであきらめてさっさと駅に行き、バラナシ行き夜行列車に乗り込みました。


カルカッタの街並み

マーケット

めも

Rs.1(インド・ルピー)≒2.8円 US$1≒120円

夜行列車 [3027 Howrah Varanasi Vibhuti Express]
カルカッタHowrah
(20:00)バラナシ(10:50+1) 3A(AC 3Tier) Rs.801
宿 夜行列車

激走旅日記アレジィ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送