激走旅日記アレジィ

インドなんか行きたくない 編

No.1

渋々出発

2006.2月12日(日)

成田クアラルンプールカルカッタ

インド行き航空券は意外に高い

インド行きを決断した後に渋々航空券を探し始めたのだが、意外に値段が安くない。アジア圏の値段ではなく、ヨーロッパにも行けてしまうほどの値段設定だ。まあ安い航空券はあるのだが、なぜかそれらのほとんどは”学生限定”。インド航空やスリランカ航空など学生割引を設定しているところは、一般運賃が普通に高い。それ以外に安いのが、中国東方航空とチャイナエアライン。中国東方航空はかなり怖いと言うウワサを聞いてるし信頼性にかける。逆にチャイナエアラインはかなり良い候補。帰り際に大好きな台湾に寄れるし。ただ便数が少ないのが欠点。だが、それ以外にも大きな欠点があった。というのは、上記2つの航空会社はデリー行きしかないのだ。デリー空港…、それは世界最悪の空港として世の中で恐れられている。デリー空港に到着した旅行者はものすごい確率でトラブルに巻き込まれると言う。どんなトラブルかと言うと、空港から市内へ無事に行くことができないのだ。客引きをしてくるタクシーはもちろん、プリペイド式のある程度信頼できそうなタクシーでさえ、市内の目的地には行ってくれずに悪徳旅行代理店や悪徳ボッタクリホテルへと無理矢理連れて行かれるのだ。ではバスはどうかと言うと、ちゃんとバスのある時間に到着してバス 停を見つけられれば問題ないかもしれないが、日本から行く場合はほとんどが深夜にインドに到着することになる。よってタクシーを使わざるをえない。もしくは空港で夜を明かし、翌朝に市内へ向かう。ちなみにバスなら絶対安全かというとそうでもなく、政府系のバスでさえ悪徳リキシャーとグルになっている場合がある。何でも郊外で突然止まり、あたかもそこが終点かのように振舞って、そこからはグルの悪徳リキシャーに乗せようとするらしいのだ。以上のことは”インドの洗礼”として受け入れるしかないらしい。…もうヤダ、インド。

というわけで、デリー空港は使いたくない。嫌々インドに行くのだから、せいぜい他の空港を使いたい。そんなわけで、何となくムンバイinカルカッタOut(または逆ルート)に決定。その要望を満たしてくれる航空会社として今回のマレーシア航空があった。マレーシア航空はまあまあ設備もいいし、マイルもたまる。値段もそこそこだからこれにしよう。と、決定したところ、思わぬ落とし穴があった。燃油サーチャージである。近年の原油価格高騰により、航空会社ごとに追加で料金を徴収しているのだが、その値段がどんどん値上げされて何とインド往復にかかる燃油サーチャージがUS$182!!(2006.2月時点、3月からさらに値上がったらしい)…っっっざけんなっ!!航空券代金の2割以上じゃねーか! 去年の南アフリカですらUS$60だったのに。それを聞いてまた航空券探しをやり直そうとも思ったが、日数が迫ってきて空席にも余裕がなさそうなので、渋々妥協して超高い航空券を購入した。まさかインド行くのに10万円以上かかるとは…。何で行きたくもないインドに行くのに10万以上払ってるんだろう、おれ…。意味分からないです。

さっそくバトル

前置きが長くなってしまったが、微妙に風邪気味のままいつもどおり成田エクスプレスを使わずに、船橋までJRで行ってそこから京成で成田空港まで向かう。このルートが一番安くて早い。今回は成田でいつものマックを食べずに、なぜかクレープを食べて出国ゲートへ。今日は何だかすごい混んでいて、搭乗ゲートについたのはかなりギリギリの時間だった。飛行機は何事間無く飛び立ち、何事も無くクアラルンプールについて、何事も無く乗り継いで23時過ぎにはカルカッタに到着してしまった。

夜遅いからか両替所はやっていなかったが、係りの人が開けてくれたので何とかインドルピーをゲット。さっそく1枚1枚破れていないか確かめる。インドでは破れたお札は受け取ってくれないらしい。もし受け取ってしまったら、他の札に紛れ込ませて、こそっと 他人に押し付けなければならない。あー、めんどくさい。幸い破れたお札は無く、他の日本人とプリペイドタクシーをシェアして市内へ向かう。そして安宿が集まるサダル・ストリートへ到着。 と、ここで最初のバトルがさっそく始まった。プリペイドタクシーはRs.210だったのだが、お決まりのパターンで、

”1人Rs.210だ。”

と言ってきた。あー、めんどくさい。お前アホじゃねーの。プリペイドの意味知ってるの?と正論を主張すると、今度は

”じゃあ荷物代として1人Rs.200払え。”

ときた。ほんとにめんどくさいなー。たしかに荷物代は正式に存在する。そしてプリペイドのレシートにもちゃんと書いてあった。”25kgを超えた場合、1kgにつきRs.1追加”。このとき自分とAKASI以外に2人の日本人がいたので合計4人だが、その4人の荷物が825kgもあるということになる。 そんなはずはないのだが、問題はあった。自分とAKASIの荷物は小さくてせいぜい5〜6kg程度なのだが、同乗した2人の日本人の荷物はかなり大きかった。しかもそのうちの1人はなぜかギターを持っていた…(何しに来たんだろう、この人)。なので、確かに4人の荷物を合わせると25kgは超えているだろう。かといってせいぜい合計50kgもないだろうが。そんなわけでバトルを繰り広げていると、謎の日本語を話すインド人が仲介に入り、一人Rs.5という適切な料金で話はまとまった。タクシーの運転手はかなり悔しがっており、帰り際に捨て台詞をはいていた。

ようやくファーストバトルを終えて宿探しを開始。しかしもう深夜0時を回っており、なかなか開いているところが見つからない。そんな時にまたさっきの日本語を話すインド人が現れて宿を紹介してくれると言う。相当怪しいのでついて行きたくはなかったが、こっちは4人もいるしとりあえず部屋を見るだけ見てみようと宿へ向かった。結果的には全く問題なかった。部屋もまあまあで、値段もそこそこ。もう遅いし疲れているので、その宿に決めて寝ることに…、したかったのだが、隣の部屋から一緒に来た日本人が深夜だというのにギターを引き出してうるさかった。


初日の宿

宿からの眺め

めも

Rs.1(インド・ルピー)≒2.8円 US$1≒120円

飛行機  成田(13:30)カルカッタ(23:15)
プリペイドタクシー  空港サダル・ストリート Rs.210+Rs.20
宿  Hotel ARSHI Rs.300(ツイン:1人Rs.150)

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