激走旅日記アレジィ

とりあえずヨーロッパ編

No.11

日帰りでイタリアに行こう!!

1998.9月17日(木)

ミュンヘン−ミラノ

資金はたったの20ドル

昨日泣く泣くローテンブルクを後にした僕は、早朝イタリアのミラノに着いた。 また今夜同じ夜行列車でミュンヘンに戻るつもりなので、余計お金を両替できない。 ああ、ユーロがもっと早く始まっていたらなー。と思いながら、20ドルだけ両替。いったい20ドルで何ができるだろう? 予定では、3食+入場料となっているのが・・・。はたして足りるのか?

とにかくすごいドゥオモ

とりあえず、ミラノの象徴ともいうべきドゥオモに向かう。もちろんミラノ中央駅から歩き。 地下鉄に乗ればすぐなのだが、今日いくら出費するかわからないのでそのぐらいは節約。 歩いてみると意外に遠く、2キロくらいの距離を30分くらいかけて歩いた。 広場にはゴシック建築最高傑作といわれるドゥオモがど〜んとそびえ立っていた。 う〜ん、これはすごい。歩いてきたからその感動もひとしおだ。 ケルンの大聖堂もすごかったが、このドゥオモも負けちゃいない。むしろ勝ってる。 屋根にも登れるのだが、お金がないのでパス。ただただすげ〜と思いながら、次の目的地、ダ・ヴィンチの名画”最後の晩餐”があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ。

この教会は一度に入れる人数が決められており、しかも14:00前には閉まってしまう。 教会にたどり着くと、ズラーっと長蛇の列が。 列の最後尾に並び、少ない資金から高い入場料をしぶしぶ払い、いざ”最後の晩餐”にご対面。 う〜ん、絵は確かにすごかったが、それだけ。教会内は他に何もないし、絵も修復中だったのでちょっと物足りない気もする。 並んで待った割には見学時間は一瞬である。 しかしこの絵の修復が完了した後は、完全予約制になるといううわさあり、まあ見れて良かったなという感じ。

      

  ドゥオモ          最後の晩餐がある
               サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

ひたすら歩きまくる

それにしても、イタリアは暑い。ドイツにいたときは天気も今ひとつだったこともあって上着を着ていたが、ここはそんなもの邪魔なだけだ。さて、ダビンチの名画を見た後、ダビンチ像やスカラ座、スフォルツェスコ城などをひたすら歩きで見て周る。 その後、イタリアにせっかく来たんだから、ということでピザを食べる。もうこの時点で残り資金わずか。 さっきの”最後の晩餐”の入場料が結構高かった。もうこれ以上お金のかかるところには入れない、とうことでさらに歩きまくる。 おかげで夕方にはくたくたに疲れ、ミラノ中央駅に戻り夜行列車が出るまで4時間以上ベンチでボォーっとしてた。

         

     ダビンチ像         スフォルツェスコ城

ミュニーック!!

朝来た夜行列車でまたミュンヘンに戻るのだが、乗ろうとした列車は様々な目的地に行く車両が繋がっていた。前回それで失敗した経験があるので、ちゃんと車掌さんに

”この車両はミュンヘンに行くかい?”と聞いたら、

”ミュニーック、ミュニーック!!”

と叫ばれた。最初は”ミュニーック”ってなんだ?と思っていたのだが、しきりに”ミュニーック”と言われたので、もしかしたらミュンヘンのことだな?と気づいた。この頃は、とくにアホだったので、ミュンヘン(Munchen)はドイツ語読みで、英語読みだとミュニーック(Munick)になることなど知らなかった。その後、旅行中にチューリッヒがズーリック、ジュネーブがジェニヴァと英語読みすることを学びました。


めも

100Lit(イタリアリラ)≒9円

【宿】 夜行列車 ミラノ−ミュンヘン  0Lit

     

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