社会人の春休み旅行編
No.8
VS.メキシコの警官2004.3月24日(水)トゥルム→カンクン |
遺跡と海と砂浜のコントラスト |
有名リゾート、カンクンへ |
トゥルムを観光したあと、国道に座り込んでカンクン行きのバスを待つ。いつ来るかわからないバスを待つというのは、なんかわからないけど面白い。このままこなかったらどうしよう、なんて考えるのも楽しい。と、最初は余裕をかましていたが、バスは本当に来ない。実際はそれらしきバスは僕の前を通ったものの、止まってくれずにそのまま素通りしていきやがった…。むむぅ、何で乗せてくれないんだろう?だんだん日が昇ってきて暑くなり、もう乗り合いタクシー使っちゃおうか、とキモさんと相談していたところようやくバスがやってきた。すかさず乗り込んでチケットをキモさんに払ってもらう…。実は僕はメキシコ・ペソをほとんど持っていなく、キモさんに借金させてもらっているのだ。トゥルムでも両替はできそうだったが、レートが悪かったのでカンクンで両替するまで借りることになった。いやー、助かります、ホントに。昼前にカンクンに到着し、カンクンの日本人宿、カサ吉田へ向かう。この日本人宿にはかなりたくさんのバックパッカーがいて、なんと僕がウシュマルであった日本人もいた。おぉー、こんなところで再会するとは〜。と、思っていたら、なんとキモさんもこの日本人にあったことがあるというのだ。うーむ、世界は狭いのう…。 |
飲みすぎには注意しましょう |
キモさんともう1人宿であった日本人のKATSUさんと夕食を食べに行く。ここカンクンにはビールが1本の値段で2本飲めるハッピーアワーをやっている安食堂がけっこうあるのだが、うちらは調子に乗って8本あけてしまった。いやー、暑い国ではやっぱりビールは最高ですなぁ。と、気持ちよく宿に戻る途中、KATSUさんが突然、 ”あー、がまんできねー。ちょっと立ちションしてくるわー。” と、茂みに走って行ってしまった。やっぱちょっと飲みすぎたかなー。と、ここでキモさんは近くに警察のバイクが止まっていることに気がついた。 ”警察に見つかったら、やばいんじゃない?” と忠告する間もなく、KATSUさんは用を足して戻ってきた。と、バイクに人が近づく気配がした。 ”やっぱ見つかったんじゃない?” とキモさんが心配すると、見事にバイクのヘッドランプが突如点灯し、うちらに向かって走ってきた。ピ、ピーンチッ!!ど、どーなるんでしょう、ボクタチ。ドキドキ。と警官が予想通り僕たちの前で止まってこう言った。 ”おまえら今そこで立ちションしただろう。ちょっと署まで来い。” えー、僕ら何もしてないっすよー。ちょっと立ちションしただけ…。 ”その立ちションがいけないんだ。メキシコでは立ションは違法だ。” そ、そうか。確かに国によっては厳しいところもある。それはとにかく、警察署には行きたくない。かなり面倒なことになりかねない。と、そこへさらに追い討ちをかけるようなことを言ってきた。 ”罰金はN$800だ。” え、えーっ???それは勘弁してよー。僕、単なる旅行者なんですぅ。もう2度としませんから。お願いしますよー。とKATSUさんが必死でお願いするも、なかなか見逃してくれない。とうとうパトカーを無線で呼ばれてしまった。これは万事休すか、と、ここでキモさんが、お金か?と、N$20札をチラッと出して見たところ、その警官がピクっと反応したのをKATSUさんは見逃さなかった。これは行けるっ、とさらにもうN$20出して見たが、まだ警官は首を縦に振らない。むむっ、と思い切ってN$100出してみると、 ”オッケー。ノープロブレムだ。心配するな。” と、交渉成立。その直後にパトカーが来てしまったが、その警官が、なんでもない、大丈夫だ、とうまく事情を説明してパトカーはそのまま去って行った。ふぅ、やれやれ、結局メキシコの警官も賄賂かい…。でもN$100程度で何とか済んでめでたし、めでたし。 |
めも | ||||
N$1≒10円 US$1≒110円 |
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