拷問バス

2001．3月22日（木）

アルヘシラス→タンジェ（モロッコ）→フェズ

夜行列車は定刻どおりアルヘシラスへ到着。モロッコ行きの船が出る港まで、15分くらい歩いていく。港に近づくと、いたるところからフェリーチケット売りのにーちゃんがワラワラと現れて声をかけてくる。なんか騙されそーなので、無視してターミナルに到着してからチケットを購入。ターミナル内でも客引きが激しい。着実にアラブに近づいてると実感できる。またアラブ社会に行くのかぁ。気を引き締めて行こう。アルヘシラスとモロッコのタンジェを結ぶフェリーは頻繁に出ていて、そんなに待つことなくフェリーは出発。デッキの上で爆睡して、フェリー内で行う入国審査のような手続きを危うく逃してしまいそうになった。だいたい4時間くらいでモロッコのタンジェに無事到着。

ここタンジェは完全に素通りで、すぐさまバスでフェズに向かう。フェズには鉄道でも行けるのだが、バスターミナルのほうが鉄道駅より近かったので、バスで行くことを選択。が、これが失敗だった。チケットオフィスで係員と話しているとき、変なアラブおっさんが話に割り込んできて勝手に仲介しだす。で、お決まりのチップ請求。余計なお節介してきただけなのに、さすがアラブだ。ウザイから、適当に小銭でもあげて追い払おうと思っていたが、なんとこのアラブおっさん、札を要求してきやがった。しかも、日本円にして1000円相当。ふぁっっっっっく！！！もう完全にブチキレた。

”うぜぇんだよ、このクズ、とっとと消えろっ！！”

と罵声を浴びせて、追い払った。その後も、荷物代を払っているのにもかかわらず、荷物をトランクに積むときに、別のアラブおっさんにさらにチップを要求されたりと、もうウンザリ。気分的に最悪のスタート。

さらにさらにぃ、バスの車内でも追い討ちをかけられる。このバス、エアコンがない。まあそれはしょうがないとして、なんと窓が開かない。完全に熱帯地獄。さらにシートがめちゃめちゃ狭くて窮屈。完全に拷問。うぅ・・・、誰か助けろ。軽く脱水症状になりながら、夕方6時ころ目的地のフェズに何とか到着。…もう2度とバスなんか乗るもんかっ！列車に乗ってやる、しかも1等にだっ、おぼえとけっ！！

1Pts≒0.7円　1DH（ディラハム）≒12円

フェリー	アルヘシラス-タンジェ　3200Pts
バス	タンジェ-フェズ　85DH＋4DH（荷物代）
【宿】	Hotel　Central　42DH