激走旅日記アレジィ

アラブの国々へ…編

No.14

ビールを買うべし!!

2001.3月23日(金)

フェズ

ラビリンス

朝シャワーを浴びて、迷宮都市フェズの旧市街に向かう。泊まったホテルはシャワーが有料だった。ケチだな〜。ここフェズの旧市街(メディナ)は世界遺産に登録されている。どこらへんが世界遺産かというと、昔から街並が変わってないということに加えて、街が迷路みたいになっているところだ。細い路地が複雑に入り組んでいて、すぐ道を見失う。目印となるモノもないし、目的地に辿り着くことは簡単ではない。でも地元の子供達が適当に道を教えてくれるのでなんとかなる。なかにはずっとついてきてガイドをし、チップを要求してくる人もいるので注意。AKASHIが2人の子供にずっと付きまとわれ困っていた。しっ、しっ、と虫けらのようにAKASHIが追い払う仕草をすると、その子供がマジギレ。流暢な英語でAKASHIに大声で文句言ってた。そんな姿を、僕は距離を置いて見てました。

フェズの街並
フェズの街並
王宮
王宮

びんぼープライス

旧市街の中にタンネリという革染め工場?がある。その染める場所が独特な形をしていることで有名。是非見てみようとしばらく迷路を歩き回るも、直接その場所に行く道がわからない。匂いがけっこう強いので、近くまで来てるということはわかるのだが、建物が行く手をふさいでいる。どうもその建物に入れば見れるようだが、建物はどれも革製品の土産物屋。無理やり何か買わされるかも知れないので、できれば避けたかったがまあ仕方がない。ある土産物屋に入り、建物の3階からタンネリを拝む。うーむ、穴だ。そういえば、TVの”あいのり”でここに来てたっけ。

タンネリを堪能して帰ろうとすると、やはり土産屋が総攻撃を開始。無視しても良かったけど、けっこういろいろあって面白い。小物もいろいろあって、値段もそんなに高くない。ちょっと興味を示すと、店員のおっちゃんがすごいアピールしてくる。

”うちはみんなビンボープライスだ”

と、値段は高くないと主張。革製品のなかでも、クッションカバーの品揃えは豊富でデザインも面白い。結局安めのモノを半額程度に値切って購入してしまった。革だから折りたたんでもけっこうな大きさ。荷物になって邪魔になるな〜。AKASHIは革のスリッパ、バブーシュを購入していた。

タンネリ
タンネリ

酒屋はドコ?

モロッコはイスラムの国。イスラム教は酒は禁止されている。が、国によってその程度には差がある。トルコは飲みまくりだが、エジプトやここモロッコはあまり飲む人は多くない。よってここモロッコでは数少ない酒屋でしか酒は買えない。今日は移動もなく夜ゆっくりできるので、どーしてもビールが飲みたくなった。とりあえず街をぶらぶらしてみるも、酒屋がどこにあるのかわからない。むしろあるかどうかもわからない。街の人に

”酒はどこに行けば買えるんだ?”

と、たどたどしいフラ語を駆使して聞き、何とかそれらしき店を発見。ありましたありました、ビール以外にも様々な酒やタバコなどの嗜好品がたっくさん。面白いことに、酒を買った客に対して、ビンやカンを新聞紙で包んで外から見てもわからないようにしてくれる。やはり酒を飲むという行為は後ろめたいのかな?結局ビール6缶と1.5リットルの水を6本購入。暑い国では水は必需品。1日1〜2リットルは飲んでしまう。しかし合計9リットルの水は相当重い。極悪非道な僕とAKASHIは、水を全てKEYに運ばせました…。あー、ビールはうまいなー。

この日の夕食はモロッコ名物、タジン。タジンとは肉や野菜を土鍋みたいなもので煮込んだ料理。なかなかウマイ。しかし、なぜかAKASHIはせっかくの名物料理を食べずにエスカロップなるものを注文してた。エスカロップとはカツレツみたいなものだ。エスカロップといえば北海道の根室が発祥の地であると言われているが、そのエスカロップだとすると、それはすごいことだ。根室料理がモロッコにまで伝えられているなんてっ!!と言うことは残念ながらなさそうだ。エスカロップという料理はフランス料理にもあるようなので、そこから来たのだろう。そもそも根室のエスカロップは、バターライスの上にカツをのっけてデミグラスソースをかけたものであって、モロッコのエスカロップはそんな感じではなかった。話が長くなったが、何が言いたいかというと、なぜAKASHIはタジンではなくエスカロップを注文したのか?と言うことであり、そのなぞは未だ解けていない。


めも

1DH≒12円

【宿】

 Hotel Central 42DH

     

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