アラブの国々へ…編
No.4
ワタシガイド、バクシーシ2001.3月13日(火)カイロ |
エジプトで雨? |
夜行列車は3時間遅れてカイロに到着。カイロは何と雨だった。自分は最近雨男じゃないかと周りから疑われていたが、本当にそうなのかも。エジプトに雨降らせるんだもん、かなりの魔力の持ち主やね。駅の近くで同じ夜行列車に乗っていたリッチジャパニーズさんに朝ご飯をおごってもらう。パンによくわからん肉類を挟んだサンドイッチを食べたのだが、これがかなりおいしかった。ジュースも飲んで2人で4ポンドちょっと。ラムセス中央駅周辺には安くておいしい?食堂がたくさんあってオススメ。初日もコシャリ(わずか1ポンド)という米にパスタが混ざったエサっぽいものを食べたが、まあまあイケた。その後お金持ちさんとは別れてエジプトのメインであるピラミッドを見にギザへ高級エアコンバス(2£)で向かう。 |
バクシーシよこせ |
エジプトには嫌な習慣がある。それはバクシーシという名の極悪チップだ。もとはお金持ちが貧しい人に恵むことから始まったらしいが、現在は貧しい人が金持ちにねだるという形になっている。チップというのはサービスをしてもらった御礼にあげるものだが、バクシーシはちょっと性質が違う。勝手にサービスしだし、それでバクシーシを要求してくるのだ。こっちは頼んでもないサービスを勝手にされただけなのに金を要求される。エジプト人の親切は有料である。例えば写真を撮らせてもらうにもバクシーシがかかるし、突然ガイドされてもやっぱバクシーシ。何が何でもバクシーシ。逆にバクシーシをあげれば何でも言う事を聞いてくれる。このシステムをうまく使えば楽しめるかもしれないが、貧乏旅行者にはそんな金は持ち合わせていない。バクシーシをせびられるたびに嫌な思いになる。エジプトはただでさえボッタクリが多いところなので、適当にかわさないと気分がどんどん悪くなる。ボッタクリが多い原因の一つは定価という概念がないこと。お店やレストランに行っても料金がほとんど表示されていない。たとえされていたとしてもアラビア語のみ。外国人は店の言い値に従うしかない。アラブはどうも好きになれそーもないなぁ。平気でウソつくし、ウソがばれても絶対にあやまらない。ウソつくことが悪いことだとは思ってないのだろうか?それがイスラムの教えなら、とうていイスラム教は理解できない。 ギザで初めてバクシーシ攻撃を喰らってしまった。1人のおっさんが遺跡の中に特別に入らせてやる、と小さな墓の中を見せてくれたりいろいろ説明してくれたりしたのだが、やっぱり最後は金。”ガイドしてあげたでしょう、だからガイド料”とアラブ特有の”今の親切は有料デス”攻撃を喰らってしまったのだ。まあいろいろ見せてくれたから少しくらいあげてもいいかなと思ったが、運の悪いことに小銭がゼロ。泣く泣く5ポンドもあげるハメに。このおっさん、それでは満足せずに、というかさらにボレると思ったのか、もっとくれと要求してきた。金以外にもバイアグラ持ってないかとも聞いてきた。もうこれ以上は完全無視。ラクダの勧誘とかも全く相手にしない。う〜ん、エジプトを一切嫌な思いをせず完璧に気分良く見ることは不可能なのかなぁ…。 しかしエジプト人全員がそういうだましてくるような悪人ではない。むしろそれは観光客を相手にする少数派なのかもしれない。一般市民はとてもやさしい。道を聞いてらとても親切に教えてくれるし。もちろんタダ。つまりちゃんと悪人を見分ければ問題ない。悪人はたいてい自分から声をかけてくる。声をかけてくる人=悪人と言ってもいいだろう。何か頼みたければ、自分から普通の人に声をかけるべき。以上、エジプト講座を終わります。 |
入場料は先進国並 |
昨日のルクソールにしろここギザのピラミッドにしろ、エジプト物価を考えると入場料はかなり高い。とてもじゃないけど現地民は入れないだろう。まずピラミッドがある地域に入場するのにお金がかかり、ピラミッド内部に入るのにもそれぞれお金が必要。カメラやビデオも別料金。世界に誇る観光資源だから仕方がないのかなぁ。でもこの観光資源に頼りすぎの気がする。もし突然ピラミッドがミサイルとかで爆破されたら、この国自体も滅びてしまうんじゃないか?国が外国人が落とす金で成り立っている感じだ。まあ他にもこういう国はあるが、エジプトは特にそんな感じだ。うーん、エジプトの悪口ばっか言ってる気がする…。いやいや、そんなことないっすよ。やっぱりピラミッドや遺跡は、他とは比べ物にならないくらいすごいからそれだけの価値は十分あるとは思う。以上、エジプト講座第2回でした。 |
で? |
めも | ||
1£E=100pt(ピアストル)≒31.5円 |
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