行くぞ!アンコールワット編

No.5

バス故障、今日はバンコクに帰れんっ!!  

2002.9月27日(金)

シェムリアップ−ポイペト

帰りは高級バス?

バンコク行きのチケットは泊まっていた宿で買ったのだが、なんと15ドルもした。バンコクから来るときはたったの150Bだったから、4倍くらい高い。なぜだ?もしかして、ピックアップトラックではなく超高級大型でファンタスティックなバスがやってくるのだろうか?確かに、バスチケットにはそのような大型バスの絵が印刷されている。こんなバスだったらめちゃくちゃ快適だろう。

7時に車は来る予定だったが、普通に1時間ぐらい遅れてやってきた。その車とは・・・、ピックアップトラックじゃなかった。それは高級大型バス・・・でもなかった。マイクロバスだった。やったっ、荷台じゃないんだ!!ラッキー。高級じゃなくても、座席に座れるのは大きい。チケットが高いだけの価値はある。帰りは快適だ、とルンルン気分でバスに乗り込んだ。車内は相変わらずデカイ欧米人の荷物でかなり狭く、座席には窓からよじ登って入らなければならなかったが、まあちゃんとイスに座れるだけで大満足。


左側のような大型バス…であるわけない

お、遅い

バスは順調に走り出したのだが、スピードが遅い。時速20キロぐらいしか出てない。行きのピックアップトラックはかなり速かったのに、やっぱりバスじゃこのぼこぼこ道を走るのはつらいんじゃないか。または、欧米人の荷物が重すぎるのかもしれない。しかし、こんなバスで河とか穴とか乗り越えられるんだろうか?そういえばバンコクから来るときにマイクロバスが途中で壊れていたなぁ。無事に着くことを祈る。と、思っていた矢先、いきなり大穴にはまってスタック。乗客全員降りて、たまたま周辺にいる、というかスタックする車を待ちかまえている現地民に手伝ってもらって何とか脱出。おいおい、こんなんでちゃんとタイまでたどりつけるのか?でも車内は超快適。


穴だらけの道

穴にはまるバス

押せ押せ〜

ブヒブヒ鳴きまくるぶた君
原チャに積まれて走る
   

ゴキッ、ぼこっ

バスは相変わらずのろのろ走り。またまた目の前に大きな河が立ちはだかった。バスは強引につっこみ、無事脱出したかに見えた。しかし川底の”なにか”に車体を思いっきりぶつけ、”ゴキッ”といやな音が聞こえた。何事もなく河から上がって走り出したが、突然バスはストップ。バス運ちゃんがあわてて飛び降りる。なんだ、なんだ?車が通ってきた道に、黒い線ができていた。なんと車底からオイルが漏れ出しているやん!!どうやらパイプに穴があいたらしい。とりあえず運ちゃんが応急処置して、運良く近くにあった民家へ。1時間以上いろいろ試みていたが、ここでも完全には直せないらしく、大きな街まで行ってからちゃんと修理することに。


オイル漏れ

河を渡るバス

今日は国境を通過できない?

この時点でもう午後1時ぐらい。ここで問題発生!!なんと、カンボジアの国境が午後5時に閉まってしまうらしいのだ。あと4時間しかない。運ちゃんに”あと国境前どのくらいかかるのか?”と聞いたところ、

”あと3時間ぐらいだべ”

と返事した。”1時間後、昼ご飯休憩。ここでまた運ちゃんに”あとでのくらいで国境に着くの?”と聞いたら、

”あと3時間くらいだべ”

…返事さっきと全く変わってね−じゃん。”今日中に国境通過できるのか?”と聞いても

”あと3時間くらいだべ”

の一点張り。時間ないんだから、ご飯なんて食ってないでさっさと出発しよーぜ、と怒り狂う人も。それもそのはず、その怒り人は絶対今日中にバンコクに着かなければならないのだ。なんと今日深夜に飛行機で日本に帰るというのだ。こんなバスじゃ絶対間に合わないよ〜。と怒りまくり。結局その怒りにーちゃんは、走ってきたピックアップトラックと交渉、バスを諦めてピックアップトラックで国境に向かった。はたしてちゃんと飛行機に乗れたんだろうか?その他にも今日が最後のバンコクになるから楽しみにしていたのに、と嘆くカップルもいた。自分はというと、まあバンコク1日減ってしまうのはちょっと残念だがこういうハプニングもありでしょう、と余裕をかましていた。

結局国境に着いたのは午後7時過ぎ。もちろん国境はもう閉鎖、今日はここポイペトという国境の街に泊まることに。 とりあえずいつも通りビールをグビグビぷはーと飲んでこの日は終了。


めも

1USドル=4000リエル≒122円

バス

 シェムリアップ−バンコク  $15

【宿】

 Tokyo ゲストハウス  $2

     

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