行くぞ!アンコールワット編

No.4

1日で見てやるアンコール遺跡  

2002.9月26日(木)

シェムリアップ

何も知らなすぎた人たち

思いっきり知識不足だった。少しぐらいアンコールワットやカンボジアについて調べとくべきだった。アンコールワットというのは、アンコール遺跡の中の一つで他にも遺跡はいっぱいある。しかも遺跡はかなり広く、バイクをチャーターして周るのが普通らしい。しかしアンコールワット以外に何があるか全く知らない僕らは、宿にいたバイクのにーちゃんに言われるがままに行くところを決め、言われるがままに金を支払ってしまった。ここで普通は料金交渉しなければならないのだが、うっかり忘れてしまっていた。おかげで、バイクチャーター1日で20ドルも払うハメに。相場は訪れる遺跡の数にもよるが8〜15ドル程度だった。まあ、バイクのにーちゃんは、日本語しゃべれたし、いろいろ他にも連れて行ってもらったり相談にものってもらったのでヨシとするか。

本当に来てしまったアンコールワット

実は今回の旅行はタイに行くことが最初の目的であって、アンコールワットに行くかどうかはわからなかった。それが日本出発直前になって、やっぱ行こう!!と突然決めたので、アンコールワットやカンボジアのことはほとんど調べる時間がなかったのだ。AKASIにいたっては、このシェムリアップという名でさえバスに乗るまで知らなかった。それなのに実際アンコールワットを今目の前にしている。なんか不思議な気分。うぉ〜、本当に来てしまったぜー!!

遺跡はすべて石でできており、これぞまさに”遺跡”(←意味不明)。壁画なども見事である。知識がないのが悔しい。日本に帰ったら、歩き方のアンコールワット版を立ち読みしてやる!!ただこの遺跡群、内戦や風化などでかなり倒壊が進んでいる。しかもあまり修復は進んでいないようだ。カンボジア政府だけでは修復は難しいらしく、日本やフランスなどが修復を援助しているようだ。勉強してからもう1回くるから、それまでは残っていてくれよー。


アンコールワット

その2


通路から見える塔


壁画

ほか

アンコールワットを見れて十分満足。もうバンコクに帰ってもいい、というぐらいだが、一応その他の遺跡群も見てみる。その他の遺跡群は、バイクのにーちゃんに完全にまかせっきり。だって、何も知らないもん、しょーがないっしょ。全部で何ヶ所周ったんだろう?小さいところもあわせるとけっこう周ったなぁ。でも実際のところ、アンコールワットとアンコールトムだけ見れれば十分な気がする。この2つが最大の見所だし。でもせっかく苦労してここまで来たからには、たいしたものじゃなくても見ときたい。また明日1日かけてバンコクに帰らないといけないし。一瞬、飛行機で帰るというアイディアも浮かんだが、バンコクまで130$くらいすると聞いて断念。実はかなり悩んだ。飛行機を使えば明日の午後まで観光できるというアドバンテージもあったし、あのぼこぼこ道を荷台にのって帰らなくてもいいというのはすご〜く魅力的。でも結局来た道を戻ることにします。


バイヨン(アンコールトム)


遺跡の額縁

プレア・カーン

でかい木

スラ・スラン

バ・チュム

たくましい子供たち

外国人は高い入場料(1日用20ドル、3日用40ドル)取られるのに、現地民はこのアンコール遺跡群にフリーでは入れるっぽく、至る所に食堂やみやげ物屋を開いている。これらのお店には、かならず子供がお手伝いしている。しかもこの子供たち、普通に英語どころか日本語でも話し掛けてきて、多少の会話のやりとりもできてしまう。すごい子供たちだ。お店に近づくといっせいに子供たちが群がってきて、

”おにーさん、おなかすいたね。何か食べるね”
”おにーさん、飲み物、あとでコーラね”
”はがき10枚1ドル、20枚1ドルでいいね”
”高くないね、安いね”
”恋人に買っていくね”

などと、つぎつぎにやって来る。もちろん欧米人には

”Would you like something to drink?”

などと、あほ日本人にはとても言えない英語で売り込んでいる。他にもガイドしてお小遣いもらおうとする子供とかもいる。自分もちょっとガイドしてもらって、お小遣いとして1000リエルあげた。そのガイドも日本語で、

”ここカミナリ落ちた。天井に穴あいた”
”こっちの階段、降りるのかんたん。むこう、難しい”

などと言う。いやー、よくがんばってるよ、感心感心。あくどいアラブのやつらとは大違い。がんばれ、カンボジアの子供達。 

韓国デビューも近い?

アンコール遺跡の一つ、タ・プロム(もしくはタ・ケウ、どっちか忘れた)というところで、韓国のTV局、KBSに突然インタビューを依頼された。内容は、このアンコール遺跡は倒木など自然の影響でも倒壊が進んでいるため、木々を伐採する計画があるという。しかし、遺跡を守るためだからといって、自然を破壊するのは良くない、という議論も出ているらしい。そこであなたはどう思いますか?伐採すべきだと思いますか、それとも自然を残すべきだと思いますか?という質問。インタビューは英語だった。TVカメラを向けられて、”自然を残すべきだと思いま〜す。”と適当な英語で答えといた。実は今年の春にもルーマニアでKBSからインタビューを受けている。そのときは、朝のワイド番組の旅行コーナーかなんかで、日本語でのインタビューだった。1年に2回もKBSからインタビューを受けるなんて、オレの韓国TVデビューも間近か?来週には韓国に行くからスカウトされるかも?どきどき。・・・。

パイナップルねーちゃん

アンコールワットで、もう一つ人気があるのが、サンライズとサンセットだ。高い建物が全くないこの地域に太陽が作り出す自然の赤はさぞ美しいだろう。というわけで、夕日を見る場所としていろいろ候補はあったのだが、またバイクを雇うのも面倒なので宿の屋上で買ってきたビールを飲みながら見ることにした。

屋上には先客がいた。先客といっても、宿で働く洗濯係のねーちゃんだった。英語が全くわからないので、常にニコニコ笑っていた。”おれたちは夕日を見に来たんだよ”ということはどうにか伝わったようで、ねーちゃんも”とてもきれいだよー”と返事した、と思う。

そんななか、ビールとともに市場で買ってきたわずか1000リエルのパイナップルをカットすることに。サバイバルナイフでとりあえず皮をむいてみるが、なかなかうまくいかない。適当にごちゃごちゃやってると、そのねーちゃんが

”あーもー、そんなんじゃダメよ。”
”パイナップルすらろくにカットできないなんて、ダメなやつだ。”
”このファッキンジャップめ。”

と言い(後半の2つはたぶんウソ)、奥からでっかい包丁とまな板を持ってきた。そして

”おねーさんにかしてみなさい”

と、スパスパとパイナップルをさばき始めた。このねーちゃんがやったパイナップルのさばき方、じつに無駄がない方法でパイナップルの刺?の部分をらせん状に丁寧に切り落としていった。ほぅ、こんな切り方もあるのかぁ。完成品は、まるでねじみたいな感じ。

結局全部やってもらって、なんとかパイナップルにありつけた。曇っていて夕日は良く見れなかったが、のんびりした時が過ごせました。


パイナップルね−ちゃん

Sunshineゲストハウス

あたりはまるでジャングル

屋上からの夕日

めも

1USドル=4000リエル≒122円

【宿】

 Sunshine ゲストハウス  $2

     

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