行くぞ!アンコールワット編

No.3

荷台に乗ってアンコールワットへ  

2002.9月25日(水)

バンコク−シェムリアップ

バンコクから450円

昨日のうちにバンコクからアンコールワットのあるカンボジア、シェムリアップへのバスチケットを購入していた。カンボジアについてはあまりというかほとんど調べてなく、本当にいけるのか?日本円は両替できるのか?通貨はなんだ?ヴィザはいるのか?と疑問だらけだった。唯一知ってることは、シェムリアップに行けばアンコールワットに行けるということだけだ。 そこでカオサンにあるMPツアーという日本人が経営する旅行代理店に行っていろいろ聞いて見ることに。

”あのー、アンコールワットに行きたいんだけど。”

”あー、シェムリアップね。はいはい、陸路で150Bね。明日6時半にそこの入り口で待っててね。”

・・・以上。これですぐに帰っても良かったのだが、一応ヴィザのことくらいは聞いておいた。どうやら国境で取れるらしいが、手数料がかかり1200〜1300Bするという。バンコクのカンボジア大使館に行って申請すれば1000B。まあ大使館がどこにあるかわからないし、行くのもめんどくさいので国境で取ろう。しかしたった150B(450円)でバンコクからアンコールワットまで行けるのだろうか?

言われたとおり朝6時半にMPツアー入り口に行く。シェリムアップ到着が夜の9時頃と聞いていたので、お菓子と水をセブンイレブンで調達。やってきたワゴンに乗っていざ出発!!

これでシェリムアップに行くの?

バンコクを出発して4時間後にカンボジアとの国境の街、アランヤプラテートに到着。その後ヴィザをゲットし出国ゲートへ。このアランヤプラテートの街はさすが国境の街らしく、さまざまな物が行き交う。大きなマーケットもありなかなかにぎやかだ。しかしカンボジアに近いからなのか、貧しい子供の姿もよく目にする。ボーっとしてるとすぐ囲まれてしまう。

あっさりカンボジア入国!!景色がガラっト変わる。まず道路が舗装されてなく、ぼこぼこの土のまま。土ぼこりがすごい。外貨獲得のためか不気味な高級ホテルもあるが、やはり貧しい国だと実感できる風景。そんなカンボジアの国境の街、ポイペトで待っていたのは3台のピックアップトラック。ピックアップトラックとは、まあ荷台がついてるRV車みたいな車だ。・・・こ、これに乗って行くのか!?今は午後1時で予定到着時刻が9時だから・・・、8時間もこれ?なかなかやるな、カンボジア。一応車内にも席があるので、運が良ければ車内に乗れるかも。普通お年よりや女の人が優先されるが、特別料金支払えば男でも優先的に乗せてくれるかも。ただ、あまりイメージ良くないね。基本的に運転手以外にサポート役がいて、そのサポートが仕切っているのだが、中には超自己中な欧米人もいて、自分たちのデカイ荷物を勝手に荷台に乗せ、それで自分たちは車内の席に勝手に座るやつらもいた。かなりダークなイメージ。もしかしたら追加料金払ってるのかもしれないが。

荷台には車内に乗る人の荷物も乗せるのでかなり窮屈。基本的に欧米人の荷物はやたらにデカイ。いったい何が入ってるのかすごい気になる。そのデカイバッグを前後に背負ってるのだからすごい。逆に日本人のバッグは小さいことが多い。荷物はそれだけ?というぐらい少ない人もいる。何で人種によってこんなに荷物の大きさに差が出るのか?研究に値するテーマだ。

アンコールワットへの道のりは険しい

ぎゅうぎゅうにトラックの荷台に詰め込まれいざ出発。荷台にはイスが一応ついているのだが、幅が狭すぎてお尻の半分くらいしかイスにのらない。道がぼこぼこ⇒”どかぁーん、どかぁーん”と車が跳ねる⇒尻をぶつける⇒イタイ⇒道がぼこぼこ⇒8時間つづく。

とちゅう少し休憩したりガソリンスタンドで給油したりしながらひたすら走る。途中休憩でいっしょに出発したグループがピックアップトラックからマイクロバスに乗り換えていた。いいなー、あれは快適そうだなぁ。うちらもバスに乗り換えないかなぁ。・・・乗り換えなかった。ひたすら荷台でがんばる。雨季だったせいか、ところどころ道が河になっているところがあったが、お構いなしにつっこむ。道が河になっていたり、大きな穴があいているところには、現地民がたくさん集まっていて、通れそうな場所を指示してくれる。でもドライバーがそのたびチップとして100Bくらい払っていた。穴を埋めたりはしてくれないのかなぁ?まあそんなことしたら、彼らの稼ぎがなくなっちゃうからしないんだろーなぁ。


カンボジアの
ガソリンスタンド

シェムリアップ行き
ピックアップトラック(右)

ずっとこんな景色

 

そんな激しい道のりを強行突破して、途中で車が壊れないか、すげー不安だった。こんなところで壊れたらしゃれにならん、と思っていたら、先ほどのマイクロバスが途中で故障していた。まあこんなひどい道、バスじゃつらいよ。座席に座れて楽かもしれないけど、壊れて動けなくなっちゃ意味なーいじゃーん。このバス、はたしてちゃんとシェムリアップにたどり着けたんだろうか?

いくつかの困難を乗り切り、何とかシェムリアップの街に到着。着いた場所は、とあるゲストハウス。カオサンの旅行会社と提携してるんだろう。疲れていたのでホテル探しをする気力もなく、このゲストハウスに泊まることにした。1泊1人2$。ドル?どうやらカンボジアは現地通貨リエルの他に、USドルが普通に使われてるようだ。一般に1$=4000リエルのレートで、4000リエル以上はドル表記されるシステム。両替所でもドルをくれる。まあそれはともかく土ぼこりで泥だらけになった身体をシャワーで洗い流し、ビールをグビグビグビっと飲んで、就寝。


めも

1B≒3円 1USドル=4000リエル≒122円

バス

 バンコク−シェムリアップ 150B

【宿】

 Sunshine ゲストハウス  $2

     

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