激走旅日記アレジィ

東欧ってどんなトコ?編

No.7

人類最悪の負の遺産アウシュビッツ

2002.3月19日(火)

クラクフ

アウシュビッツ強制収容所

クラクフに来た1番の理由はアウシュビッツを見ることである。アウシュビッツはクラクフ近郊にあり、日帰りで簡単に行くことができる。このアウシュビッツ強制収容所とは、ナチスドイツがユダヤ人を皆殺しにするために作られた収容所である。ここに送られたユダヤ人は、遅かれ早かれ銃殺およびガス室送りになってしまったのだ。人類が犯してしまった2度と繰り返してはならない過ちを後世に伝えるために現在は博物館となっている。アウシュビッツの行き方は、超親日家宿おっちゃんが超丁寧に教えてくれたので超簡単に行けた。

日本だって…

アウシュビッツにはいくつもの宿舎みたいなものがあり、ここに何千というユダヤ人が収容されていた。中は展示館になっており、連れてこられたユダヤ人の携行品や服、髪の毛などが大量に保存されていた。かなり見ごたえがあり、見だすと丸1日中かかってしまいそう。収容所の脇にはガス室があり、ここでいったい何人のユダヤ人が殺されたのか想像もつかない…。しかしこのようなナチスドイツと同盟を組んでいた日本もアジア諸国の人たちに同じような仕打ちをしてきたことを忘れてはいけない。



アウシュビッツ入り口

ガス室と焼却炉

私達ユダヤ人よっ!!

アウシュビッツから歩いて2〜30分のところに、ビルケナウというアウシュビッツよりかなりでかい強制収容所がある。その広さ、アウシュビッツとは比べ物にならないほど広い。強制収容所はこの他にもいろいろあるらしい。このビルケナウは、アウシュビッツとは異なりほとんど博物館化されていないので、当時の様子がより実感できる。宿舎のなかなど当時のままの姿だ。ここにもガス室があったらしいが、ナチスドイツが敗戦前後に証拠隠滅のため爆破したらしく今は跡しか残っていない。

アウシュビッツにもいたが、慰霊のためだろうか、ここにはたくさんのユダヤ人が訪れているようだ。彼らはものすごく目立つ。なぜなら彼らの多くはダビデの星(イスラエル国旗に描かれている六角形の星)がプリントされたシャツを着ており、集団の中の数人がとても大きいイスラエル国旗を振り回して歩いているのだ。

”うちらユダヤ人、近づくと怪我するぜ!!”

的オーラをかもし出していてちょっと怖かった。 



ビルケナウ

ガス室行き線路

恐ろしく重いポーランドキャベツ

1日かけて2大収容所を見たあとクラクフに戻る。かなりおも〜い空気に包まれてしまった。そんな中今日も自炊。今日のメニューは、キャベツの煮込みポーランド風。スーパーで購入したポーランドキャベツ、見た目は普通なのにめちゃめちゃ重い(2キロくらいはあったと思う)。切ってみると中はずっしり。日本のキャベツみたいな葉と葉の間の隙間がまったく無い。密度濃すぎっス。とても2人じゃ食べきれず翌朝も同じキャベツスープを食べるハメに。味はなかなかでした。


めも

1Zl(ポーランド・ズヴォティ)≒32円

バス

 クラクフ−アウシュビッツ 10Zl

【宿】

 プライベートルーム 32.5Zl

     

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