台湾の英雄

2004．11月28日（日）

台北⇒成田

午前中、出発まで少し時間があるので、台北市内をもう少し観光。所持金がゼロなので、地下鉄に乗るためAKASHIから借金するハメに…。市内の見所のひとつに中正記念堂がある。中世とは台湾の建国者みたいな英雄である蒋介石のことである。そもそも台湾は一応”中華民国”という一つの国であると主張しているが。国連に加盟しておらず、一般に国家としては認められていない。外交的な国交も日本はもちろんほとんどの国と結んでない。というのも、台湾は領土の一部だと主張している中国（中華人民共和国)と国交を結んでいるからである。基本的に中国＝中華人民共和国である。そもそも中華民国（台湾）は、現中国（中華人民共和国）の 前身であり、その政治的主体であった国民党が、中国共産党に追われて台湾に逃れて台湾で中華民国を継続させたという感じである。数十年前、国際的に中華人民共和国が中国として認められるようになると、ぞれまでは国連に加盟していた中華民国が国連を脱退し、代わりに中華人民共和国が国連に入り、現在に至るのである。ただし台湾は政治的には正式に国交が無いものの、日本だけでなく世界各国とは経済的につながりが強く、日本の植民地時代や腐敗政治、長期にわたる戒厳令などがあったものの現在はアジア有数の先進国 となっている。現在も中国本土と台湾はフクザツな関係で、中国人は”台湾は中国の一部だ”、と言うが、台湾の人は”私はTaiwanese（台湾人)だ。中国人じゃない。”と主張する。また、今回利用した台湾の航空会社、チャイナエアラインは中国本土へは就航していない。航空路線図も中国本土を避けるように 作られていた。

というわけで、その超巨大な中正祈念堂は蒋介石と台湾（中華民国)の歴史の展示館となっており、最上階には 超巨大な蒋介石象がどーんと座っていたのである。そして衛兵交代式なんかもやっていたりするのである。

剣の舞	総督府	中正記念堂
蒋介石象	ここの天井もすごい	蒋介石の乗った車
衛兵交代式	敬礼っ！	あとはまかせた
国家音楽院	国家戯劇院	何かのイベント

午前11時前にホテルへ送迎の車が来た。空港に向かう前に、お決まりの免税店へ。こんなトコへ行くくらいなら、もうちょっとゆっくり観光したい。所持金も再びゼロになってしまってたし。まあ今回は単なる忘年会なので、お土産を買う気分ではない。忘年会に行ってわざわざお土産買って買える人はいないよね？というわけで、”俺は何も買わんぞっ！”と、つっぱねていたが、ふつーに日本円が使えると言うことでうっかりお茶なんかを買ってしまった。うーむ、これでは相手の思うツボだな。…負け組です。

そんな感じで適当に空港に向かい、適当に飛行機に乗って、適当に日本に到着後、適当に電車に乗って適当に家に帰って忘年会 in 台湾は終了。次回はアイルランドのアイリッシュパブで忘年会をやりたいな。地ビールやスコッチを飲みまくりだ。

1元（台湾元）≒3.3円　US$1≒105円

飛行機	台湾（14：20）⇒成田（18：15）