激走旅日記アレジィ

マニャガハ島で死す!編

No.2

く、首がぁ…

2003.10月14日(火)

サイパン

サファイアぶるぅーーーーー

今日はいろいろなアクティビティーを楽しみつつ、サイパンにある小さな島、マニャガハ島に行く。サイパン自体も島なので、島にある島ということになる。アクティビティーは、バナナボート、パラセーリング、リーフウォーカー(空気が地上から送られるヘルメットをかぶって、海中を歩くやつ)の3つ。このアクティビティーも先進国リゾートプライスで激高だった。まずはサイパン本島からバナナボートに乗り込んでマニャガハ島へ向かう。天気が良かったため、海の色がかなりきれいに見える。透き通ったサファイアブルーがすごいキレイだ。バナナボートはお約束通り途中でひっくり返され、全員海に投げ出された。ボートに救出されてからパラセーリング開始。空から見る海やマニャガハ島は実にキレイで、かなり満喫。リーフウォーカーはマニャガハ島から帰るときに行うということで、マニャガハ島に上陸した。


サイパンの空

パラセーリング

空から見るマニャガハ島

その2

サファイアなブルー

ブルーなサファイア

ライフセーバーの兄ちゃんに説教される

島についてから海を満喫しつつ、海の中で持ってきたボールを使って遊んでいた。と、突然ムキムキなライフセーバーの兄ちゃんに”ちょっとこっちへ来い”と声をかけられた。なんだろういったい、と思ってたら、突然ボールを取り上げられた。???なにしよっと?ボール返さんかい、と要求するも、完全に無視。いったいなんなんだ、としつこく問い詰めると、

”おめーら、おれが散々注意したのにもかかわらず、無視しやがった。だからこのボールは没収だ”

へ?いつ注意してたの?ていうか、なんか僕ら悪いことした?さらに話を聞くと、どうやら僕らは遊泳禁止区域で遊んでいたようで、それで再三注意してたらしい。さらに遊泳禁止の看板もあったようなのだ。しかし、そんな看板目に入らなかったし、注意されてたのも全然気づかなかった、もう遊泳禁止区域には入らない、と言い訳すると、

”貴様らは聾唖者か、嘘つきヤローめ、ふぁっきゅー”

と、どんどんまずい雰囲気に。ここは謝り倒すしかない、謝って謝って謝りまくる。すると、

”じゃあ、俺に腕相撲で勝ったら、ボールは返してやろう。だが勝てなかったら、顔面パンチ喰らわすぞ”

と、状況打開の光が。しかし、この兄ちゃん、めっちゃムキムキでどう考えても勝てるわけない。むぅ、どないすればいいんや…。と、突然ムキムキ兄ちゃんはボールを返してくれた。

”もう許してやろう。だが、次やったら本気で顔面パンチ喰らわすぞ!”

と一件落着。助かった、助かった。しかし実際にその遊泳禁止区域は潮の流れが速く、すぐに沖へ流されそうなところだった。ごめんなさい。

うわぁーーーっ、…ぐふぅ

突然それは起こった。僕は普通に海中の魚や珊瑚を見て楽しんでいた。様々な魚の中には小さなサメもいて、面白かった。場所も浜辺からそんなに遠くなく、人も結構いた。シュノーケリングではなく、ただの素もぐりだったので、しばしば海面に顔を出して呼吸しなければならなかった。そして、それは呼吸するために顔を出した瞬間だった。なにか2つの灰色の物体が飛んできたのが目に映った。

 

がつーん!!

 

な、なんとその2つの灰色の物体のうち、一つが僕のあごのすぐ下に激突したのだ。???な、なんだ?僕はしばらく何が起こったか理解できなかった。が、バットで殴られたような、強烈なアッパーをくらったような衝撃と痛みが走った。頭がクラッとしたので、とりあえず陸に上がって休もうと思った。このときは、すぐに痛みは治まるだろう、たいしたことはないと感じていた。が、ぶつかった首を手で触ってみると、なんと手が真っ赤になった。うわっ、と一気にことの重大さに気づいた。首から血が大量に出ていたのだ。こ、これはやばい、助けを呼ばないと…。と、まずは一緒に来た友達を探したのだが、運悪く近くにはいない。周りの人に助けを求めようかと思ったが、周りはみんな日本人。日本人らしく遠くから、”何あれー、やだぁー”というような感じで見るだけで何もしないという状況だったので、声をかけられず、自分で何とかお店かなんかに行って、助けを求めることにした。浜辺を歩いてる時も、手で押さえている首から血がポタポタ滴り落ちていたので、かなり注目を浴びた。なんとか海の家に辿り着いて、傷を見せて状況を説明すると、すぐにお店の人が応急手当をして、本島の旅行代理店HISスタッフに連絡、すぐに病院にいけるようにサイパン本島に帰るモーターボートなども手配してくれた。ここの人たちは、とても親切に対応してくれて助かった。お店の人たちによると、おそらくダツという魚の仕業だろうとのこと。ただ、ダツは夜暗い中で光るものを見ると突撃する習性があって、昼間に人を襲うことはまず無いようだ。しかも僕は特に光るものなど持っていなかったし。そもそもダツはすごい細長い魚で、激突というより刺さるという感じだ。しかも僕の場合はトビウオみたいに飛び跳ねてきて激突してきたし、ダツよりももっと太かった気がする。サイズ的には、そこら辺にいる小さなサメくらいだと思う。うーむ、何に襲われたかは結局謎のまま。

放送で一緒に来た友達を呼び出すと、かなりビックリされた。僕が病院に行くことになったことを告げると、みんなもいっしょに戻るとのこと。申し訳ないです。手配してくれたモーターボートに乗り込み、マニャガハ島を出発。本島でHISスタッフの車に乗り込み、結局僕とHISスタッフだけが病院に行き、他の3人は一旦ホテルに戻ることになった。


ダツ

サメ

おかまっぽい医者に3針縫われる

HISスタッフの車で結構大きい病院に到着。病院側は緊急扱いしてくれて、すぐに見てくれた。いろいろな手続きはHISスタッフの人がやってくれて大助かり。怪我をしたのが、先進国で英語も通じて、ツアーだったのがある意味ラッキーなのかもしれない。先週のウズベキスタンで怪我したら、相当大変だっただろう。ロシア語なんて全くわからないし。まあそれはともかく、しばらく看護婦に傷口を消毒してもらっていると、医者が登場。だがこの医者、なんかなよなよしていて頼りなさそうだし、あまり医者に見えない。口調もやたらおかまっぽい。ていうかオカマだろう。東南アジアなどにいるオカマさんみたいな感じだ。そんな医者に傷口を3針縫われた。さらに傷口から菌が入ると破傷風などになる恐れがあるということで、耐破傷風の注射もしてもらった。破傷風の注射は10年くらい効果があるそうで、”これから10年間は破傷風の注射はしなくていいわよ”と言われた。無事治療は終了したが、もちろんしばらく海に入るのはできないと言われ、僕のサイパンリゾート旅はこれにて終了。ホテルに戻って治療費を友達に借りて、立て替えてくれたスタッフの人に支払う。治療費は約$150。予想外の出費だ。だがちゃんと旅行保険が効いて、日本帰国後全額支払われた。顔がかなり腫れ上がってしまったが、無事生還祝いということで夕食を食いつつ酒を飲み、飲んだ後はラーメンというよくあるパターンで締めくくった。しかし、怪我した場所が場所なので、ちょっとずれてたら本当にやばかったかもしれないなぁ。


魚に襲われました…

ぐふぅ

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