激走旅日記アレジィ

スーパーG.Wはアフリカで。

No.10

ウィントフックで強制待機?

2005.5月2日(月)

ウィントフック⇒リビングストン【ザンビア】

洗車大作戦

レンタカーは最高に汚れていた。丸4日間走りっぱなしで走行距離も1500kmくらいいったし、ダートもいっぱい走ったので見るに耐えないほど汚れていた。このまま返却すると、あらぬ疑いをかけられそうなので洗車してから返したい。ガソリンスタンドとかで洗車できるだろうと思っていたが、今日は朝から特にやることも無かったので宿の庭で洗車することにした。都合よく庭先には水道があり、さらに都合よく捨てられていたベッドがあったので、そのマットをスポンジ代わりにしてどんどん泥を落としていく。1時間くらい洗車に没頭すると、かなりふつーに見れる感じまで復活。これなら文句はないだろう。ただし、車内にも多少泥がついていて、こちらはなかなか落とせなかった。そして、無くしたものの奇跡的に発見したホイールカバーを最後にハメ込むと言う、”ハメ式”(なんかイヤらしい)を行う。再び取れるのを恐れて、ずっと取って置いたのだ。これで完璧、と思ったら、車体の裏(下部)から変なホースがだらーんとぶら下がっていた。何だろう、これ?そういえば、途中からエアコンの調子がおかしくなったな。エアコン関係のホースかな…。

作戦決行

昼ごろMさんといっしょに昼飯を食べに街へ…、行く前に一仕事。そう、ついに

”キャンプグッズ投げ込み大作戦”

を決行するときがやってきたのだ。今日はナミビアの祝日(メーデーの振り替えらしい)。こっちのお店は祝祭日はしっかり休む。よって、キャンプグッズ屋もやってない。でも僕らは今日の夜行バスでウィントフックを離れるので、今日中に返さなければならない。ということで、借りたものを投げ入れて返すと言う、非常識な行動をとるハメになったのだ。キャンプグッズ屋の壁はそれほど高くは無いが、セキュリティ用の電線が張られていて、これに触れると警察(警備会社?)が飛んでくる。そうなってしまうと、面倒なことになって今日乗る予定の夜行バスに乗れなくなってしまうかもしれない。ていうか、警察沙汰はふつーにイヤだ。この作戦は、絶対にミスしてはならない。ということで、対策もばっちり取ってきた。毎日血のにじむようなテントの投げ込み練習をしたり、肩車をしながら投げ込むと言う新技もマスターした。まあ一部誇張はあるが、実際に練習はした。

さて、本番である。店の周りの様子を見て、一番簡単そうなポイントを選択。ん?これは意外に壁が低いぞ…。なんとかいけそうだ。で、いざ投げ込み開始。まずは軽いキャンプマットから…。

 

”えいっ!!”

どすん。よし、成功だ。それでは大物のテントを…。

”とぉーっ!!”

ずしん。またまた成功。調子に乗ってどんどん投げ込んでいくと、借りたもの全てを無事に敷地内に投げ入れることに成功。見事勝利である(何がだ…?)。 ちょっと通行人に変な目で見られた気もするが、まあいい。これで何の問題もなく夜行バスに乗れる…、ハズであった。

そして閉まっていた…

一仕事終えてランチを食べ、最後にレンタカーを返しに行った。すると、レンタカーオフィスは見事に閉まっていた

 

 

”…”

 

 

 

”え、えーっ!?ありえないよー”

ツアーデスクのおばちゃん、レンタカー会社は祝日も関係なくやってるって言ったじゃーん。ひどすぎるよー。今日返せないと、明日まで待たなければならなくなる。そうすると、今夜のザンビア行き夜行バスを逃すことに。次のバスは明後日なので、丸2日ここウィントフックで体育座り(強制待機)になってしまう。しかもAKASHIはケープタウンに戻った後もう日本に 帰る飛行機に乗らなければならないので、今夜のバスを逃すことはできない。つまり体育座りは、自動的にオレの役目に…。まあ自分は日程的にまだ余裕があるので最悪仕方ないが、何とか避けたい。バスのチケットはもう買っちゃってて、変更するのも面倒くさいし…。

と、ここで自分の緊急危機回避本能が発動し、ふらふらっと同じ敷地内(ビル)にある中国(台湾っぽい?)料理屋へ向かった。ここの料理屋は、レンタカーを借りる際にちょっと暇つぶしのため寄っていて、そこのオーナーと多少は面識があるのだ。しかもこのビル自体がどうもこの料理屋のオーナーのモノっぽいし。そういうわけで、なんとなくこの台湾人オーナーが助けてくれるかもしれないと、微かな希望を胸に、

”ちょっと、お願いがぁ…”

と、弱々しい雰囲気を出して状況を説明すると、テキパキとレンタカー会社の緊急連絡先を電話帳で調べ、連絡してくれた。ちなみに緊急連絡先は、レンタカーを借りるときにスタッフが書いてくれていたのだが、見事に番号を間違えていたのである。そのオーナーがちょっと交渉すると、なんと店は閉まってるのにわざわざこれから店を開けに来てくれることになった。さすがオーナーパワー。ていうか、すげーありがとうです。めっちゃ感謝。20分後、見覚えのあるあのてきとーなEuropCarのスタッフがやってきた。そして、

”ちょっと汚れてるけど特にダメージは無いみたいね”

と無事返却。しかも、帰りは宿まで車で送ってくれた。ちょっとポイントアップか?いやいや、返却日が休みだという超重要事実を知らせなかった罪は大きい。まあ、もしかしたら午前中だけは開いていたかもしれないけど。

そんなわけで、今度こそ無事バスに乗れる。ここで、再びMさんとお別れし、また日本に返るAKASHIともお別れ。僕はニセ学生証(昔の日本の学生証)でちょっと割引料金で買ったチケットを持って、ザンビアのリビングストン(ビクトリアフォールズ)行きのバス(インターケープ)に乗り込んだのでした。


ウィントフック市街

そしてザンビアへ

めも

US$1≒108円 N$1(ナミビア・ドル)=R1(南アフリカ・ランド)≒18円

※ナミビアでは南アフリカ・ランドがそのまま使える(逆はダメ)

バス  ウィントフック(17:00)
 リビングストン(翌日13:30) N$451
 *バスは週2、3便。Webでチェックできる

 

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