試練は続く

2006．2月16日（木）

バラナシ

点滴のおかげで体力が徐々に回復し、昨夜は寝ることもできた。ただし、下痢は回数が減ってきたもののまだまだ治まらず、しかもほぼ水分のみ。まあ良く考えたら昨日からほとんど何も食べていない。昼前に食べたものも全て出してしまったし。でも全然お腹が空かない。なぜかAKASIもほとんど食事を取っていないにもかかわらず、お腹が空いていないらしい。自分は一応点滴で栄養は確保されているのだが、このまま何も食べないわけにはいかないのでAKASIに買ってきてもらったオレンジやバナナを少し食べる。あとはひたすらベッドで寝るだけ。ひたすら暇な一日。ある意味これも試練だ。

夕方ドクターと病院スタッフが診察へやってきた。ドクターによる診断の結果、もう一日点滴を続けると言うことになった。そしてまた病院スタッフが泊り込みで点滴交換をすることにもなった。…2日連続で泊り込んでもらうなんて申し訳ないなぁ。このドクターはかなり偉い人らしく、病院スタッフもドクターがいるときはかなり緊張している感じで、ドクターの指示には全面的に従わなければならないようだ。これもインドの階級社会かな、とも思ったが、医者の世界なんて日本でも同じようなものだろう。日本でも派閥やコネが全てと言う話を聞くし。

ところで病気になって症状をドクターに説明していくうちに、学校では教えてくれず日常生活でもなかなか使わない英単語を身につけてしまった。”diarrhea”、”urine”、”vomiting”など。これが病気になっての唯一の収穫であろうか？そういえば以前サイパンでも”tetanus”という言葉を教えられた。そんなわけで、ひたすら暇に耐え点滴を交換してもらいつつ、何もしない日が終わっていきました。

Rs.1（インド・ルピー）≒2.8円　US$1≒120円

宿	Puja Guest House　Rs.300（ツイン：1人Rs.150 ）