アムスは最後まで感じ悪い

2007．2月18日（日）

アムステルダム⇒成田

体調は相変わらず悪い。今日は帰国日でこれから長い時間飛行機に乗らねばらならない。憂鬱だなぁ。何とかトイレに行きやすい通路側の席を取りたいものだ。というわけで、早めにチェックアウトしてアムスの街をちらっと見て周ってから駅へ向かう。ところでオランダというと飾り窓やドラッグが合法という裏の面でも有名である。ドラッグはカフェではなくコーヒーショップで吸えるらしいのだが、そのコーヒーショップがいかにも悪な店という感じの店構え。マリファナケーキくらい食べてみたい気もしたが、体調もイマイチだし今回はパス。それにしても至るところにコーヒーショップがあり、日本語でも

”来て、見て、吸って”

とか書いてあって面白い。日本語といえば、怪しいビデオショップでも”NTSC形式のビデオあります。3本買ったら1本サービス”なんて日本語でかいてあったりもする。またエロ系ついでに飾り窓地区にも近づいてみたが、朝だということもあって特に面白くなかった。何人か複数で夜来て見ると面白いかも。そんな裏のアムスも垣間見つつ駅へ向かう。そしてコインしか受け付けない自販機のためまた両替してからチケットを購入し空港へ。しかし空港まで3.6ユーロもするんだから、札ぐらい使わせろや。

メイン通り

王宮

ダム広場

空港には出発3時間以上前に到着。これなら通路側の席を取れるだろうと思いチェックインしてみると、真ん中席しか空いていない…。えぇーっ、こんな早くにチェックインいたのに何で？格安航空券だから？あとはまあ乗り継ぎ客が搭乗地ですでに席を取っているというのもあるが…。トイレに気軽に何回も行けないよー。せっかく早く来たのにただ待ち時間が長くなるだけであった。しょうがなく時間つぶしもかねて昼飯を食べにマックへ。お腹の調子は良くないが、昨日の昼からほとんど何も食べていないので、さすがになにか食べておこうと思った。で、適当なセットを頼んだのだが、何と値段が過去最高の7.25ユーロ（1160円）！！ひ、ひぃーっ、もうダメだぁ…。しかし実はまたしても感じ悪い策略が仕組まれていた。まずなぜか勝手にポテトがLにサイズアップされて追加料金がかかり、そしてポテトにつけるケチャップにも追加料金が取られていた。ポテトのサイズアップはまあたいした追加料金ではなかったので許せるのだが、ケチャップの追加料金が0.8ユーロ（130円）もするのは許せない。はぁ、なんなんだオランダは。思い返せば最初にアムスでアントワープ行きのチケットを買ったときに良くわからない手数料を取られてからこういう感じの悪い出来事が多発 だしたな。

そして最後に機内でも感じ悪い出来事が…。行きとは違ってエコノミーでもプライベートモニターが付いておりゲームや映画が楽しみ放題、と思っていたのだが、自分の席のモニターの調子が悪く画面の左端が大部分切れてしまっていた…。真ん中席というだけでひどいのに、さらにこんな仕打ちをするなんて。今回の飛行機会社KLMはオランダの航空会社。オランダは国ぐるみで感じ悪いのか…。マドリードからアムスに向かう便でも8時間遅れたし。あぁ、最後まで感じ悪い。

飛行中3回程度のトイレで持ちこたえ、何とか成田に到着。そのまま仕事に行くことも考えていたが、もうそんな気力もなく家に戻って爆睡。そして腹痛はその後もしばらく続いたのでした…。

今回の旅行はとにかく高かった。1日あたりの出費は過去最高かも。昔のヨーロッパはスイスやイギリス、北欧を除いて日本よりちょっと安いという感じだったが、今はどこも日本以上。もう気軽に来れる感じではなくなった。ヨーロッパを旅行する際はむしろ開き直って散財する感じのほうがいいかも。1ユーロ=100円レベルが昔の物価レベルなのだが、それ以外でも物価自体が上昇している感じもする。

観光的には念願のアルハンブラに行けたし、ブルージュやルクセンブルグなどキレイな街も見れたのでそれなりに満足。ただ最後のアムステルダムが感じ悪かったのが残念。しかし、今回は先進国と言うこともあり、何と言うかトラブルとかサプライズ的な出来事がなかった。何か驚きが欲しいなぁ。当たり前だが移動や宿泊など全て整っているのだ。多少苦労したほうが達成感があるし。でもたまにはこういう先進国に行くのも悪く無いっていうことにしよう。

1ユーロ≒161円

鉄道	中央駅→スキポール空港　3.6ユーロ
飛行機	アムステルダム（15:20）⇒成田（10:50 +1）