どしゃ降りは本当につらいよ

2007．2月14日（水）

ブリュッセル⇒ルクセンブルグ

今日は午前中の鉄道でルクセンブルグに行く予定なので、その前に一応ブリュッセルを観光。以前来たときは小便小僧とグラン・プラスくらいしか見なかったが、今回もやっぱり小便小僧とグラン・プラスを見て満足。ただ昨日の快晴が嘘のように天気がどんより。昔来たときも同じような曇りだったので、ブリュッセルのイメージは暗いまま。晴れたらそれなりにキレイな街なんだろうなぁ。そんなわけで、曇った街中をがんばって観光する気はなく、さっさと鉄道に乗り込んで小国ルクセンブルグへ向かう。今回の旅行の中でルクセンブルグに行くことは小国マニアの自分にとって大きな目的の一つである。しかもルクセンブルグは一人当たりのGDPが世界一、つまりある意味世界一金持ちの国ってことである。”世界一金持ち”ってなんかいい響きだ。リヒテンシュタインやアンドラに続き3国目の小国。まだあとバチカンやモナコ、サンマリノなど有名小国が残っているのでいつか攻め込まないと。ところで北部地方と違って南部(ルクセンブルグ方面)に向かう列車ではオランダ語案内がほとんどなくなりフランス語案内のみになってきた。なんかおもしろいなぁ。

ノートルダム教会	再び小便小僧	再びグランプラス
市庁舎	大聖堂	内部
王宮	またどんよりした天気

昨日は鉄道に乗って目的地に着く頃に晴れだしたので、今日もうまい具合にルクセンブルグ到着するころに晴れてくれないかなぁ、と思っていたが、今回は願いは届かなかった。雨はどんどん激しくなり、ルクセンブルグについた頃には本降りで駅から出るのをためらってしまうくらいだった。とりあえず宿を決めて少し様子を見ようと思い、ユースに向かってみる。ユーロ高と物価高でお金ががんがん消えて行き、多少節約していこうという気分になってきている。そんななかランチも手軽に済ませようとマックに入ってみると、何とセットが6.25ユーロ（1000円）！！うぉーっ、だれか助けてくれぇー。スペインの5ユーロ(800円)でも高いと思ったのに、まさかマックで1000円超えるなんて。ひどすぎです。 さすが世界一金持ちの国だけあるな。しかしまだこれがマック最高値では無いことが後々わかるのだった。 1000円マックを食べて再び雨の中をユースに向かって歩き出す。地図上では近い感じなのだが、実際は旧市街を通り越すので結構距離がある。そしてルクセンブルグのメイン部は高台にあるのだが、ユースは低地にあって崖を一気に下っていくハメになった。ひいひいはぁはぁ言いつつびしょぬれになりながら何とかユースに着くと、なんともむごい仕打ちが待っていた。

”Full”

え？またぁ、こんなオフシーズンの平日、しかもこんな辺鄙なとこにあるユースが満室なんてありえないでしょー。…本当？どうも学校の修学旅行かなんかで大量に泊まっているようだ。たしかにヨーロッパのユースは学校利用が多いと聞くが…。とぼとぼ降りてきた崖を 登って旧市街に戻り、 インフォメーションで市内で一番安いホテルを紹介してもらう。と、そこは駅のすぐそばにあるホテルだった。あぁー、来た道全部逆もどりかぁ。一番安いと言っても41ユーロ(6500円）もする。さすが世界一だ。また雨の中を駅まで戻り、なんとかそのホテルにチェックイン。明日が晴れることを信じて今日はもう観光するのやめようかな、と も思ったが、明日さらにひどくなると厳しいし、今回の目的の一つでもあるルクセンブルグを観光しないで通過するわけにも行かないのでがんばって雨の中観光。どんよりした天気の中でもそれなりに街はキレイな感じだが…。再びユース近くまで歩いて観光し、そしてまたまた宿まで舞い戻ってもう限界。あとは近くで偶然発見したスーパーで酒を買い込み一人祭りを開催するしかありませんでした…。

街並み（雨）

その2（雨）

一人祭りその3

1ユーロ≒161円

鉄道	ブリュッセル(10：40)⇒ルクセンブルグ(13：30)　  29.9ユーロ
宿	Bella Napoli　41ユーロ(朝食付)