ライン下りと古城YH

1998．9月15日（火）

フランクフルト…バッハラッハ⇔コブレンツ

フランクフルトからライン下りをスタートさせても良かったのだが、 フランクフルトを流れる川はライン川でなくマイン川なので、ちょっと離れたマインツという街から船に乗ることにした。 そんなことどーでもいいやん、って感じだし、なんでそんなことしたのか今は自分でもわからん。 たぶんどうしてもそうしたかったんだろう。ということでマインツから出発。 このライン下り、うれしいことにユーレイルパスでタダになるのだ。そういえばここ最近、交通費は全く払ってない。よかよか。

河の両岸には様々なお城が点在していた。なかなか風情があって良し。その風情をぶち壊してくれたのが、日本語のアナウンス。 日本人団体ツアー客が乗り込んでいたので、船が気を使ったのか日本語でいろいろと説明が流れた。 そこまでしてくれなくてもいいのに。その後、ライン下りの名所らしい”ローレライの岩”に差し掛かる。 するといかにもと言うようなメロディーが流れだした。 このローレライの岩、ハイネの詩で有名らしいが、別になんてことない”崖”である。

だいたい見終わったところで船を下りる。降りたところは、バッハラッハ。 ここにはYHとして使われている古城、シュターレック城があるのだ。これは是非泊まってみたい、ということで丘の上にあるYHへ。 丘の上からの景色もナカナカ。中はお城らしくくねくね入り組んでいたが、部屋やシャワールームはかなり綺麗。

シュターレック城　YH

古城YHにチェックインした後、コブレンツという街に向かった。コブレンツはライン川とモーゼル川の合流地点。 ここにもお城や城塞などがある。それにしてもドイツの鉄道、めっちゃ豪華。 ここに来るときに乗ったローカル線の2等でも、日本のグリーン車並、むしろそれ以上きれいだ。しかも2階建て。 何でこんなにすごいの？って聞きたくなるくらいだ。

しかしその鉄道にやられた。コブレンツを見学し終えてYHに戻ろうと列車に乗ったはいいが、なんとこの列車、逆方向に向かっていた！！ しかもそのことに気づいたのは走り出してから15分くらいしてから。ライン川が左に見えるはずなのに、右に見えたからだ。 なぜだ〜っ！？ホームはあってたはずなのに。 この経験後わかったのだが、こっちの列車は同じホームに行き先が異なる列車がつながっていることが良くある。 途中で分離したり、逆に連結したりするのだ。しかし今回は行き先が全く逆方向の列車が同じホームに止まってるなんてひどいよ〜。 あわてて止まった駅で降りて、すぐ逆方向の列車に乗りまたコブレンツへ。 ドコで降りたかは全く覚えていない。実際かなりあせってた・・・。そんなこともあって、バッハラッハに戻ったのは夜9時すぎ。 そのYHは10時前に閉まるということなので、急いだ。しかしYHは丘の上。運悪いことに雨も降ってる。 真っ暗な丘を昼きた道を思い出しながら登って、何とか到着。ここに泊まる方は、明るいうちに行きましょう。