リッチにJALで出発 

2001．3月10日（土）

成田→ローマ(イタリア)

やっと卒論が終わった。卒論発表から1週間程度で書き上げた。卒論の締め切りは3月いっぱいなので、余裕でトップ提出。おれってなんて優秀なんだろう。提出期限よりだいぶ前に出したので、先生も、”コイツ、どっかに逃亡するつもりだな？”と旅行のことがあっさりバレてしまいました。”卒論もっと内容濃くできるんじゃないの？”と言われそうになったが、その直前に逃亡。世間一般には春休みだが、大学院に進学するボクらには春休みはない。あってもせいぜい1週間くらいだ。その間に卒業する先輩方の追いコンもある。お世話になった先輩に挨拶せずに卒業させてしまうのは心苦しいが、まあしょーがない。そんな時期に追いコンするほうが悪いのだ。ボク、今度学校来るのは4月です、とは誰にも言わずに旅立ちました…。

今回利用する航空会社はイタリアのアリタリア航空。旅行のルートがかなり変則的で全てを網羅する航空会社はなかったが、地中海地方に強そうなアリタリアを選択した。他にもエールフランスや英国航空なども選択肢にあったが、料金がJAL級なので無視。実を言うとアリタリアよりトルコ航空のほうが安いし、ルートもかなり網羅していて理想的だったのだが、残念ながら座席が取れず。

しかしアリタリア航空で正解だったかも。なんとアリタリア航空とは名前だけで、実際乗ることになったのはJALだったのだ。これはいわゆるコードシェア便で、チケットはアリタリアのチケットだが乗る飛行機は提携しているJALなのだ。JALのチケットを買った人も同じ飛行機に乗る。すごいラッキーだ。アリタリアの値段でリッチなJALに乗れるなんて。サービスはさすがJAL、エコノミーでもプライベートモニター付きで、映画見放題ゲームやり放題。細かい気配りもあるし文句ないっす。もしこれが逆だったら最悪だろーなぁ。JALのチケット買ったのにアリタリアに乗せられたりしたら…。

他にもエジプト航空が日本に就航しており、カイロに直行できる。しかしかなり怪しげだし、イスラム国だからアルコール類はあまり期待できないし。実際今後乗ることになるのだが、エジプト航空のせいでとんでもないことになるし、途中であったエジプト航空で来たという旅行者は、飛行機が故障して出発できず日本に2泊させられ、さらに最終的にKLMオランダ航空に変更させられた（もちろんアムステルダム経由)というし、全くいいとこなし。エジプト航空ファンの方には申し訳ないけど、全く乗る価値なし。値段もエジプト物価ではありえないくらい高いし。絶対乗らねー。

最初の目的地はエジプトのカイロなのだが、乗り継ぎの都合上今日はローマに1泊しなければならない。めんどくさいなぁ。しかも余計な出費だし。まあローマも少し見れると思えばいっか。でも本当にすこしなのだ。明日の午前中にはカイロ行きの飛行機に乗らなければならない。丸1日もない、12時間しかないのだ。ローマを見るのは明日の早朝しかない。今夜は早く寝るべしっ。でも寝る前に夕食。適当なところでピザとビールを喰らう。ここでレシートに一つ発見があった。イタリアリラと共にユーロ料金も書いてあるのだ。そういえばユーロ流通までもう1年切っている。ユーロになったらヨーロッパ旅行がとっても楽になるなぁ。

100Lit(イタリア・リラ)≒6円

列車	空港−ローマテルミニ駅　17,000Lit
【宿】	Hotel Europe (日本から予約)　5,900円