激走旅日記アレジィ

パプアでダイビング!?編

No.2

隠しバンガロー発見!?

2004.5月23日(日)

ポートモレスビーアロタウ

何とか国内線に乗り継ぐ

特に問題なく40分遅れでパプアの首都、ポートモレスビーに到着。時刻は朝5:30。乗り継ぐ国内線の出発は6:05である。定刻どおり離陸されたら絶対間に合わない。しかし意外にも入国手続きはすんなり いった。問題なく入国し、税関もあっさりパスし、両替もあっさりとは行かなかったが何とか両替して現地通貨をゲット。と言うのも、T/Cを両替しようと思ったら手数料が結構高かったので、あわてて米ドルキャッシュを用意して両替したのである。ただし、現金はそれほど多くは持ってきてないので、いずれにせよT/Cは両替する必要があるなぁ…。手数料が高いと分かっていればキャッシュを多めに持ってきたのだが。日本円も両替できて、レートもそれほど悪くはないようだ。というわけで、国内線乗り継ぎカウンターもすぐ目の前にあり、アロタウに行くと言うと優先してチェックインさせてくれて、しかもアロタウに行く乗客をスタッフがわざわざ国内線ターミナルの搭乗口まで連れて行ってくれた。意外にもスタッフがテキパキとしかも親切にしてくれたなぁ…。おかげでほぼ定刻に アロタウ行きの小型プロペラ機に乗り込むことができた。が、さらに乗客を待って結局出発したのは6:30過ぎ。しかしながら、結局30分程度しか遅れなかった。なかなかやるな、パプア。


プロペラ機で行く

どしゃ降り…

今回のPNG旅行は、全ての日程(1週間)をアロタウという街で過ごす。今回の旅行の大きな目的の一つはダイビングのライセンスを取ること。その場所として候補に挙がったのはここ ニューギニア島東部のアロタウと北部のマダンという街であった。他にもダイビングスポットは多数あるのだが、さすがにライセンスを取ると言うことであらかじめ情報が入手できるダイブショップのある街に行きたい。パッと行ってライセンス取得コースがなかったりするとお話にならないし。というわけで数少ないパプア情報の中で情報をゲットできたのがアロタウとマダンである。しかもこの2つの街には なぜか日本人のインストラクターがいると言うのでさらに安心できる。ダイビングは命にかかわるスポーツなので、しっかりとショップの選別はしたい。別に日本人インストラクターじゃなくてもいいのだが、なんだかんだで日本人のほうが信頼できる。で、実は最初はマダンに行こうとしていたのだが、なぜか飛行機のチケットが取れなくてアロタウになったのである。しかしこのアロタウのダイブショップはホームページが充実しており、ダイビングのことだけでなくアロタウの街についてもいろいろ情報をゲットすることができ、結局このダイブショップでライセンスを取ることにした。

というわけで、アロタウにつくとそこはありえないほどのどしゃ降りだった・・・。これも全てAKASHIが雨男のせいであり、自分が雨男かどうかと言うことは関係ない。と言うのは冗談だが、実際AKASHIと旅行したりすると、雨の降る確率は高いのである。雨は南国特有のスコールのような感じであるが、スコールと違うのはいつまでたってもやむ気配がないことである。僕らはもうボー然…。こんな雨じゃ、なーにもできへんやないか…。まあとりあえず今日はダイビングしないから、明日から徐々に天気が良くなってくれればいいなぁ、と願うもこの 大雨はなかなか手強そうだ。はたしてこんな天気の中、ダイビングをエンジョイできるのでしょうか?

グレートなグレータ(Gretta)の宿

今回も当たり前のように宿を予約してきていない。しかしここアロタウという街の全ての宿情報をゲットしてあるので問題はないはずだ。そう、全て知り尽くしているのだ。で、アロタウにある全5軒の宿の中からまず3軒のホテルを排除し、残った安宿(ロッジ)は2軒。まあとりあえず片方に行ってみて、ダメそうだったら移ればいいやというとても綿密に練られたプランであった。空港から市内へも適当に車に乗せてもらえると思うし。しかし物事は予想以上にうまく行ってしまった。まずアロタウの空港に到着すると、明日から行く予定のダイブショップの日本人スタッフがいて、親切にも選択肢の安宿2軒のうちの一つ、ナパタナロッジのオーナー、Gretta(オーストラリア人)を紹介してくれたのだ。Grettaはこのロッジに泊まる客をたまたま迎えに来ていた。で、全く苦労せずに空港からそのロッジまでとりあえず連れて行ってもらうことになった。 実はこのダイブショップはInternational Hotelという高級ホテル内にあって、この日本人スタッフはホテルのスタッフでもある。 日本からのツアーでアロタウに来ると、たいていこのホテルの泊まることになる。ただこの高級ホテルは当たり前だが高いので僕らには泊まれない。 で、このスタッフさんは親切にも?僕らがビンボーバックパッカーだと決め付けて、グレータに僕らの話をしておいてくれたそうである。

なんて失礼なスタッフだっ!!

とは思わなかったが、別に僕らビンボーバックパッカーじゃないし、フツーのサラリーマンなのでお金もフツーに持っている…、ハズです。なんかしっくりこないなぁー、とも思ったが、このスタッフさんがグレータに、僕らがビンボーバックパッカーだと強調しておいてくれたおかげで、グレータが特別にナパタナロッジとは別に隠しバンガローを紹介してくれたのである。 空港からのナパタナロッジに向かう車内でも、同乗したオーストラリア人の宿泊客に、

”彼らはお金持ってないから、普通の日本人が泊まるInternational Hotelに泊まれないのよ。ビンボーだから、私の家の隣にあるバンガローを貸してあげようと思うわ。”

と、とにかく僕らがビンボーバックパッカーあることをGrettaは説明していた。だから僕らは別にビンボーバックパッカーではないって言ってるのに…。ナパタナロッジも紹介してくれたのだが、料金が結構高い。1泊2食付でツインがK275、10000円以上もする…。パプアは観光施設があまり整ってないのでホテルも高いといううわさは聞いていたが、ここまで高いとは。ただし、ここには食事なしドミトリーもあって、1ベッドK50。これならまだ許せるが、それでも2000円もする。先進国のドミトリーでもここまで高い国は少ない。イギリスやアメリカの大都市ぐらいだろう。ちなみにInternational Hotelは、普通に泊まると1人K250 くらいらしい…。しかしグレータが特別に紹介してくれた隠しバンガローは、設備は全くナパタナロッジと同じで食事無しだが1泊2人でK75とお買い得。1人1泊K37.5(1500円)でちゃんとしたバンガローに泊まれるというのだ。バンガローと行ってもログハウスみたいなもので、TVや冷蔵庫、シャワーそしてキッチンガスコンロもついている。これでK75は安い。ただし、このバンガローは街の中心から歩いて20分くらいはかかる。食事がなしで、街の中心から遠いということは、朝や夜食事をするのが難しい。レストランなどここアロタウにはホテルの中にしかないから、毎回中心まで歩いて行ってレストランで食事するか、もしくは自炊しなければならない。なので、長期滞在者やビンボーバックパッカーくらいしか利用しないらしい。だから料金が安いのだ。僕らは別にビンボーバックパッカーではないのだが、自炊するのはある意味好きなので、何の問題もない。というわけで、このGrettaの隠しバンガローにお世話になることにした。しかしこの隠しバンガローを利用するには、Grettaがこの隠しバンガローを隠し持っているということを知っていなければならない。つまり何らかの形でGrettaを紹介してもらうか、一度ナパタナロッジに泊まって、Grettaと知り合いになる必要がある。今回は運良くダイブショップのスタッフがGrettaと知り合いで、僕らがビンボーバックパッカーだと紹介してくれたおかげで、この隠しバンガローを利用することができたのである。うーむ、ラッキーというか、都合よすぎというか…。ちなみにこのバンガローは、Grettaの家の隣にある。Grettaの所有物件なのだ。とにかくこんな値段で、こんなグレートなGrettaの宿に泊まれることになってラッキー。


バンガロー正面

バルコニー
もある

室内

無事に宿も決まり、とりあえず明日からお世話になるダイブショップに顔を出して、後は適当に街をぶらぶらする。しかしこの日は日曜だったので、お店はほとんど閉まっていた。昨夜は機中泊だった し、今日は特にやることもないので宿に戻って昼寝。適当に起きて近くの商店で買ったインスタントラーメンを食べてまた寝る。夕方起きて、夕食どうしようかぁ、と考えていると、Grettaの家に住んでいる謎のパプア人の女の子に、

”今からナパタナロッジにご飯食べに行かない?”

と誘われたので、事情は良くわからなかったがホイホイついていくことにした。というわけで、Grettaの車でGrettaとその女の子といっしょにナパタナロッジに向かった。ずいぶんアットホームな感じなのかなぁ、と思っていたが、ナパタナロッジにつくとGrettaとその女の子はスタッフルームへ消えて行ってしまった。僕らはレストランでポツンとよくわからずに取り残された。うーむ、いっしょにご飯を食べると言うことではないのだろうか?まあここで夕食が食べられるんならそれでいいやと、とりあえず席につく。レストランにはこのナパタナロッジの宿泊客だと思われる欧米人がいっぱいいた。ここで何が食べられるんだろう?と、メニューはないかとボーイさんに尋ねると、そのボーイはなぜか困惑した様子を見せた。あれ、ここってレストランでしょ?メニューはないのかなぁ?すると、そのボーイはなにやら紙ナプキンに 手書きでメニューを書いてきた。な、なんなんだ、いったい?よくわからんけど、とりあえずそこに書かれたもの中からメインになりそうなものを注文しようとした。するとさらにそのボーイが困惑しだした。いったいどういうことなんじゃーっ!!と 、こっちもワケ分からないでいると、

”あのぅ、注文っていうか、ビュッフェスタイルなんですけど…。あと少しでスタートしますんで”

と、ボーイが言ってきた。…おーい、それを先に言ってくれー。ここまで来て大分状況が理解できた。ここはビュッフェスタイルのレストランであり、さっき書いてきたメニューは今晩ビュッフェで出る料理で全て食べ放題であり、Grettaの家にいた女の子はこのレストランのスタッフとして働いており、仕事に行くからついでにいっしょに来ないかと誘っただけであり、Grettaもやはりオーナーなので仕事でこのロッジに来たというわけである。よし、謎は全て解けた。いや、まだだ。なんでこのパプア人の女の子が、オーストラリア人のGrettaといっしょに住んでいるのかがわからない。だがそれも後ほど判明した。Grettaの夫がパプア人で、おそらくその前の子供かなんかだろう。ともかくいろんなことが分かり、料理がテーブルの上に並べられてビュッフェがスタートして、パプア料理ににかぶりつく。メニュー的には肉(鶏中心)と芋である。味はなかなかうまい。パプア産ビールもうまい。でも値段は普通に高かった。おいしかったけど明日からは自炊します。


ナパタナロッジにいた
カスカス(有袋類)

ちょこまか動いてかわいい

ん、んー?

めも

K1(PNG・キナ)≒40円 US$1≒110円

飛行機  ポートモレスビー(6:30)アロタウ(7:30)
宿  Grettaの隠しバンガロー  K37.5 (2人でK75)

 

激走旅日記アレジィ

 

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