激走旅日記アレジィ

L やっぱり北海道つーりんぐ

行き先北海道

日時:2007.9.14〜23

走行距離:2470kmくらい

 

ルート

 

 

れぽ

 

1日目

〔9/14〕

天気:くもり

走行距離:145km

★準備は万端?

この北海道ツーリングはひと月くらい前から計画していた。去年の東日本ツーリングの時に少し北海道を走ったことがあるが、今回は北海道のみのツーリング。いつものFTRさんといっしょに会社の休みを取ってTOTALで10日間の日程。前回と同様に大洗から苫小牧へフェリーで行く。フェリーは連休が絡んでいたので、行きだけキャンセル待ち状態だったが、何とか予約できた。先々週に尾瀬方面へテントの具合などを確かめるために予行練習に行き、そこで荷物の積み方やゴアテックスシューズの威力などを学習し、準備は万端。ただ昨日まで海外出張だったので、ちょっと疲れが残っているが…。と いうことで会社を19時くらいに出て家に戻り、21時前にまずは大洗へ向けて出発。
 

★なんとか北海道へ

前回の予行練習時にミスった鈴ヶ森ICからちゃんと首都高に乗って一気に大洗までかっ飛ばす。順調に進んだおかげで、フェリーの出航は深夜2:00なのだが0時前には到着してしまった。近くのコンビニで軽く食料を調達して船に乗りこもうとしたが、2点ほどちょっとした問題が発生。まずはFTRさんがフェリーを予約した際に使用したクレジットカードを忘れてしまったということ。予約票には”必ず持参してください”と書いてあったので、ちょっと心配したが、何とか免許証で身分を証明することで許してもらえた。そして次にFTRさんが高速をフルスロットルでかっ飛ばしたために燃費が劣悪となり、すでにリザーブタンクも使い切りそうな状態だったこと。そこでフェリーターミナルの周辺のガソリンスタンドをいくつも回ったが、田舎だと24時間開いているスタンドが無く、どこもやってなかった。まあ苫小牧について即行で入れれば何とかなるだろうということにして、何とか北海道に向けて旅立った。


大洗フェリーターミナル

 


 

2日目

〔9/15〕

天気:雨(どしゃ降り)

走行距離:42km

★深夜便フェリー

去年は18時発のフェリーに乗ったが今回は深夜2時発のフェリー。深夜便は夕方便に比べて設備が少ない。まずレストランが無い。映画館などもない。ただその分、開放されているオープンスペースや展望サロンなどがあり、漫画も少ないが用意されていて、さらに自動販売機も充実していたのでそれほど不便だとは感じなかった。部屋もいつもの雑魚寝ではなく、カジュアルルームというドミトリー形式でちゃんとベッドもあり、カーテンで仕切るとほぼ個室なので雑魚寝部屋とは全然違って快適。なので暇になるとすぐベッドに戻って寝まくるという感じだった。でもやっぱり17時間は暇すぎだ。
 


北海道へ航海中

★怒涛の大雨

夜19時過ぎに苫小牧に到着すると、かなり雨が降っていた。北海道初日からいきなり雨かよ…。まずはFTRさんの強い希望で、ガソリンスタンドに直行。その後夕飯を食べようと近くの回転寿司へ。やはり北海道の回転寿司はレベルが高い。旬の秋刀魚や地元のほっき貝とかがめちゃうまい。 一息ついてさあ出発、と外に出ると、雨がかなり強くなっていた。今日はもう時間的にも夜だし、ここから近い鵡川の道の駅で泊まろうと考えていたが、この雨なので近くのライダーズハウスに行くことにした。雨はどんどんひどくなってきて、さらに風も強くなってきた。一応ゴアテックスセット(ジャケット、パンツ、シューズ、グローブ)で防御していたのだが、あまりにも雨がひどすぎて防ぎきれない。


道の駅

むかわ四季の館


テント泊

特に期待のゴアテックスシューズは一瞬でびしょ濡れに。走るだけでもかなりキツイほどの大雨。今までで一番天気が悪い中ので走行だ。視界も悪くてもう最悪。…これは修行ですか?

何とか鵡川に到着し、そのお目当てのライダーズハウスに向かってみると、なんと潰れていた。おいおい…、どうしてくれるんだよこんな雨の中で。仕方なく当初の目的地である道の駅へ。ここは宿泊設備もあるので値段が高くなければ泊まってしまおうと思ったが、まさかの満室。いったいこんなところで誰が泊まるんだよっ!そこら辺にいたおっさんに話を聞いてみると、町の組合とかがしょっちゅう利用していて、満室のことが多いらしい。そしてここ以外にはこの町に宿泊施設は無いらしい。どーしよう…。もうこなったらこの道の駅でテント張るしかないっ。ということで、適当な木の下を陣取り、雨風が吹きつけるなかテント設営。風が強くてテント張るのにも一苦労。そんな光景を目にした近所のおばさんが、”おばさんのライトバンのなかで寝てもいいよ”と親切な気遣いをしてくれたのだが、まあテントも張っちゃったし人の車で寝るというのも気を使うので、ありがたいけど辞退させてもらった。でもそのやさしい気遣いはうれしいなぁ。さすが北海道、人が親切だ。雨も少し弱まってきて、なんとかテント内で一息。しかし雨の音がうるさく、またフェリーの中で寝すぎたこともあって、あまり良く眠れなかった…。


 

3日目

〔9/16〕

天気:くもり

走行距離:320km

★鵡川のししゃも

早朝、雨はほとんどあがっていた。この道の駅には温泉設備もあって、昨日は時間切れで入れなかったが朝6時からやっているので早速入りに行く。雨で冷えた身体を温泉で温めてほっと一息。天気予報はこれから雨はあがっていく傾向らしいので、少し安心。9時くらいに鵡川を出発して一路襟裳へ。…向かう途中に、鵡川の名物ししゃもを食す。冷凍品だったのが残念だったが、オスのししゃもが身が厚くてメスよりおいしかった。そこでお土産に干しダコと乾燥ししゃもを買っていった。両方とも美味しかったが、乾燥ししゃもをFTRに預けていたら、知らない間に捨てられていた…。うぬぅ、1本しか食べてなかったのにぃ。
 


ししゃも


海産物商店

★久々の襟裳は強風じゃなかった

日高を通って北海道っぽい馬牧場をちら見しつつ、久々の襟裳へ。襟裳岬といえばとにかく風が強いイメージしかない。しかし今回の襟裳はあまり風が吹いていなかった。ちょっと拍子抜け。 ただし気温はが結構低くく、かなり寒かった。襟裳で名物のつぶ貝入り海鮮丼を食べた後、黄金道路と呼ばれる海岸線沿いの道路を通って帯広へ向かう。


日高の馬牧場

襟裳岬

黄金道路


途中にあったフンベの滝

 

★コインランドリーですっきり

帯広に夕方17時頃到着。帯広といえばやっぱり豚丼。ということで、これもなつかしの豚丼ぱんちょうへ。いつもどおり並んでいたが、タイミングよく客が入れ替わってすぐに入れた。夕食としては時間的にちょっと速かったので、サイズの小さい松を注文。この店は肉の量的に、華>梅>竹>松というランクになっている。いつもは梅を頼んでいて大量の肉が載っていたが、松だとさすがに少なめ。ご飯の量は多いままなので、ちょっと余ってしまった。


豚丼ぱんちょう



道の駅しほろ温泉

その後、昨日びしょ濡れになった服を洗うべくネットで見つけたコインランドリーへ。着ている服を含めて洗えるものは全部洗濯機につっこむ。靴乾燥機なるものもあったので靴も乾燥させる。かなりすっきりして気持ちよく服を着ることができた。

今夜の宿泊地は帯広近くの道の駅・しほろ温泉。ここも昨日の鵡川と同様に温泉施設がある。温泉のある道の駅は泊まるのに最高のスポットだ。ただこの道の駅はアスファルトばっかで、なかなかテントを張るのに都合の良い場所が無い。アスファルトだとペグをさせないので、雨避けのフライシートをしっかり張ることができないのだ。まあ雨は降らなそうなので、適当な場所の上にテントを設営して道の駅の広い温泉でゆったり。昨日あまり眠れなかったが、その分今日は疲れが溜まって いてぐっすり眠れた。


 

4日目

〔9/17〕

天気:くもり

走行距離:430km

★天気は相変わらずどんより

朝、テントをたたんで出発の準備をしていると、キャンピングカーで旅行している老夫婦からコーヒーの差し入れを頂いた。先日の車提供の心遣いと言い、僕らには何かしてあげたくなるオーラをかもし出しているのだろうか?ところで初日の大雨の後は何とか雨は降らずにもっているが、一向に晴れずにどんよりとした天気。なので、 帯広近くの十勝平野を一望できるナイタイ高原牧場からの景色もすっきりしない感じ。せっかくの北海道ツーリングなので、快晴の下で気分良く走りたいものだ。

どんよりした十勝平野を一望した後、糠平湖近くにあるタウシュベツ橋梁を見に行く。元々国鉄の線路を敷くためにかけられた橋で、今は北海道遺産になっている。北海道に居た頃はこんなものがあるとは知らなかったが、今回初めてガイドブックを見て発見したのである。林道を走った先にあるこの橋はなかなか遺跡ちっくで良い。北海道の数少ない人工物のなかではかなり良いと思う。


ナイタイ高原牧場から

十勝平野とバイク

タウシュベツ橋梁


遺跡ちっく

 
★あまり当てにならないツーリングマップル

今日は一気に釧路を通って根室まで行く予定だ。その途中の足寄で昼飯を食べていこうと、FTRさんが持っているツーリングマップルというライダー御用達の地図オススメの食堂に向かったのだが、全く発見できなかった。そもそもこのツーリングマップルは2007年度版となっている割には情報が古い感じがする。まず初日のライダーズハウスは潰れていたし、昨日の温泉施設付の道の駅は載ってなかったし、そして今日のオススメ食堂も多分なくなっている。しっかり頼むよ、マップルさん。道路情報や規制情報はしっかりしているんだけどね。

仕方なく適当なところでカレーを食べて、一気に太平洋沿いの白糠に出てから釧路へ。海沿いはやはり風が強い。釧路は釧路湿原をチェックしておく。今回は建物のある展望台ではなく、湿原の東側にある 細岡展望台へ行ってみる。この展望台の見晴らしはなかなかで来て良かったと思ったのだが、天気がまだどんより。そろそろ晴れてくれないかなぁ。
 


白糠の海岸


釧路湿原

★今日は民宿に泊まる

毎日テント泊というのも疲れるので、今日は民宿に泊まることにした。民宿は自分が持ってきたガイドブックに載っていたところで、昨日のうちに予約しておいた。根室のちょっと手前にある落石というところの”カジカの宿”という民宿。18:30から夕食だということだったのだが、釧路湿原を出発して途中の厚岸で牡蠣を食べていたら、時間が結構おしてしまい、結局宿についたのは19時過ぎ。明日は平日なのに、結構客は泊まっていた。ここは常連の多い評判の良い宿らしい。たしかに夕食は旬の秋刀魚の塩焼きに刺身、花咲ガニに鯨のたたきなど盛りだくさんで、さらに値段も6000円と良心的。温泉がついてれば最高なのだが、ここら辺は温泉が無い地域なので仕方が無い。しかし十分満足できる宿だった。


 

5日目

〔9/18〕

天気:晴れ

走行距離:430km

★奇跡的な快晴

朝起きてみるとすごい晴れていた。昨日までのどんよりした天気が嘘のような快晴だ。そして宿からの景色もすごく良い。うーむ、最高です。その快晴のもと一路納沙布岬へ。さすがにこんな遠くへは、昔も一度しか来たことが無い。だいたい釧路→摩周湖くらいが限界でそれ以西はなかなか足を伸ばそうとしなかった。まあ実際のところ、根室は納沙布岬くらいしかないしな…。

あいかわらず北方領土問題でロシアを敵対視する看板が多く目立つ。厳しいけど、ロシアは北方領土を返還する気はさらさら無さそう。取り返すにはむしろロシアがやったように武力で攻め込むしかないんじゃないかな。天気が良いおかげで、納沙布岬からはその北方領土がはっきり見えた。知床半島もしっかり見える。以前行った超最悪の平和の塔はスルーして、野付半島へ向かう。
 


カジカの宿

宿からの景色

納沙布岬

モニュメント
★野付半島もしっかり見る

根室から一路知床方面へ。天気が良いのでツーリングも快適。やっぱ晴れは最高だ。知床へ行く前に、変わった形をした半島、野付半島へ。ここは今まで一度も来たことが無いスポットだ。ものすごく細長いひょろっとした陸地なのだが、やはりいざその場所へ行ってしまうとその細さが良くわからない。 多分空から見ないと実感できないだろうな。

最初はその細長さを実感できたらすぐ知床へ向かおうと思っていたのだが、実際良くわからなかったのでしっかり見て周ることにした。半島の途中にあるトドワラへ、バイクを置いて片道30分の歩き。トドワラは海水の浸入でトドマツが立ち枯れたもの。最近その進行が早くて、ほとんど枯れてしまった感じだ。しかしその漠然とした風景や、細長い渚はなかなか美しい。
 


野付半島トドワラ

枯れたトドマツ

渚100選?

対岸のトドワラ
★世界遺産知床で事件発生!

野付半島をたっぷり見てしまい、多少時間がおしてきた。今日のメインはこれから行く知床。昔、世界遺産に指定される前に一度来たことがあるが、その時はシーズンオフだったこともあり規制も少なく色々見て周れた。が、今回はまだシーズンオフでなく、世界遺産がらみでいろいろ規制があって、有名なカムイワッカの滝も規制がかかって登れないらしい。とりあえず行くだけ行ってみようと、羅臼まで突っ走り、そこでトド肉鉄板焼きを食べつつ知床へ。 するとやっぱり知床五湖までは行けるが、そこからカムイワッカ方面へはバスに乗らなければならないらしい。カムイワッカの滝に登れないならあまり行く意味が無いな。


トド肉料理屋


知床峠

 

ということで知床五湖をとりあえず見れれば良いかな、とバイクをそこまで走らせる。と、ここで事件が発生。突然スロットルをいくら回してもバイクが前に進まなくなったのだ。な、何だ?と思いバイクを降りて調べてみると、

…チェーンがはずれてるじゃんっ!!

おいおい。こんなところでどーしてくれるんだよ。ここでツーリング終了?ここから東京へ帰るの?とりあえずがちゃがちゃいじってみると、なんとか手でチェーンをはめ直すことができた。しかしチェーンはゆるゆるでかなり弛んでしまっている。とりあえず騙し騙し走って町のバイク屋に見てもらおう。ただ今日はもう時間が遅いので明日以降かな。最悪メジャーなレッドバロンまで行くことになるかも。ただ、よく見てみると、自分でも何とか調整できなくも無さそうだ。工具も一応持ってるし。とにかく特にギアチェンジのときに注意を払ってゆっくり走り、知床五湖やオシンコシンの滝を何とか観光。天気が良かったおかげで、知床五湖は相当綺麗だった。


羅臼岳

知床五湖

鏡面のような湖

澄み切った水

オシンコシンの滝


夕陽

 

夕陽にたたずむ猫
 

★快適北海道キャンプ

今日の宿泊予定地は屈斜路湖半の和琴温泉。以前も泊まったことのある居心地の良い温泉がある場所だ。昔は真冬だったので温泉の隣に勝手にテントを張ったが、今はまだシーズンなので隣接するキャンプ場に泊まることにした。そして今日はFTRさんがせっかく火気を持ってきているので、ジンギスカンでもやろうと考えていた。一時東京でもジンギスカンブームがやってきたが、北海道のジンギスカンを知っているものから言わせれば、あれはジンギスカンでは無い。道民のジンギスカンは、もっと羊くさい冷凍のドラム型肉なのだ。そのドラム型肉は全く東京では手に入らず、今回それをスーパーで買って焼くのが楽しみの一つでもあった。


焼き肉


ミニ焚き火

屈斜路湖に向かう途中の斜里町で買出し。ただ残念ながら、お目当てのドラム型ジンギスカン肉は売っていなかった。その代わりに知床牛や知床鶏が売っていたので、普通に焼き肉をすることに。ついでにオーストラリア産のラムもちょっと買って一応ジンギスカンも制覇。楽しみにしながら屈斜路湖へ向かう、つもりだったが道を間違えて標津方面へ向かっていた。慌てて引き返して今度こそ屈斜路湖へ。途中コンビニで明日の朝食用にパンを買っていこうと思ったが、またしてもツーリングマップルに載っているコンビニは存在せずに、予定していたところとは別のコンビニで何とか入手。結局何だかんだで夜21時くらいに屈斜路湖へ到着。まず和琴温泉で足だけ浸かって暖まり、それから焼き肉大会。今日は晴れているので、満天の星空の下での焼き肉。最高です。その後もう一度温泉に今度は肩までしっかり浸かる。うーむ、天気が良いとキャンプも最高。


 

6日目

〔9/19〕

天気:くもりのち雨

走行距離:330km

★朝日が見たい

湖畔のキャンプ場というスポットにいるので、是非朝日が見たい。ということで、日の出時刻を調べて朝5時前に起きると、思いっきり曇っていた…。おいおい、昨日の快晴はなんだったんだ?しかも湖の南側に居たのでそもそも朝日が見えない位置だった。朝日はあきらめ昨日外れたチェーンの様子を見てみる。ボルトさえ緩められれば自分で調整できそうだが、かなり硬く締められていて、備え付けのしょぼい工具だとびくともしない。この調整もあきらめて、今日北見まで行って直すことにした。北見くらいの町に行けばバイク屋くらいあるだろう。


朝靄の屈斜路湖


屈斜路湖とバイク

 

というわけで、北見に到着するまでは恐る恐る走らなければならない。その北見に行く前にまずは道東に来たら外せない摩周湖へ。摩周湖はもう何度も行っているな。いつも霧がかかっていないのだが、今回も全く霧がかかっておらずにはっきり見れた。多少は霧がかかっていたほうが幻想的なんだが…。その後近くの硫黄山をちら見したあと、一路北見へ…、行こうと思ったら、その硫黄山の近くで偶然バイク屋を発見。そしてしっかり調整してもらえた。いやー、まさかこんなところで直してもらえるとはね…。バイクが直った以上、もはや北見に行く意味は無い。ということで、予定を変更して阿寒湖方面に行くことにした。
 


定番摩周湖

 

硫黄山

 

硫黄山接近

 

懐かしのアイス屋

 
★オンネトーの罠

阿寒湖でヒメマス料理を食べて、その後オンネトーへ。ここは見る場所や時間、季節によって湖面が変化してみるというスポットらしい。まだ一度も来たことの無いポイントだ。残念ながら天気が微妙でさらに風も出ていたので、湖面に波が立ちそれほど綺麗には見えない。一応展望台もあるようなので、登ってみることにしたのだが、これが大間違いだった。距離的には1キロ弱なので、たいしたこと無いな、と思っていたのだが、これがかなりの急な山道で、登るのに一苦労。道も整備されているわけではないので、ものすごい体力を消耗し、30分くらいかけて登りきって展望台にたどり つくと、そこには全くもってたいした景色が広がっていなかった…。


双湖台


阿寒湖

なんじゃこりゃ?苦労し損だ…。山は見えるものの湖がほとんど見えない。がんばってここまで来たのに…。がっかりして山を降り、近くの湯の滝に向かってみるものの、これまた徒歩1.5キロと書いてあったので、挫折して近くの温泉へ。このオンネトーにある野中温泉はかなり趣のある温泉で良かったが、その代わり洗い場が無く、落ち着いて身体を洗うことができなかった。まあ無理矢理桶でお湯を汲んで洗ったけど。
 


オンネトー

がっかり展望台

波が無ければ…

野中温泉

★苦難の然別湖キャンプ場

オンネトーから以前通過した足寄を通って帯広方面へ。本当は旭川方面を考えていたのだが、道北地方は天気が悪そうだったので、予定を変えて比較的天気が悪く無さそうな地域へ行くことにした。その帯広までは無意味・赤字で有名な道東自動車道を使ってみる。昔一度だけ使ったことあるが、やはり利用者は少ない。下道でもそんなに時間的には変わらないし。そんなわけで再び帯広に戻ってきた。ここで今日の夕飯を調達しにスーパーへ。そして念願のドラム型ジンギスカン肉を発見し購入。つ、ついにゲットしましたっ! ! ただ、一時のブームで味付けの普通の肉が主流になっており、このドラム型のシェアは相当落ちている感じだ。その分値段も安くない。まあでも、久々のこの羊くさい肉を食べれるのは楽しみだ。それから数日前に行ったコインランドリーに再び行って洗濯。


念願のドラム型肉


これぞジンギスカン

そして今日の宿泊地へ向かう。今日はFTRさんオススメのツーリングマップルオススメの然別湖キャンプ場。ツーリングマップルか、大丈夫かな…。意外に距離があって、帯広から1時間以上かかって現地に到着する直前に雨が降り出してきた…。そしてそのキャンプ場は真っ暗だった。電灯が一個も無くて本当に闇。何も見えない。さらにツーリングマップルにはキャンプ場内に無料温泉があると書いてあったのに無いし…。しっかりしてよ、マップルさん。これのどこがオススメなの?雨が降っているので、建物の屋根の下に無理矢理テントを張って、その外でドラム型ジンギスカンを焼く。う、うまい。これぞジンギスカン。ただちょっと量が多すぎたな。2人で800gもある。さらに十勝牛もちょっと買っちゃったし。かなりげふぅな感じで、すごい胃がもたれてしまった。


 

7日目

〔9/20〕

天気:雨のちくもりのち晴れ

走行距離:220km

★胃がぁ…

朝まだ雨が降っていた。天気予報では昼前から雨が上がっていく予定なので、今日は少しゆっくり出発することにした。それにしても胃がすごいもたれている。昨日のドラム型ジンギスカンを食べすぎたせいだ…。朝食も用意していたが、結局りんごしか口にできなかった。10時を過ぎると雨もほとんどあがってきたので出発することに。ただやっぱり旭川方面は天気が微妙だし、FTRさんのガソリンが旭川方面の最初のガソリンスタンドまで持たないということもあって、南の新得方面を通って一気に富良野まで行くことにした。


然別湖キャンプ場


然別湖

★奇跡的に天気は回復

新得はそばが有名。胃がすごいもたれている我々にはぴったり。ということで、昼食にそばを頂いた後、一気に富良野へ。富良野にたどりつくと、予想外に天気が晴れてきた。まずは北の国からで有名な麓郷へ。ここも今まで行ったことの無いポイントの一つだ。とは言っても北の国からに関してそんなに詳しいわけではないので、ふーん、という感じだった。それから綺麗な風景を求めて美瑛へ。ガイドに乗っていたオススメの風景を求めて、ローカルな道を走り廻る。天気はまあまあなのだが、そろそろ時間的に夕方になってきていたので、ちょっと薄暗い感じもあった。まあでもいかにも美瑛・富良野という風景をしっかり見ることができて良かった。
 


新得そばの館

 

狩勝峠

 

麓郷・拾ってきた家

 

麓郷の花畑

 

五郎の石の家

 

赤い屋根のある丘

 

なんちゃらファーム

 

その2

 
★今夜はホテルに泊まりたい

今日は今までの疲れや昨日の胃もたれがあり、微熱があって体調もイマイチで、さらに今夜の天気も怪しいのでキャンプではなくどっかに泊まることにした。泊まるとなると温泉があるところがいいのだが、富良野には温泉は無い。ということで、富良野からちょっと離れたところにあるよくわからない温泉宿泊施設・ハイランド富良野というところへ行ってみることに。ここは特におおっぴらにホテルだとは宣伝しておらず、基本的には温泉で宿泊施設もついてますよ、的なよくわからん施設だった。実際行ってみると、研修センター的な施設で宿泊設備があるという感じだった。夕食 は施設内のレストランで取れて、しかも富良野地元の農作物や豚肉を使った料理が普通にうまい。温泉も入り放題で、なかなかな施設だった。ゆっくり休めて、疲れや体調不良もリフレッシュできた。


ハイランド富良野


シーズンにはラベンダー


 

8日目

〔9/21〕

天気:晴れのち雨

走行距離:220km

★札幌までもう間近

富良野から今回の最終目的地でもある札幌まではそんなに遠くない。しかし今日は午後から天気が崩れるとのことなので、札幌まで早めに行ってしまうことにした。まずはFTRさんの燃料が不安だということで、富良野まで戻ってスタンドで給油してから話題の破産都市夕張を通 り一気に札幌へ。昼前にはもう札幌に到着する勢いで、これはちょっと早すぎると思い、ちょっと寄り道していくことにした。最初は小樽にでも行こうと思ったが、FTRさんの胃の調子がまだ悪いままで寿司は食えないとのことなので、それならあまり行っても面白く無いので 代わりに札幌近くの温泉に行くことにした。


途中にあった三段滝


石狩温泉・えりの湯

 

定山渓というそこそこメジャーな温泉スポットが近場にあるが、どうせ明日通過するのであえて別の石狩温泉・番屋の湯へ。ここは昔行ったことがあって、そこで買ったタオルを旅行の際にいつも愛用している思い出の場所である。ローカル道をいろいろ通って多少迷ったが、何とか昼過ぎに到着。すると、そこは”番屋の湯”ではなくなっていて”えりの湯”と名前が変わってリニューアルされていた。何となく小奇麗になっていて、その分料金もアップ。ただしタオル付き。思い出の番屋の湯タオルはもう売ってないのか…。 ここで昼食を取ってから、いよいよ札幌へ。
 

★お疲れモード

見慣れた札幌の街に近づいてきて、何だか感慨深い。到着直前にちょっと雨に降られたが、何とか無事に札幌へ到着。今日は前もって予約しておいた東横インに宿泊。ここ札幌が今回の北海道ツーリングのゴールみたいなものだ。明日はフェリーに乗るため苫小牧へ向かうだけだし。そんなわけで打ち上げ的な感じで飲みたいと思っていたが、相変わらずFTRさんの胃の調子が悪いというのと、全体的にお疲れモードだったのでラーメンを食べておしまいとなった。ラーメンは大行列のけやきをあきらめて、去年も行った五丈原へ。ここもおいしいけど、やっぱけやきの味噌ラーメンが一番好きだなぁ。


 

9日目

〔9/22〕

天気:晴れ

走行距離:230km

★せっかくの快晴なので

今日は苫小牧に行くだけの予定だったが、天気が快晴なのでやっぱツーリングすることにした。苫小牧の昼までしかやっていないほっき丼の店に行ってそこでゆっくりする予定だったが、まあほっき丼はあきらめよう。朝9時くらいに出発して、定番の定山渓・中山峠方面へ。3連休の初日なので渋滞を心配したが、それ程混んでいなく順調に進む。中山峠から見る羊蹄山は、さすがに去年とは違って雪をかぶっていない。気温は 低いが去年よりはまだマシだ。中山峠から羊蹄山の清流を飲みに京極町へ行きつつ洞爺湖へ向かう。ところでバイクで旅行していると、東京から来ているということもありたまに声をかけられrのだが、何故か”陸路でずーっと来ている暇な学生”と思われてることが多い。何故???
 


羊蹄山とバイク


京極の湧き水スポット

★北海道の回転寿司はやっぱレベルが高い

洞爺湖で足湯に浸かってから支笏湖経由で苫小牧へ。苫小牧では食べ損ねたほっき丼の代わりに、1週間前に行った同じ回転寿司屋に再度行く。やっぱり北海道の回転寿司はレベルが高くて美味しい。地元の魚をいっぱい取り入れているし、旬の生秋刀魚寿司など最高にウマイ。しかも3貫で120円だったりするし。こんな店が東京にあったらしょっちゅう行くだろうなぁ。蒲田店とかあればいいのに。


洞爺湖


途中にあった三階滝

★フェリーではすぐに爆睡

苫小牧フェリーターミナルには17時頃到着。ここは大洗よりも色々なフェリーが就航してるだけあって、設備も整っている。お土産も充実していてここで買えた。ただ話題の”白い恋人”はまだ売っていなく、代わりにそのパクリ品っぽい”私の恋人”なるものが売っていた。フェリーは18:45出航予定で、すぐに乗船開始。今回は夕方便なので、レストラン(バイキング)や映画館などそれなりの設備が整っている。しかしその代わりにオープンスペースが少なく、くつろげる場所が無い。カジュアルルームも深夜便のほうが広々してるなぁ。個人的には深夜便のほうが好きだな。せっかくレストランがあったのだが、さっき寿司をいっぱい食べた後なのでパス。ベッドで寝転がっていたら、そのまますぐに爆睡してしまった。


豪華?夕方便


さらば北海道


 

10日目

〔9/23〕

天気:くもり

走行距離:145km

★まっすぐ帰ろう

朝から結構雨が降っていたが、大洗につく頃にはほとんど上がっていた。結局フェリーの中ではほとんど寝ていて、全然設備を有効活用しなかった。最初は近くにある袋田の滝でも見ようかなぁ、と思っていたが、やっぱり疲れてるし天気も悪いので、大洗からは高速に乗って一気に東京へ。連休中日だが何故かすごい混んでいて、所々で渋滞していた。途中のパーキングで軽食をとった後、常磐 道から首都高へ。渋滞が続いていたのですり抜けまくっていると、FTRさんとはぐれてしまってそのまま家まで辿りついてしまった…。何か終わりが締まらないな。今度FTRさんの胃が完全回復したら、ちゃんと打ち上げをやらないと。 そんなわけで北海道ツーリングは無事終了。天気は微妙だったけど、見どころはしっかり見れて良かった。しかし疲れたなぁ。
 


大洗到着


お疲れさまです

 

 

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