激走旅日記アレジィ

K 予行練習

行き先: 日光・尾瀬

日時:2007.9/1〜2

走行距離:580kmくらい

 

ルート

 

 

れぽ

 

1日目

天気:雨時々曇り

★予行練習

今月中旬に北海道ツーリングを予定している。その前に、いろいろ準備したグッズ(テントなど)の使い勝手やキャンプの感覚をつかむ意味で1泊ツーリングを行うことになった。行き先としては、日帰りではなかなか行きづらい尾瀬方面。天気は曇りで微妙に雨も降りそうだが、その方がかえって練習になるだろう。というわけで、ツーリング仲間のFTRさん家のインターホンを執拗に押しまくって叩き起こし、早速パラパラ雨が降り出したなか出発。
 

★首都高は難しい?

最初の目的地である日光へは東北自動車道に乗って行くことにした。その東北自動車道へ乗るためにまず首都高に乗らねばならないのだが、首都高は複雑でナビが無いと難しい。しかも首都高に乗る前に、先頭を走っていたFTRさんが鈴ヶ森ICをスルーしてしまったため、いきなり予定変更をするハメに。結局大井南から湾岸線に乗って予定とは違うルートで何とか東北自動車道へ。なんだかんだで1時間くらいかかった。いつもながら都内から脱出するのに時間がかかってしまうなぁ。
 

★日本100名瀑

最近この100名瀑をチェックするようにしている。今回は有名な華厳の滝を含め、3つの滝を制覇する予定。これであと残りいくつだ?というわけで、降水確率10%なのに雨がしとしと降り続きくなか、東北道から日光宇都宮道路を経て、さらに有名な日光の杉並木を通りつつ霧降の滝へ。

霧降の滝は谷を挟んで反対側から眺めるようになっている。こういう見方をする滝は何か新鮮だ。


日光杉並木

andバイク

杉、杉、杉

霧降の滝
★大事件勃発!

霧降の滝を堪能した後、日本の滝のなかでもっとも有名と行っても過言では無い華厳の滝を見るために、これもまた有名ないろは坂へ向かう。雨が降り続き霧も発生したなかのいろは坂越えは結構神経を使う。と、思った矢先、1台の車がスピンしてガードレールに激突していた…。いや〜、ああならないよう気をつけなきゃ。そんななか、FTRさんが強気にいろは坂を攻めて、車を抜かしていった。や、やるなぁ…。なかなかこのコンディションで追い越しはできないな。と思ったら、道の真ん中でFTRさんが転んでいた 。

・・・。

だ、大丈夫か…?だが幸運にも本人には擦り傷や打ち身程度で大きな怪我は無く、バイク自体もちょっと傷ついただけで走行に支障は無かった。やれやれ…。


何とか華厳の滝に到着すると、そこには

”霧が発生していて滝は見えません。お気の毒です。でもエレベーターは運行しています。”

という看板が掲示されてた…。ううっ、ここまで苦労してきたのに。とりあえず雰囲気だけでも味わえればと思い、高い料金を払ってエレベーターに乗り観瀑台へ。しかし霧は発生していたものの、滝はちゃんと見れた。良かった、良かった。来た甲斐があったというものだ。

滝を見て戻ってみると、さっきの看板は、

”霧がかかっていますが、滝は見えます。”

という風に変わっていた。ま、タイミング的に良かったということにしよう。
 


華厳の滝


一瞬上部まで見えた

★キャンプ場は?

北海道ツーリングではテント泊を基本にしようと考えているので、今回はその練習としてキャンプ場でテント泊しようと考えていた。個人的には昔の経験から道の駅でいいかな、と思っていたが、久々だしFTRさんの主張もあってキャンプ場に行くことに。その前に閉館時間ギリギリだった薬師之湯という温泉に入って雨で冷え切った身体を温めてから目的のキャンプ場へ。FTRさんが調べた武尊牧場キャンプ場はかなり山奥にあって、さらにリフトに乗ってキャンプサイトに向かうというなかなか良さげなところだ。ただリフトに乗るということもあって時間的に心配だったので、夕食はレストランでとらずにコンビニで食料(カップラーメンなど)やビールを買い込んで向かった。そしてその山奥にあるキャンプ場に行って見ると、見事にやってなかった…。うーむ、10月まで営業と書いてあるのに。仕方なく、地図で探した近くのキャンプ場に向かってみると、またも”本日休業”との仕打ち。おいおい、確かに9月になったとはいえ、今日は土曜だぞ?一番かきいれ時じゃないかぁ?そういえば、昔黒部に行ったときもやっているキャンプ場を探すのに苦労した記憶があるな。こういうキャンプ場は客(予約)がいないと休業してしまうのだろうか?
 

さらに近くのキャンプ場を当たってみてダメならもう道の駅に泊まろう、ということにしてバイクを走らせる。もう19時過ぎてあたりも真っ暗。宿泊場所が決まらないので、精神的にも肉体的にも疲労がかなり溜まってきた。そしてその近くのキャンプ場は発見すらできず、そのまま道の駅・白沢へ。この道の駅はかなり広く、テントを張るには申し分無い。さらに温泉施設まであってレベル高い。とりあえず宿泊場所を確保しつつ、近くにレストランがあったので、コンビニでカップラーメンは買ったもののそのレストランで食事することにした。そういうば今日は昼に高速のサービスエリアでそばを食べただけでろくに食事していない。そんなわけで、上州豚のやわらかいヒレかつ定食に鉄板焼きまで追加して盛りだくさんの夕食。道の駅に戻って22:00まで開いている温泉に入り、テント内でビール。うーむ、疲れた後のビールは最高だ。それにしても疲れたなぁ。


道の駅・白沢


ここでテント泊

 

 

2日目

天気:曇り時々晴れ

★天気は回復へ

夜中はひたすら霧のような雨で、その水分を木が吸収しあふれた分をポタポタとテントに垂らしてきて、テントは結構水にさらされた。天気予報では降水量0mmだったのに…。フライをちゃんと張らなかったためにやや水が中にしみてきてしまった。しかし朝起きてみると、わずかに陽の光が。久しぶりの太陽という感じだ。このまま天気が回復に向かってくれることを祈る。
 

★必死な観光地

今日はまず近くにある吹割の滝へ向かう。もちろんこれも百名瀑。その滝の付近は定番のお土産屋がずらりと並んでいるのだが、観光産業の必死さがすごい。一般の駐車場は無く、お土産屋の駐車場を強制的に使うよう組合で談合している。駐車料金は無料にするから、何か買っていけ、という方針だ。また、スピーカーでも必死にお土産屋で買い物をしてもらうように呼びかけてくる。滝だけで十分見どころになるのに、余計な遊歩道やよくわからない神社などを造っているところも必死な感じだ。ここまでやらなくてもなぁ。滝自体はなかなかで、落差は無いものの割れ目から流れる水が面白くて良い。
 


吹割の滝


その2

★尾瀬国立公園

吹割の滝から一路尾瀬へ。尾瀬については事前に下調べしていなかったが、どうも最近尾瀬国立公園というように国立公園になったばっからしい。とりあえず、何となく尾瀬沼方面へ行こうと思い、その拠点となる大清水まで行って見る。しかしそこでもらったマップを見ると、見どころはこっちの尾瀬沼方面より、逆サイドにある尾瀬ヶ原方面に多い感じなので、その尾瀬ヶ原方面へ移動することにした。尾瀬ヶ原方面へは鳩待峠というところからアクセスするのだが、鳩待峠へはマイカー交通規制がかかっていて途中でバスに乗り換えなければならない。が、日曜の正午からは規制が解除されるとのことなので、30分くらい待ってから鳩山峠へそのままバイクで行く。やはりこっちのほうが見どころが多いらしく、人がいっぱいいた。

この鳩山峠からは歩き、というか散策。山道もあるが、基本的には平地なのでハイキングレベル。尾瀬は広くて本格的に見て周ろうとすると1日じゃ無理なので、今回は山の鼻といういかにも尾瀬っぽい地域周辺のみに絞った。それでも片道2時間くらい。往復4時間たっぷりハイキング。期待したとおりいかにも尾瀬っぽい風景を見れて満足。ただ戻りの山道でペースをあげたこともあり、結構疲れてしまった。
 


正午から規制解除
 

正午から規制解除
 

なんとか岩
 

尾瀬っぽい
 

水面に映る景色
 

水が透明
 

牛首分岐
 

うーむ尾瀬だ
 
★秘湯

尾瀬を満喫したあと、疲れを癒すために温泉へ向かう。とりあえず水上方面へ向かって適当な温泉に入ることにした。尾瀬では歩き続けて汗もかいたくらいだったのに、さすが高原ということだけあって夕方になるとかなり冷えだしてきた。その寒さに耐えながらあやしい温泉街にたどり着く。最初はやってるかどうかわからない感じだったが、ちゃんと営業していた。この湯の小屋温泉には人はほとんどいなく、あまり立ち止まる人もいなそうな秘湯ちっくな温泉だ。温泉もすごい隠れ家的で小さく、4人くらいしか入れない感じ。檜風呂の湯船でお湯は熱めでなかなか気持ちいい。良さげな温泉だった。
 


湯元館
 

★下界は暖かい

温泉で身体を温めた後、関越道から帰路につく。今回の予行練習ツーリングはこれにて終了。なかなか良い練習になった。まずゴアテックスシューズが役に立つらしいということ。これはFTRさんが履いていて、雨でも水がしみてこないという優れもの。是非買わねば。それから荷物の積み方。最初のうちは適当に積んでいたのだが、バランスが悪くさらにバイクのマフラーに接触してバックやベルトが一部溶けてしまった。荷物がそれなりに重いので、しっかり固定する必要があるな。その他必要な装備などなかなかやってみないとわからないことがわかって良かった。また、このくらいの季節でも高原地帯は結構寒いこともわかった。去年の東日本縦断ツーリングでもそうだったが、防寒は大事だ。しかし関越道から東京に向かっていくと、どんどん標高が下がって下界に近づくにつれ暑くなってきた。さすが下界はまだまだ夏だな。そんなわけで、いつもどおり練馬付近では渋滞していたが適当にすり抜け、いつもの走りにくい環八を通って家に無事帰着。それにしても今回のツーリングはすごい疲れたなぁ。

 

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