いつものバイク仲間FTRさんと今シーズン初ツーリングに行こうという話になり、何となく富士山で朝日を見ようということになった。富士山といえば、一昨年河口湖まで富士山を見に行ったもののガスってて全く見えなかった記憶がある。今回はそのリベンジもかねることになる。で、朝日を見るってことはそれなりの時間に現地にいなければならないので、さらにそれなりの時間に出発しなければならない。で、軽く調べてみたところ、何と日の出時刻は4：40。早っ！！しかも最初はバイクで行ける5合目で見ようと思っていたのだが、つい最近道路が開通したばかりで夜間は通行止めらしく、そのプランは無理。それでは富士山をバックに朝日を見よう、ということにして朝2：00に家を出発したのでした。
　

数時間前に1泊2日の足尾・日光旅行から帰ってきたところなのでそれなりに疲れていた。朝2：00出発ということで、結局2〜3時間程度の仮眠のあと出発。こんな学生のノリ っぽいのは久しぶりだ。さすがにGWといえども深夜は空いていて、あっさり調布まで辿りついて中央に乗る。高速もがらがらで順調に進んでいたが、最近の日中の暑さに反して予想以上に寒い。防寒対策はしすぎるほどのほうが良いかも。教訓です…。寒さに耐えながら河口湖まで辿りつき、一路田貫湖へ向かう。田貫湖は時期によってはダイヤモンド富士（富士山頂に日の出が重なる現象）と湖面に映る逆さ富士が同時に見れるポイントでもある。 この時期ダイヤモンド富士はちょっと時期がずれるので厳しいが、逆さ富士にかなり綺麗に見れる場所らしいので期待大。朝4：00をすぎると徐々に空が明るくなってきて、時間的に間に合うかどうか心配して距離的に近い精進湖で見ようとも考えたが、がんばって田貫湖までかっ飛ばす。5時前くらいに田貫湖へ到着してぎりぎりセーフ。
　

日の出が4：40頃というのは富士山5合目の話で、下界でさらに西にある田貫湖ではそれより大分遅かった。結局30分以上は待って、5：40くらいに日の出開始。日の出前から逆さ富士もバッチリ湖面に映り良い感じ。日の出が始まるとどんどん景色が変わっていく。太陽の明かりで日差しが差し込むし、また空気が一気に暖まるためか徐々に霧も発生しだす。かなり感動的な景色だ。がんばって朝早くに来た甲斐があったというものだ。10分くらいでかなりガスって来て、最終的には富士山は全く見えなくなってしまった。なんか面白いなぁ。
　

先日の奥多摩でもあったが、ここにも100名瀑の一つ、白糸の滝があった。何か聞いたことのある名前だ。有名なのかな？なかなか情緒ある滝だ。こっれからどんどん100名瀑を攻めていこう。近くに音止の滝というのもあったが、こっちは100名瀑じゃなかった。 まあでもそれなりに良い感じの滝だった。
　

滝を見た後、富士山の上のほうで行けるところまで行って見る。ちょうど朝8時前くらいで、富士山スカイラインの新5合目への道路入り口が開く前くらいだった。ガソリンを入れてから新5合目へ。思ったより寒くなくて快調に上へ登る。朝早いのもあって道はそれほど込まなかったが、それでも5合目は人であふれてた。これがシーズン中だと駐車場に辿りつくまでが大変なんだろうなぁ。富士山の開山は7月〜8月なので登山はできないけど、それでもあっさり2400Mまで来れて景色を楽しめるのはなかなかイイ。涼しい（ちょっと寒い）し快適です。
　

もうこの時点でかなり満喫済みだが、さらにこっから沼津へ行って寿司を食べることに。当初の予定では沼津には朝早く着いて、店もあまりやってないかなぁ、と思っていたが、富士山をかなり満喫したおかげで何だかんだで11時頃沼津に到着。ちょうど店が開店しだした時間帯で、観光客で大賑わい。ものすごい込んでる店もあったが、やっぱりいつも行っている魚がし鮨へ行く。 東京にもチェーン店があったりするが、それでもこの店はネタが大きく手頃でうまい。個人的には築地よりも全然好きだ。ここも満員で並んでいたがタイミングよく2〜3組待ちくらいで入れてラッキーだった。お腹いっぱい食べていつもながら満足。
　

沼津から1号線で箱根へ。さすがに随一の観光地だけあって、かなり混んでいる。箱根中心部はとてもじゃないけど居られない感じだ。そんなわけで、中心からちょっと離れた宮城野温泉へ。最初はそこの町営温泉に行こうと思ったが、町営のくせに高くて（町民割引はあり）しかもシャンプーとかが備え付けられていなく別売りだったりしたので、隣にあった勘太郎の湯というところへ。 なかなか清潔で、休憩室も広くて快適だった。さすがに深夜2時から12時間も活動し続けているので、ここでしばし休息。あぁー、疲れた。
　

あわよくば鎌倉で大仏でも見ようかと思ったが、さすがにもう体力的にきついので帰路につくことにした。ただ今日は5/5のGW終盤、Uターンラッシュが…。東名高速を避けて、海岸沿いを通って帰ることにした。が、まず箱根を抜けるのに大渋滞。峠道なので道も狭く、バスなど大型車が入るとなかなかすり抜けもできない。それでも適度にすり抜けて箱根を抜け、西湘バイパス（有料道路）へ。この道は海岸沿いをまっすぐ走る道路で最高に気持ちいい。このバイパスが終わるとまた渋滞。ひたすらすり抜けまくってまた別の新湘南バイパスへ。しかし車は渋滞に思いっきりはまってて大変そうだ…。またバイパスを抜けて1号線に戻り、こっから湾岸線に抜けてベイブリッジを通って帰りたかったのだが、横浜新道に間違って入ってしまい、さらにそこから横横道路方面へ抜ける分岐点を見逃してしまって、結局単なるバイパスになってまたまた1号線へ。最後に疲れからか判断が鈍ったかな…。それでも予想より早く家に到着。そんなわけで、15時間、420kmの耐久ツーリングはなかなか充実できました。