行きとは逆に、帰りは丸一日損することになる。2月19日の午後2時ごろ出発した飛行機は、1時間ほど遅れて翌日20日の午後6時過ぎに到着。この1時間が後々命取りに・・・。

ここから羽田へ行き、午後9時発札幌行きの飛行機に乗らなければならない。成田から羽田へ行く方法は、主に3種類。リムジンバスで直行(3000円)、JR＋モノレール(1960円)、そして京成(1560円)である。他にも成田エクスプレスやスカイライナーなどあるが、そんなものは選択肢に入らない。飛行機の出発まであと2時間。ここで選択を誤った・・・。安いからという理由で、京成コースを選択してしまったのだ。この京成、昼間は成田−羽田間は特急も走っておりけっこう本数があるのだが、夜は直通すらなくなり、各駅などを乗り継ぎながら行かなければならないのだ。これが思った以上時間がかかる。結局2時間ぐらいかかかってしまい、羽田に着いたのは8時55分。間に合ったか！！と思ったが、間に合っていなかった。カウンターのスタッフに、冷たく

”もうゲートは閉まったよ”

と突き放さた。しかもこれが最終便だったので、乗る便を変えてもらっても明日まで待たなければならない。うお〜、こんなところでつまづくとは・・・。さらにそのカウンターのスタッフは、

”これは格安航空券だから、変更できませんよ”

とまたも冷たい言葉を投げかけてきた。成田着が1時間遅れたから間に合わなかったんだっ！！、と抗議したら、

”じゃあ、遅延証明書持ってますか？”

とほざきやがった。そんなの取ってるひまなかったし、第一そんなものあること自体知らんわい。”そもそも遅れた飛行機はエアーカナダで、お前の全日空と同じスターアライアンスメンバーだろうが！”と言ったら、しぶしぶ確認取り出した。何とか変更できるようにはなったのだが、次は

”明日、乗れるのは13時ですねぇ”

とまたまたほざいた。何で？それまで全部満席なの？なんでもない普通の日なのに、始発便まで満席なんておかしい。もしかしたら超割とかの搭乗日だったのかも。明日は午前中にバイトがあり、それまで待ってられないので、始発からキャンセル待ちをすることに。

さて今夜はどうするか。提携会社の飛行機が遅れたせいで札幌に帰れなかったんだから、ホテル用意してくれないの？と頼んだら、あっさり無理と断られ、さらに空港内で夜を明かしていいか、と聞いたら、空港閉まっちゃうからダメだ、とこれも断られる。あとで知ったのだが本当は夜明かしできる場所はあるらしい。なんでこのスタッフは教えてくれなかったんだろう？最後にこのスタッフは、

”苦情とかは、エアーカナダにしてね”

と捨て台詞を・・・。ぬおーっ、スターアライアンスなんて名前だけかーっ！！まあリムジンバスとかを使えば間に合ったかもしれないが、もうちょっとお客を大切にしてよ。

しょうがなく、蒲田のジョナサンに一晩居続けて、翌朝空港が開くと同時に空港に行き、キャンセル待ちをする。しかし、ほんとに午後までずっと満席でキャンセルもほとんどでず、乗れたのは始発から4便目の9時。もちろんバイトは無断キャンセル。まあ、いいオーロラが見れたからいいとするか。

…ほんとにおしまい