真夜中の宿探し

2001．3月31日（土）

アンドラ･ラ･ベリャ→バルセロナ（スペイン）

昨日の夜から微妙に熱があったが、今朝になって本格的に熱が出た。この旅2度目の体調不良。今回もかなりキツイ。午前中のアンドラ観光は完全にギブアップして、僕だけ車の中でくたばってました。その間、AKASHIとKEYは免税品店街でショッピング。AKASHIはまたも高級な鉄道模型を購入。2人に絵葉書と切手を買ってきてもらうよう頼んだが、あっさり忘れられた。お昼になって少し回復したので自分で買いに行こうと思ったが、ここはスペインと同じようにシエスタと言う昼休みがあり、ほぼ全ての店がクローズ。郵便局も閉まり、結局切手は買えず…。そのかわり雑貨屋でなぜか葉巻を購入。これにてアンドラは終了。バルセロナに帰ります。しかしこんな体調で運転なんてできるはずもない。 帰りの運転はKEYに全て任せる…。

アンドラの免税品店街

バルセロナへの帰り途中、ちょっと寄り道して観光。でも僕にはそんな余裕はありません。昼ご飯について行くのがやっと。カフェでランチにするも食欲など全く無い。メニューもスペイン語で全く読めないし。何食べたんだっけな、記憶に無い。ただ、KEYが炭酸入りのミネラルウォーターを注文するのに、

”シュワシュワシュワ〜〜っ”

とジェスチャーをまじえて何とかウェイトレスに伝えようとしていたのだけは覚えている。このころは、スペイン語で”水”すら何て言うのか知りませんでした。まあ今でも全然スペイン語はわからないんだけど。ちなみに炭酸入りミネラルウォーターは”アグア・ミネラル・コン・ガス”と言います。炭酸抜きの普通のヤツは”アグア･ミネラル・シン・ガス”です。わかりましたかぁ〜？

そんな感じでなんとかバルセロナに到着。実はここバルセロナで、サッカーを見てみたいと思っていたので、ちょっとスタジアムによってもらい、スケジュールとかをチェックすることにした。が、スタジアムにつくと、大盛り上がりの観客がちょうど観戦を終えて出てきた ところだった。試合は今日だったらしい…。しかもこの盛り上がり方、見たかったなぁ。サッカー観戦はあきらめて、車を返しに行こうと出発しようとしたとき、事件発生！！ちょうど試合が終わったあとなので、道路が大渋滞。強引に車線に入ろうとしたとき、前に止まっていた車に、”ゴツン”と当ててしまったのだ。運転手はKEY。しかし、何事も無かったかのように走り去っていきました。みんなしばらく無言。いや〜、スペインで当て逃げしちゃったよー…。幸運にも、レンタカー会社は傷に気がつかなかったようだし、ぶつけた相手にもバレなかったようなので、今のところ何もお咎めはくらってません。

車を返してから今夜の宿探しをスタート。一昨日お世話になったおばーちゃんに今日泊まりたいと一応言って出てきたが、やはりうまく伝わってなかったのか、それとも遅すぎたのか、電話してみるともう先客がいるのでごめんなさいと断られてしまった。ん？おばーちゃんはスペイン語しかできないはず…。どーやってコミュニケーションとったんだ？それはですねぇ〜

”と、とれす、はぽねすっ”

と電話に出た瞬間叫んだのです。おばーちゃんが、こう言えばわかるからと教えてくれた。意味は3人の日本人。確かに電話したのが僕らだと言うことはわかった。さらに先客がいるということ、それが日本人の女の子だということもなぜかわかった。それはともかく当てを無くした僕らは、ホテル探しを再開。が、このホテル探し、予想を遥かに越え たツライ試練だった。この時点で夜の9時。最初はガイドブックを頼ってホテルを探していたが、載っているホテルが全て満室。しょうがなく、適当に街を歩いて宿を探すも、ことごとく満室。なぜだぁーっ！なんかイベントでもあるのか？重い荷物を持ちながら、ひたすら歩きまわる。安宿はあきらめて、中級ホテルもあたってみたが全てダメ。20件以上はまわったと思う。時間はとうとう真夜中0時。こんな時間に宿が決まってないとは…。3人だからまだいいけど、これが一人旅だったら相当あせるだろうな。発狂しかねん。いよいよ野宿か？と思い始め、高級そうなホテルにも手を出して、ようやく空室発見！！しかし3人で30000Pts以上もする超高級ホテルだった。しかしこれ以上ホテル探しをする元気などあるはずもなく、ここで妥協。ていうか、僕の高熱はどこいったんでしょう？そんなこと忘れてしまうくらいの状況でした。その後、”祝！ホテル発見”飲み会を近くのBARで開催し、となりで行われていたスペイン人の合コンを観察しながら飲み食いしまくり、ここでの飲食代もまた超高級になり、やけになってホテルでエロビデオを見ようとしたが我慢して寝た。

1Pts≒0.7円

【宿】	Hotel Allegro　10700Pts